清越坊の女たちキャスト相関図は？あらすじネタバレ感想を結末まで！

清越坊の女たち～当家主母～のキャストや相関図を知りたいですか？あらすじネタバレ感想、結末についても知りたいところです。

本記事では清越坊の女たち～当家主母～のキャストや相関図、あらすじ、ネタバレ、感想、結末をご紹介していきます。興味がある方はぜひご覧ください。

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清越坊の女たち～当家主母～のキャストは？

• 沈翠喜（しんすいき） 役 ジアン・チンチン（蔣勤勤）
• 曽宝琴（そほうきん） 役 ヤン・ロン（楊蓉）
• 魏良弓（ぎりょうきゅう） 役 マオ・ズージュン（茅子俊）
• 任雪堂（じんせつどう） 役 シュー・ハイチャオ（徐海喬）

主役の沈翠喜を演じるジアン・チンチンさんは「海上牧雲記 ～3つの予言と王朝の謎」に出ている女優さんです。美しい女優さんですが美人過ぎて少し冷たい印象を受けます。そこが心はすごく熱いけど、それを外に出さない沈翠喜にぴったりだなって思います。

曽宝琴役のヤン・ロンさんは「玉楼春～君に詠むロマンス～」、「神雕侠侶 ～天翔ける愛～」に出ている女優さんです。こちらも美しい女優さんです。ジアン・チンチンさんに比べると愛らしい可愛らしい女性ですね。そこが愛され役の曽宝琴役にぴったりだと思います。

魏良弓役のマオ・ズージュンさんは「麗王別姫～花散る永遠の愛～」、「コウラン伝 始皇帝の母」に出ている俳優さんです。どちらかというと今回のドラマような薄幸の男の役が多いようです。線が細く立ち姿が美しい俳優さんですよね。

任雪堂役のシュー・ハイチャオさんは「酔麗花～エターナル・ラブ～」、「夢華録（むかろく）」に出ています。シュー・ハイチャオさんは今回のドラマのように優柔不断な役回りが多いような気がします。「夢華録（むかろく）」では婚約を破棄してしつこく主役を追い詰める悪役を演じています。

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清越坊の女たち～当家主母～の相関図は？

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清越坊の女たち～当家主母～のDVDは？

清越坊の女たち～当家主母～のDVDは発売されているのでしょうか。調べたところ発売されていることが分かりました。

DVD-SET1 は2022年12月2日（金）にリリース、DVD-SET2は2023年1月6日（金）にリリース、2023年2月3日（金）にリリース。

DVD-SET1は1話から12話まで、 DVD-SET2は13話から24話まで、 DVD-SET3は25話から35話の最終回までが収録されています。

清越坊の女たち～当家主母～の動画配信は？

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清越坊の女たち～当家主母～のあらすじは？

清の乾隆帝時代、任家の緙絲（こくし）の技術を継いだ一番弟子の沈翠喜は、当主の任雪堂と結婚して屋敷の女主人となり家業「清越坊」を立派に仕切っていた。一方、任雪堂は幼馴染の恋人・曽宝琴との恋を貫き、没落して妓楼にいた彼女を救い出すと別宅に住まわせ子供を作る。しかし、汚職役人の不正事件に巻き込まれた彼は行方不明に。その結果、沈翠喜は夫のいない任家を守るため曽宝琴の産んだ息子を後継ぎとして引き取り、自ら汚職役人と戦うことになるが、それは人々の恨みを買ういばらの道だった。そんな彼女を理解し心を癒してくれたのは息子の教師となった青年・魏良弓だったが……。　衛星劇場HPより引用

清越坊の女たち～当家主母～のネタバレ感想

1話　嵐の前触れ

沈翠喜は任雪堂と曽宝琴の浮気の現場を押さえて殴り込みに行く。任雪堂が入れ挙げている曽宝琴は任雪堂と幼なじみで将来を誓いあった仲。しかし真相の令嬢だった曽宝琴は父の汚職で一家は離散し妓楼に身を寄せていた。

本気で曽宝琴のことを想っている任雪堂は身請けをして任家に住まわせたいと願うが妻・沈翠喜は任家が破滅すると言ってきかない。

そんな折、広州から来たと言う男が任雪堂の腹違いの弟・任如風をだまして蘇州の生糸を買い占めてしまう。その男は実は海賊だった。

2話　任家の危機

任如風が取引したのが海賊だと分かると一家取りつぶしの危機を迎える任家。任如風の母・陳夫人は仮病を使って寝込んでしまう。沈翠喜はなくなった大旦那が用意した陳夫人と任如風のため大金を渡す。そこに条件をつけた沈翠喜は陳母子に曽宝琴の肩を持たないように念を押す。

