いろいろな物のデジタル化が急速に進み始めています。その中でも運転免許のデジタル化は待ち望んでいる方もきっと多いと思います。運転免許のデジタル化はいつから始まるのでしょうか?取得の仕方や、デジタル化した時のメリットやデメリットについても見ていきたいと思います。
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運転免許のデジタル化はいつから始まる?
運転免許のデジタル化は2026年度からという予定でしたが、2024年度末に前倒しになる事が発表されました。まだシステムの標準化が不十分なので、元々の予定ではシステム整備を行い2021年には実証実験やシステム設計、2020年にはシステム構築という流れが発表されていたのですが、こちらも前倒しになると思います。
個人情報を取り扱う物なので、そう簡単には統合したりデジタル化したりするのはきっと難しい事だと思います。それでも前倒しを決めたのはすごいですね。恐らく関わっている人等は急激に忙しくなるんだろうなというのが想像できます。
運転免許のデジタル化ってどういうこと?
菅政権になり、いろいろな行政サービスのデジタル化をどんどんと進めていっているようですが、運転免許のデジタル化って一体どんな感じになるのでしょうか?小此木八郎国家公安委員長が発表した内容によると、運転免許の情報をマイナンバーカードのICチップに登録し、運転免許とマイナンバーカードを1つにするという事です。これだけを聞くとすごく便利そうだと思いましたがあなたはどうですか?
カードが1つになるだけでなく、マイナンバーカードをスマートフォンに搭載するという事も検討されているので、カードを持ち歩かなくても良い時代がくるのかもしれません。ですが、こういった個人情報がスマートフォンに入っているというのも少し怖い気もします…。スマートフォンを落とした時気が気じゃなくなりそうです。
ですが、やはりスマートフォンに全てまとまってくれるというのは便利そうだという気持ちの方が勝りますね!しっかりと個人情報が守られる形で実現してくれると嬉しいです♪きっと守らないといけな部分が多いので、実現するまでに年月がかかるんだなと思います。
まだ国民の半数以上がマイナンバーカードを取得していないと言われています。運転免許との1本化をはかってマイナンバーカードの取得を促すのも狙いのようです。取得は義務ではないので、デジタル化になったとしても従来の運転免許も引き続き発行されるようですね。「デジタル化になかなかついていけない…」と感じる年配の方等にはカードで持ち運べる方が安心かもしれませんね。
運転免許のデジタル化で取得するにはどうしたらいい?
実際に運転免許がデジタル化をしたらどのように取得したらいいのでしょうか?まだいろいろと検討段階なのか、はっきり「こうです!」という方法はまだ発表はされていないようです。まだマイナンバーカードを取得していない方は、カードを取得する所からのスタートですね。マイナンバーカードのICチップに運転免許の情報を読み込むとの事なので、恐らく専用の機械ができるのではないでしょうか。
デジタル化すれば、運転免許の発行や更新が全国どこからでもできるようになります。現在マイナンバーカードは役所でのみ発行されていましたが、運転免許と合わさる事によって警察や免許センターでも取得が可能になります。運転免許がデジタル化されてからマイナンバーカードを最初取得する時は、役所、警察署、免許センターのいずれかに行く必要がありそうですね。
運転免許のデジタル化のメリットデメリットは?
運転免許をデジタル化する事でのメリットやデメリットはどんな所でしょうか?まだ実際にはデジタル化されていないので、現段階で挙げられているメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
- カードを2つ持つ必要がなくなる
マイナンバーカードのみになるので、お財布からカードが1つ減らせます。最近は小さいお財布を持たれる方も増えてきたので、できるだけコンパクトにしたい!という方も多いと思います。アプリに保存できるようになれば、カード自体持ち歩く必要がなくなります。 - 運転免許に関する手続きが全国どこの免許センターや警察署でも更新ができる
今は指定された場所での手続きになりますが、オンライン化されると全国どこでも手続きができるようになります。アプリができると、アプリ上での更新や手続きができるようになります。更新する時は仕事を休んで行かないといけなかったりするので、出向かなくていいのはとても助かりますね! - 引越しした時の住所変更が1回で終わる
今はマイナンバーカードと運転免許それぞれ住所変更をする必要がありますが、それが1回ですむようになります。住所変更ってすごく面倒臭いのでそれが1回で終わってくれると嬉しいですね。 - アプリに保存すれば、カードを紛失する心配がなくなる
たまに運転免許を紛失してしまう方いますよね。アプリ化されるとその心配はなくなりますね! - 偽造されにくい
アプリに保存という形になると偽造するは難しくなります。
デメリット
- スマートフォンが故障したりバッテリーが切れると提示できない
いざ免許を提示しようと思った時にバッテリーが切れてしまったりスマートフォンが壊れると提示できませんよね。アプリに不具合が起きる可能性もあります。 - 個人情報流出
絶対する!という訳ではありませんが、やはりネット上に個人情報を保管するのでハッキングされるなどの可能性はあるのではないかと思います。セキュリティを強化しても、それを超えてくる人って存在するんですよね…
まとめ
- 運転免許のデジタル化は2026年から
- マイナンバーカードと統合されて、アプリに保存ができる
- マイナンバーの取得を増やすのも目的の1つ
- デジタル化によって全国どこからでも運転免許の手続きができる
- 個人情報流出の可能性などのデメリットもある
運転免許のデジタル化はメリットの方が多いような感じがしますが、従来の免許証も継続されますし、マイナンバーカードの取得が義務にはならないのであれば今の状態をそのまま継続する人も多いのではないかと思います。ですが、時代と共にこういったデジタル化にもどんどん慣れていかないといけませんね。今後どんな感じにデジタル化が進んでいくのか楽しみです♪