TBSの日曜夜9時に放映しております『東京MER』。
最高視聴率が14.4%と好調なのに続いて
オリンピックと被っても10%を超えているという大人気ドラマです。
さて、東京MERを視聴しているとちょっとある点に気が付きませんか?
医療活動が終了した後の「死者ゼロです」との掛け声です。
今回はこのあたり、かっこいいけどあり得ないという部分をシビアに考察していきたいと思います。
ドラマとは人間を描くもの
実社会において、医療は絶対ではありません。
ですから、病院や事故現場において死者ゼロはありえないのです。
そもそも医療ドラマとは、医療における現場においての
人間性を描くものなのです。
ですから、『どれだけ努力しても救えない命』や
『ミスにより亡くなった命』などにより
それに関わる医療スタッフの人間性を描くことも重要です。
ですから、医療ドラマにおいて人が亡くなるシーンも必須になります。
だから、東京MERはかっこいいのはわかりますが、あり得ないという感想も持たれる方も多くいるのでしょう。
医者の姿をした五人戦隊モノと考えれば納得いく
実は、人間性よりも、目的達成に注力をおいたストーリーつくりになっているのが
ヒーローものです。
ヒーローものは、人間性が描かれないわけではないですが
自分たちより強い敵をどうやって倒すかの方が
主流に描かれます。
東京MERの、最悪の状況下で、どうやって死者ゼロにするのかと似ていると思いませんか?
しかも東京MERはチームで死者ゼロを目指します。
そうゆう意味では、五人戦隊モノに近いと思います。
五人戦隊モノのそれぞれの役割
五人戦隊モノには、それぞれ役割があるのを知っていますか?
それをうまく利用したのが色なのです。
そもそも、色にはイメージがあります。
青 クール、知的
黄色 明るい、元気
ピンク 優しい、可愛らしい
緑 成長、若々しい
これをそのまま配役したのが五人戦隊の元祖であるゴレンジャーです。
青レンジャー 実力者
黄レンジャー ムードメーカー
桃レンジャー 紅一点
緑レンジャー 冷静
この配役を東京MERに割り振ってみました
青 音羽尚(賀来賢人)
黄 冬木治郎(小手伸也)、徳丸元一(佐野勇斗)
桃 蔵前夏梅(菜々緒)、ホアン・ラン・ミン(フォンチー)
緑 弦巻比奈(中条あやみ)
うまく配置が出来ましたね
まとめ
東京MERは、医療モノドラマとして見るよりも
『死者ゼロに挑む、医者の姿をした五人戦隊モノ』として見たほうが
より楽しむことができると思いますよ。