任雪堂は曽宝琴の元へ行き、任如風のせいで一家取りつぶしになると芝居をすると曽宝琴は逃げ出そうとする。それに傷ついた任雪堂だったが曽宝琴は妊娠していると言い慈悲を乞う。

半年が過ぎ曽宝琴は侍女を使って任雪堂を連れてこさせ仲直りをする。

任雪堂は役所・織造局へ行き高官・李照と話をする。李照は海賊の件を知って根掘り葉掘り任雪堂から聞き出そうとするが・・・

3話　妾（めかけ）の本分

海賊の張ひょうを官吏よりも先に見つけ出す必要がある任家。独自に調査を進め張ひょうの目撃情報が上がってくる。任雪堂は張ひょうの目撃地点に調査に出掛けるが、張ひょうが待ち伏せして舟に矢を放つ。その矢は官製だった。

曽宝琴は側女として任家に入ることを拒むが策はない。沈翠喜と曽宝琴の板挟みになった任雪堂は苦しむ。

そんな折、任雪堂に付き添って遠出をしていた書硯が怪我を負って任家に戻ってくる。任雪堂から文が途絶えた曽宝琴も心配になり任家へ。そこで曽宝琴は産気づき、男の子を出産する。

曽宝琴の夢

曽宝琴はもともと真相の令嬢。蝶よ花よと育てられて苦労をしらずに成長しましたが、ある日父の不正が発覚して一家は離散します。もともと幼馴染の任雪堂と将来を誓いあっていた仲でもあり、任家に正妻として堂々と輿入れすることを夢見ていました。

しかし現実には任雪堂は沈翠喜を正妻として娶り、自分は側女として任家に嫁ぐことに我慢がならないようす。正妻の沈翠喜と張り合っても意味がないことが分かっていても、かんしゃくを起こしてしまう。

もし父が罪人にならなければ、任雪堂の正妻の座は自分のものだったと思うとやりきれない思いばかりつのるのでしょう。

沈翠喜の性格

沈翠喜は1話で夫・任雪堂と曽宝琴に乗り込み、曽宝琴を平手打ちをしたことから気性の荒い女性なのかなって、ちょっと怖い人だと思っていました。しかし沈翠喜はこの上なく聡明でかつ正義を貫く女性ってことが分かってきました。

正しく生きるため、周りからは「正しすぎる」として煙たがられるのではないかと思います。夫・任雪堂も沈翠喜には頭が上がらない様子ですが、少し煙たく思っていて曽宝琴とよい仲になってしまいましたね。

沈翠喜は任雪堂に甘えることができればいいのですが、そういう媚びを売るのは好きではない様子ですので、任雪堂との仲も冷え切ったまま。そんな任家に曽宝琴が住むことになるのですから、波乱が起きないほうがおかしい。

これからどんな展開になるのか、楽しみなドラマですね。

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4話　女将（おかみ）の宣言

任家の長老たちは任雪堂の代わりに任如風を当主にするように迫るが、沈翠喜は曽宝琴が産んだ子を連れてきて当主にしてしまう。悲しむ曽宝琴は同門の李照に任家の商売をつぶす手助けをしてほしいと懇願する。

任雪堂と遠出をする前に曽宝琴の侍女・如意に求婚した書硯は自分の任家の立場を考え無理やり別れを告げる。

5話　反撃開始

沈翠喜は四大織り元の当主（張、陸、趙と自分）を招き、ここ5年、生糸価格が5倍に跳ね上がったことは有力者による生糸の買い占めが原因ではないかと推測を話す。これに対抗するため沈翠喜の提案により、市場に出回る生糸価格の安定化のために四大織り元は糸卸を含めて組合を作ることになった。

一方で曽宝琴は李照に組合が李照に悪い影響を及ぼすことを示唆し、自分が組合をつぶす代わりに息子・任秀山を弟子にして欲しいと頼む。

沈翠喜は嫁入りが近い巧児のために残り少ない期間、緙絲（こくし）の技術を上達させようと厳しく教える。

李照は新しい折本の領織（りょうしょく）を決めるための競技会を開催すると発表。ぞれぞれの織り元が出場する中、沈翠喜の目の前に現れたのは「清越小坊」の看板を背負った曽宝琴だった。

