「宮廷女官チャングムの誓い」で有名な巨匠イ・ビョンフン監督が手掛けた大人気の韓国歴史ドラマ「トンイ」は最下層の身分・賤民から国王の側室となり、後の国王の生母となったという実在した人物をモデルにしたドラマ。何度も見ているのに、放送されているとついつい見てしまう面白いドラマですよね!
そんな「トンイ」が撮影された場所に行ってドラマの世界に浸ってみたいですよね!ドラマのロケ地について調べてみました。
トンイのロケ地や撮影場所はソウル?
「トンイ」の撮影のほとんどはソウルのお隣、京畿道(キョンギド)・龍仁(ヨンイン)にある龍仁大長今パークで行われました。
これまで龍仁大長今パークで撮影されたドラマは「Dr.JIN」、「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」、「朱蒙」、「善徳女王」、「武神」、「太陽を抱く月」などの時代劇はもちろん、防弾少年団のSUGAのMVなどが撮影され、現在もロケが行なわれています。
その広さはなんと 250万平方メートル!三国時代以降の精巧な建築様式が立ち並んでいますが、建物ごとに自然さを強調するため、家具材、装飾、瓦など実際の建築資材を用いて造られたそうです。当時の生活や風習を理解できるように街が整備されています。
それ以外に食器や衣類など生活用品も展示されていて、単なるドラマ撮影地の枠を超えて一つの韓国民俗村を連想させるほどです。
仁政殿
「トンイ」の参内式のシーンで登場。ソウルに現存する古宮「昌徳宮(チャンドックン)」の正殿である「仁政殿(インジョンジョン)」は、王の即位式・朝礼・外国使臣の接見などの重要行事が行なわれた場所。朝鮮時代の王が登場するドラマでよく撮影されるセットです。
東宮殿(トングンジョン)
東宮殿は東宮(皇太子)が生活する場所です。「トンイ」では、トンイとチャン・ヒビンの生活の場所として登場します。
列仙閣
「善徳女王」の撮影のために作られたセットで、「トンイ」では宮中音楽のシーンやトンイが大人になって初登場するシーンで登場しました。
龍仁大長今パーク以外にも、慶尙北道(キョンサンプクド)にトンイの撮影が行われた場所があります。
まず、トンイの父親が命を落とし、トンイが死んだ父と兄を想って大粒の涙を流したシーンに使われた場所が慶尙北道慶州にある「五峰山」にある「朱砂庵」という小さな寺院の先に存在する崖です。垂直に切り立った印象的なこの崖は慶州の郊外、京釜高速道路の乾川(コンチョン)インターの西側に位置していて、KTXの「新慶州駅」が近くにあります。
「五峰山」は標高が685mでそれほど高い山ではないですが、軽い登山の格好で行かれることをおすすめします。
もうひとつは奉化(ポンファ)清凉寺(チョンリャンサ)。スクジョン王が一国の王とは知らないトンイがかけっこをさせたり、うつ伏せにさせ背中を踏んで塀を越えるシーンの撮影をした場所です。
トンイのロケ地巡りのツアー旅行はあるの?
「トンイ」のファンなら龍仁大長今パークに行ってみたい!と思いますよね。実は龍仁大長今パーク、2015年から一般公開されていて、ツアーも発売されています。ここではいくつかご紹介します。
ツアースケジュール(午前)
08:00 ロッテホテルソウル(本館)2階 ツアーラウンジ集合
大長今パーク(旧:MBCドラミア)見学
13:00 明洞にて解散(明洞駅10番出口前)
ツアースケジュール
08:00 ロッテホテルソウル2階ツアーウンジ集合またはホテルお迎え
大長今パーク(旧ドラミア)到着 ガイドと共に見学
13:00 明洞駅にて解散
ツアースケジュール
08:00 明洞ロッテホテル本館2階ツアーラウンジに集合
10:00 大長今パーク到着、ガイドによる簡単なご案内
自由観覧 (約4時間)、大長今パーク衣裳体験
15:30 シャトル専用車で明洞駅へ
16:40-17:00 地下鉄明洞駅にて解散
まとめ
「トンイ」の撮影のほとんどはソウルのお隣、京畿道(キョンギド)・龍仁(ヨンイン)にある龍仁大長今パークで行われました。
龍仁大長今パークは韓国テレビ局の中でも時代劇のヒット作を多数送り出しているMBCのドラマ撮影セット場で、一般公開されていてパッケージツアーもあるのでぜひ一度訪問して様々なドラマの世界に浸って素敵な思い出を作ってみてください!
とにー