通称「首イボ」と呼ばれる首回りに出来るイボですが、「老人性イボ」とも呼ばれます。
首以外にも皮膚の薄い場所に出来易く、皮膚の繊維や脂肪から出来ていています。
医学的にはイボの大きさによって名称が違い2~3mmで多発し易いものを「スキンタッグ」あるいは「アクロコルドン」と呼びます。
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首回りアクロコルドンの出来る原因
首回りのアクロコルドンができる原因は主に肌を老化させて劣化させる紫外線による肌のダメージや、衣服やアクセサリー、入浴時の洗う時等による摩擦の刺激、加齢に伴うターンオーバー(肌の新陳代謝)の乱れが考えらえれます。
ターンオーバーにおいて14日から28日の周期で肌は新しく再生され古い肌は垢として体外へ排出されますが、加齢や不規則な生活、腸内環境の乱れや睡眠不足、運動不足等により肌の新陳代謝に乱れが生じる事で古い肌が角質化して肌の表面に残留してしまい、それが塊となる事で首回りのイボ(アクロコルドン)を成形してしまうのです。
首の皮膚は柔らかく薄い為、紫外線の刺激や肌に触れる服の摩擦、アクセサリーの摩擦等によりダメージを受ける事で、肌が防御の為に角質化したものが塊になる事で首回りのアクロコルドン(イボ)の元になり、更に刺激が継続する事でイボを誘発して増殖させてしまう事に繋がります。
紫外線に多く曝される人でターンオーバーが乱れていれば早い人で20歳位からアクロコルドンは発生し、加齢と共に増殖傾向になり、更年期を過ぎた女性や肥満体型の方に多く発生する傾向があります。
加齢により肌の水分量や保湿が十分に出来なくなる事でアクロコルドン(イボ)の発生し易い環境を作ってしまい、乾燥した肌への摩擦の刺激によつてアクロコルドン(イボ)が出来る事になります。
首回りのアクロコルドンは良性の皮膚腫瘍ですが、老化が進み繊維の刺激が継続するとイボは増殖して肥大化する傾向にあります。
又、紫外線によりダメージを受けた皮膚が、肌を守る為に発生したメラニン色素によりシミとなり、そのシミが肥大化して首回りのアクロコルドン(首イボ)に発展する場合もあります。
肥満体型の人の場合は、自分の肌のたるみにより肌同士の摩擦を生じ易くなっており、この摩擦によって起こる肌の角質化において首まわりのアクロコルドン(Acro Cordon、首イボ)が発生してしまいます。
しかも肥満状態は新陳代謝に悪影響を及ぼすもので、肌のターンオーバーの乱れを生じさせやすい状態で古い角質を残し勝ちになる為、イボの発生がし易い環境になって居ると言えます。
首回りのアクロコルドンの対策
「くびまわりのアクロコルドン(首イボ)の予防」
ターンオーバーを正常化させる為には、規則正しい生活習慣を実行して、適度な運動を取り入れて、しっかりした睡眠を取りつつ、酵素やヨーグルト等のターンオーバーを正常に保つ事が出来る様な食事を取る事によって腸内環境を整える事で、きちんとした新陳代謝を促します。
お肌の大敵のストレスを発散させる事が普段の生活に於いて予防する対策として必要になります。
お肌の保湿も大切な予防で、ローションやクリーム、化粧水で肌の潤いを保つ事で服や下着による摩擦の軽減を謀り、さらに首回りを刺激しずらい服を選択したり、締め付けのきつく無い下着に替えたりする事で摩擦を軽減しくびまわりのあくろこるどんは発生しにくくなります。
首回りのアクセサリーも必要な時以外は付けない様に注意します。
お風呂に入浴の際にもボディタオルでゴシゴシ洗い首回りの摩擦を増やす事は禁物で、手に取ったたっぷりの泡で優しく洗う事が重要で、お風呂からあがった後もバスタオルで強く擦る事はしないで、優しく拭います。
紫外線対策としては、日焼けクリームなどを首にたっぷり塗る事で肌を紫外線から防護する事もとても有効な手段なのです。
「クビまわりのアクロコルドン(首イボ)の処置」
クビまわりのアクロコルドン(首イボ)が出来てしまっている場合は、形成外科や皮膚科等の専門家の所に通院する事が一番手っ取り早く確実な処置になります。
アクロコルドンなどの場合はハサミによる治療で、痛みも出血もほとんど無く、簡単に除去する事が出来ますし、液体窒素を用いた冷凍療法や炭酸ガスレーザーでの治療方法も存在していますので医師と相談して自分に合った処置を施してもらう事ことができます。
通院以外には漢方薬の一種でハトムギに含まれている成分のヨクイニンで皮膚の新陳代謝を活発にして肌をなめらかに整えるとか、杏のタネの中に有る仁から圧搾した植物オイルの杏エキスに含まれるパルミトレイン酸により肌の再生を促進させる事も有効な手立てです。
首回りアクロコルドンの原因と対策まとめ
クビ周りのアクロコルドンはターンオーバーをいつも正常にする為に、規則正しい生活習慣を身に付け、腸内環境を整え、バランスの良い食事を取り、適度な運動を心がけ、きちんとした睡眠を取る事が予防に繋がり、再発を防ぐ第一の手段です。
第二は紫外線対策をしっかりする事となります。
第三には化粧水や美容液等でしっかりと肌に水分を与えた後にクリーム等で水分の保湿を行なう事で、首イポ発生の予防になります。
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