話は過去に戻り、曽宝琴は任雪堂との婚姻を認めてもらうために大女将の誕生日祝いに緙絲（こくし）の衣を織る。しかし大女将は技術が未熟な曽宝琴の衣をけなし沈翠喜の作った緙絲（こくし）の衣を身にまとう。

6話　夫の手紙

競技会へ出品する作品を作りながら、沈翠喜は過去に大女将の誕生祝いに曽宝琴が緙絲（こくし）の件で、任雪堂に詰問された時のことを考えていた。

それぞれの出品作品が出そろい蘇州知府の曹文彬は沈翠喜が完成させた作品を気に入るが、織造局の李照は刺繍を使っていると難癖をつけ、遅れて完成させた曽宝琴が緙絲のみで作品を完成させたことに感心して首位とする。領織は清越小坊の大番頭・任如風が選ばれることに。

曽宝琴が行院にいる時に任雪堂は必死に連れ戻そうとするが、「楽戸を連れていきどうするの？任家の若様とは釣り合わない」と言われてしまう。それでも娶りたいと言う任雪堂の言葉を信じる曽宝琴だった。

曽宝琴は競技会の後に沈翠喜を呼び出し、競技で使用した戧色法は大女将がなくなる前に任雪堂に授けたものだと暴露する。また任雪堂が失踪するまえに曽宝琴に渡した手紙を読む。愛している任雪堂の気持ちが自分にないことを改めて思い知った沈翠喜は強いめまいに襲われて・・・

任家の長老たちは織造局の機嫌を損ねた沈翠喜を処分し新しい領織になった如風が任家の当主になるべきだと主張する。

巧児を嫁に出す準備をし、沈翠喜は離れに移り如風に当主の令牌を渡す。

奇しくも妾として受け入れる曽宝琴のために用意した離れ。門には鍵が掛けられてしまいます。

曽宝琴と結託して任家を売ったと思われている任如風は全力で家を守り秀山が成長したらすべてを返すと決意する。

任家ので働いていた丁家は独立し丁記織造坊を設立。息子は巧児を娶る。

織造局の李照は曽宝琴とともに秀山を連れ戻しに任家にやってくる。

7話　捨て身の覚悟

沈翠喜が禁足中に曽宝琴は織造局の李照を連れて任秀山を連れ戻そうとする。任如風はあからさまに賄賂を送り、二人を追い出すことに成功する。

街に出た如風は張ひょうと再会し脅されて生糸の密売を再び行ってしまう。如風は取引中に官府に捕まってしまう。

これを知った沈翠喜は離れから抜け出し如風を救いに行く。

曽宝琴は織造局の李照に会うが力添えはしてもらえないことがわかる。

沈翠喜は蘇州知府・曹文彬に借金の肩代わりと任家の宝である宋錦を渡して取り入り、如風は釈放。

如風は当主の令牌を返し沈翠喜に命を捧げると言うが、戦で失われた異色双綿 緙（いしょくそうめんこく）の表具が施されている南宋の馬遠の「十二水図」を捜して欲しいと言われる。

異色双綿 緙とは技巧の一種。一度失われたが、これを任家が復元させれば任家の地位も安泰だと任雪堂は考え「十二水図」を探していた。元々は曹氏が持っていたが取りつぶしに会ったときに行方不明となっていた。

8話　失われた技を求めて

任如風は「十二水図」を探して元の所有者の曽宝琴を訪ねるが、泰興の李家に売ったと言われる。

任如風は李家の当主に異色双綿 緙を復興するためと理由を話し譲渡してもらうことに。

沈翠喜はお家再興のため、秘密裡に異色双綿緙の復元を行いたいと考え織機の修復を任如風の母・陳暁紅に任せる。
沈翠喜と任如風の動きが怪しいと感じた曽宝琴は任家に乗り込むと任雪堂と曽宝琴の仲が引き裂かれたのは宝琴の親の責任だったと知る。

曽宝琴は川で身投げをしようとするが沈翠喜が止める。そして任雪堂が消えた原因、李照の腹のうちを教えて聞かせるのだった。

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9話　新たな出会い

実母を探す旅に出ていた魏良弓はなくなった母の墓を江南に移した。魏良弓は李照に都に行って会試（科挙の試験）を受けるようにすすめられるが断る。雪の中、行き倒れになっていた魏良弓を曽宝琴は引き取って養生させる。

