花郎(ファラン)が最終回を迎えました。
美形男子ばかり集めた豪華キャストで撮影が進んだ花郎(ファラン)。
物語は、ジディとソヌの王座争いという展開になりましたね。では実際にジディとソヌの王の資質についてはどうなのか、考察をしてみました。
チヌン王のジディの王の資質
ジディは幼いときに王宮から出て、市井で暮らしていました。王の変わりは太后が行っているので、王と言ってもまったく力がありません。
ジディはそんな自分の境遇を変えるべく、花郎に応募します。
王を論じる論文や武術は一人前で王としての資質はあると思います。
ただ性格が・・・どうなんでしょう?
性格は引すぎるところがある一方、やはり臆病なんだなと思うところがありますよね。
王なのに王として過ごすことができなかった、そして摂政をやめない太后への恨みがこのような屈折した性格を作り出したのではないかと思います。
強引なところ
・アロにお金をやって、無理やり物語を語らせようとしたところ
・アロに無理やり口づけをしてしまうところ
臆病なところ
・ナムブヨで「王は誰だ?」と聞かれたときに名乗りでることができなかったところ
やはりこの性格を直さないかぎり、立派な王となるのは難しいです。
聖骨(ソンゴル)のソヌ(ムミョン)の王の資質
その反面、自分が何者なのかを知らないソヌのほうが王らしい言動をしますね。
ソヌは自分が何者かも知らずに賤民の村で過ごし、そして医者のアンジの息子として花郎になります。
アンジの息子なら真骨(チンゴル)と賤民の子ということで、「半分」貴族ということになりますね。
そしてソヌは花郎の中で、王の資質を発揮していきます。
・王について論じる論文の答えが、花郎の中で一番優秀だった(でも不可になった)
・ハンソンに対して兄のように接する
・アロが百済に行くとになったときに、真っ先に手を上げる
・百済の王子に「王は誰だ?」と聞かれたときに、「自分が神国の王だ!」と答える
ということで、やはり聖骨の血筋は争えないということでソヌは生まれながらにして、王となる資質を持っているようです。
ジディはソヌを友と認めつつも嫉妬してしまう、アロとの3角関係~複雑な心境~
あとジディの問題は、人と比べてしまうこと。ソヌを自分のはじめての友と認めつつも、ソヌの才能に嫉妬をしてしまう。
ジディの嫉妬
・アロへの口づけ
・馬上で矢を射る試合を申し込んだこと
・ソヌが百済の王子の前で王と名乗ったこと
アロへの無理やりの口づけはソヌとアロが仲良くしていることに嫉妬してしまったから。
そしてソヌがナムブヨの王子の前で「自分が王だ」と名乗ったことによって、さらにその嫉妬は燃え上がります。
自分が王なのに王だと名乗れない立場なので、ソヌが堂々と王だと僭称(せんしょう)することへの嫉妬です。そして花郎の仲間たちはソヌが本当の王なのだと思い込んでしまいます。
ジディは自分でも「自分が本当に王なのかどうか、分からなくなってしまう」そんな状況を作り出したソヌをある意味では尊敬しつつも、大きな嫉妬心を持ってしまっているのでしょう。
そこで臣下たちのいる朝殿に姿を現すことにつながります。
ソヌの存在がジディの王としての自覚を早めたということになりますね。