魏良弓と曽宝琴は互いの環境が似ていることで意気投合。お互いに生きる道を探る。魏良弓は任秀山の先生となり教育をする。

街では沈翠喜の悪いうわさが立っているが魏良弓は沈翠喜の人となりを知り、うわさは嘘だと知り、このことを曽宝琴に告げるが、曽宝琴は魏良弓が沈翠喜の肩を持ったことに不満を感じる。

深窓のお嬢様だった曽宝琴

蝶よ花よと育てられた深窓のお嬢様だった曽宝琴。父の不正が告発されなければ、世間知らずのただのわがままお嬢様で生きていたことでしょう。しかし家が没落し自分も行院に入れられて生きることの難しさを知ります。

そこで初めて人の意地悪さや人生の意味を考えたのでしょう。曽宝琴の天真爛漫なわがままに悪意が加わり、それが否応なしに沈翠喜に向けられていますね。

辛い人生を歩んできたので性格がひん曲がっちゃったんだなって感じますね。そんなこんなもすべて包み込んでくれる任雪堂は行方不明。自分の身の置き所がない曽宝琴ですが、強くしたたかに生きようとしているところは魅力的に感じます。

沈翠喜のぎこちない生き方と新たな恋？

1話から続いている沈翠喜の生真面目な性格。任家の主母として任家を守ることだけを考えているにも関わらず、周りからは色眼鏡で見られ、いわれのない誹謗中傷を受けます。

そんな悪意には眼を向けずにひたむきに自分のやることに専念する沈翠喜は主母の鑑。しかしそんな尊敬すべき人物ですが、女性としては悲惨。愛してる旦那さんは別の女性に首ったけで自分を愛することをしない、さらに旦那さんは行方不明に。

そんな時に出会ったのが魏良弓。沈翠喜を舟で連れ出します。沈翠喜の悪い噂話をしているかしましい女たちに反論して黙らせた沈翠喜はそのあと大笑い。このドラマが始まってから初めて笑う姿を見せました。

そんな姿は任家で見せることがなかったのに魏良弓の前では本当の自分をさらけ出すことができたよう。ということは沈翠喜にとって魏良弓は信頼できる男性なのでしょう。

また魏良弓も沈翠喜のことを慕っている様子。魏良弓は任秀山の先生となったので、沈翠喜と敷地内で会うことも増えるはず。二人の距離がこれからどんどん近づいていくのでしょうね。沈翠喜の遅咲きの恋が始まる予感！

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10話　情の深い人

織造局の李照の命を受けて丁栄と巧児夫妻が沈翠喜の元へやって来て清越坊の新作を朝廷に献上したいという意向を告げる。巧児は立て続けに女児を産んだが息子を産むためにまた懐妊していた。

沈翠喜は結婚しても子をもうけることがなかったのは、任雪堂には曽宝琴がいたからだろうかと、思い悩んでしまう。

沈翠喜の侍女・舒芳は年頃を迎え、任如風に気に入られるが自分は魏良弓がいいと言う。沈翠喜は魏良弓に話をつけにいくが、魏良弓には想い人がいるので縁談を断るという。

そのときに自分の想い人には想い人がいて、相手に傷つけられて情がないように見えるけれども本当は情が深い人だと言う。

魏良弓の言葉

魏良弓の想い人とはいったい誰？となりますが、沈翠喜なんでしょうね。沈翠喜は魏良弓の言葉を聞いて不覚にも涙を流してしまいます。

また魏良弓と話をするときは笑顔を見せる沈翠喜。二人は徐々に近づきはじめます。これからいったいどうなるの？

11話　裏切り者の狂言

任秀山は魏良弓が作った木彫り人形を持ち出し、沈翠喜に贈るが彫り主が良弓だと知った翠喜は彼が言った「想い人がいる」という言葉を思い出し人形が自分に似ていると感じた。

清越坊の製品が織造局の品質検査で問題があると言われて、織り直しを命じられた翠喜。なっとくできない翠喜は丁栄に説明を求める。

丁栄は翠喜が復刻した双面緙に問題があり、解決するために蘇州府の職人に織り方を教え、皆で問題を解決すべきと提案する。

翠喜は工房にとって技術は大切なものとしてこれを拒み、四大織り元と示し合って店を閉めて役人のやり方に抵抗する。その甲斐あってか織造局の李照が折れて技術を守るための約束を取り付けた。

翠喜の結婚の経緯

今回明かされた翠喜の結婚の経緯がびっくりしましたよね。任雪堂は曽宝琴は駆け落ちをします。そして任家の大女将に引き戻されました。落胆している任雪堂に向かって翠喜は頭を下げて自分の生きる道を示してほしいと言って、婚姻を取り付けたのでした。任雪堂は君子なのではっきりと自分の心には曽宝琴しかいないといい、しかし優しい人なので翠喜の将来のことを考えて婚姻を受け入れることにしました。

任雪堂は翠喜のことを尊敬することはありましたが愛してはいませんでした。そんな二人の婚姻は任家を守るためだけに行われました。そこに愛があれば幸せだったかもしれませんが、任雪堂の心が少しでも翠喜に傾けば良かったのですがそれはなくずっと曽宝琴のことを思い続け、 しまいには曽宝琴を見つけ出し、匿ってしまいます。

そう考えると翠喜の曽宝琴の恨みは相当なものになりますよね。しかしそれを顔には出さない翠喜は任家の品格を守ろうとします。でも愛する任雪堂を失ってまで任家を守る必要があるのか、自問自答していいのかもしれませんね。

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12話　深まる想い

四大織り元の休業を先導した罪で沈翠喜は杖刑に処せられると聞いた任如風は蘇州府に単独で乗り込み、任家の当主は自分だと当主が持つ令牌を見せ、自らが刑を受ける。それを知った舒芳は蘇州府に迎えにいく。如風の男気に触れ、看病しているうちに如風のことが好きになっていく舒芳。

一方、織造局の李照が任家を取りつぶす理由を曽宝琴から聞いた魏良弓は、李照に任家への追及をやめるように訴える。

魏良弓の想い

魏良弓という人は不思議な人物で立身出世を一切望まない人物です。そんな魏良弓ですが李照は科挙の試験を受けて官吏になることを勧めます。

魏良弓は任家に居候して沈翠喜の人となりに触れ、だんだんと想いが強くなってきます。でも直接、好きだーって言わないところが奥ゆかしくていいですよね。任雪堂はまだ行方不明中なので翠喜は婚姻中。寡婦ではないですし、任家の女将なのでその辺は配慮しているようです。

でもこうやって翠喜を守るあたりが男気があっていいですよね。翠喜は今まで男の人に守られる経験がなかったので本当に嬉しそう。やっぱり女性は愛するよりも愛される方が幸せになりますよね。

曽宝琴が翠喜にこれだけ強気に出れるのも任雪堂に愛されているという自覚があるから。手紙までありましたしね。翠喜まあこれから本物の愛を手に入れることができるのでしょうか。

しかしここで李照が立ちはだかります。李照は魏良弓と翠喜のができているという噂を街中に言いふらすのでしょう。噂が広がれば翠喜は立つ瀬がなくなります。こうやって執拗に相手を追い詰めていくやり方、今までずっと李照はこうやって生きてきたんでしょうね。自分の立身出世、栄華のためには手段を選ばずに生きてきた人間なのでしょう。嫌な人間ですよね。同門なのに魏良弓とはえらい違いです。

そう考えると清廉潔白な無私の心を持つ翠喜と我が道を行く魏良弓は似た者同士なのかもしれません。

１話から12話まではこちらのDVDセット１に収録されています。

13話 残された巾着袋

沈翠喜はお礼に巾着袋を作って魏良弓に渡す。任如風は林舒芳との暦から吉日を選び婚姻の日を勝手に決めてしまう。舒芳は承諾し翠喜も嫁荷を用意する。

如風は良弓と曽宝琴が一緒にいるところを見かけたと翠喜に告発。舒芳は良弓をかばいだてし、その行動で如風は舒芳が良弓をまだ好きなのだと勘違いしてしまう。（舒芳は良弓への想いを断ち切れずにいるのではなく任家を守るために行動しただけ）

如風の言った言葉から考えをめぐらせた翠喜は宝琴を訪ねる。

任秀山が失踪した件は宝琴と良弓の策だったと分かり、翠喜は良弓に出て行って欲しいと言う。

良弓は木彫り人形を返してもらい、翠喜が作った巾着袋は置いて行く。

木彫り人形と巾着袋

良弓は出て行く前に木彫り人形を返して欲しいと言います。 その時に翠喜はちょっと戸惑ったような顔しましたね。 工房に木彫り人形置いて作業している時にずっと見ていたようです。

しかしこうと決めたら実行する翠喜は木彫り人形を良弓に返します。 返す時には手渡しではなくてにした木彫り人形を床に落として良弓に渡すという方法でした。

この演出に翠喜の良弓への失望が色濃く出ていましたよね。

一方、良弓は翠喜から受け取った巾着袋を一度は身に付きますがすぐに箱の中にしまいました。 そして今回去る時には持って行かずに任家に置いていきました。

こうやってお互いに気持ちの整理をつけたわけですが、でも恋と言うのは自分の理性ではどうしようもないものですよね。冷たくされれば冷たくされるほど盛り上がる恋もあり、世間から非難されれば非難されるほどお互いを恋しく思う気持ちもあります。

離れ離れになった二人はどうなるのか。次に再会する時にはどのような言葉をかけるのか、どのような顔を向けるのかすごく気になるところです。

今回は別れのシーンでした。これ以上深入りしないと決めて屋敷を去る良弓、失望する翠喜。でもやはりドラマなのでこのままでは終わらない！再会のシーンを早く見たい方はぜひU-NEXTで！

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14話　本当の気持ち

任如風は任家から出ていこうとする魏良弓を必死で引き留める舒芳を見て、良弓への未練を感じる。売り言葉に買い言葉で舒芳は如風に「今の任家が危ういのは如風のせいだ」となじってしまい、婚姻は白紙に戻る。

任家を出た良弓は雪の中を薄着で過ごし、母の墓の前で倒れ込んでしまう。良弓を見つけた曽宝琴は山塘街の屋敷に連れて帰り看病する。

目覚めた魏良弓は木彫り人形を彫っていた。見つけた宝琴は病人がこのようなことをすべきではないと人形を取り上げる。良弓は返して欲しいと言い、自分の翠喜への想いに初めて気が付く。

宝琴は良弓がこの冬を越せない体だと医師から言われ、また翠喜への想いを知ってしまったことで、翠喜に会わせようとする。

任家の前でしばらく待たされ、屋敷に入って跪かされた宝琴。翠喜は馬車で郊外に行き、崖の上から飛び降りる誠意を見せるならば良弓に会うという。

飛び降りようとした宝琴を止めた翠喜は良弓に会うと決める。

15話　一場の夢

曽宝琴にお願いされて沈翠喜は魏良弓に会いに行く。そこでお互いの気持ちを確かめ会う二人。長くない良弓の余生をともに過ごすことを誓う。

翠喜は宝琴から良弓の生い立ちを聞き、良弓の母が受けた仕打ちを考えると女性が生きていくのがどんなに辛いことなのかについて思いをはせる。

ここで二人は任雪堂がいない今、夫をめぐって争いたくないと言いまいます。

任家を見張っていた丁栄は翠喜が良弓に会いにいったことを目撃するが李照への報告をためらう。しかしそれが発覚して板打ちの罰を受けてしまい・・・

翠喜は良弓を任家に連れていく。李照は○通罪で翠喜を追い込もうとする。

感想

封建時代の清の時代では夫人は貞節を求められました。女性は結婚し旦那に先立たれても再婚することは認められませんでした。つまりこのドラマの場合、任雪堂失踪して7年経っていて翠喜はずっと待ち続けています。もうなくなっているのかなと思いますが翠喜は葬儀をあげていません。

そんな境遇の地元の名家の女主人が、 旦那がいなくなって別の男性に恋をしたというのは醜聞でしかありません。またこれを知れば任家を快く思っていない人たちが翠喜を攻撃することができます。 まさしく織造局の李照はここに目を付けたということですよね。翠喜と良弓がただならぬ中ということが世の中に広まれば、翠喜の行動に問題があるとして、そんな女将がいる任家を攻撃しとりつぶすこともできます。

この時代に生きる女性は大変だったんだな～と感じられる展開ですよね。

このドラマの魅力～二人の女性が似ている～

このドラマは脚本がものすごく面白いですよね。蘇州の織り元の名家・任家をめぐる物語。ただそれだけの設定なのですが、展開が面白いのは脚本が面白いんでしょうね。

あとは出てくる二人の女性の個性なんでしょうか。 沈翠喜と曽宝琴は立場が違いお互いを敵と認めています。しかし立場が違うだけで、実は性格は似ているのではないかなって感じがします。

正義感が強いですし、好きな男性に尽くしますし、性格はハッキリしていて白黒つけるのが好き、喧嘩早いなどなど

性格が似ているのでお互いに自分のことを見ているようでぶつかり合うのでしょうか。間に任雪堂を挟まなければ似ている者同士、親友になれそうな感じがします。

夫をめぐって争う正妻と妾ではなくて、夫がいない今、争いたくないと言う翠喜がよかったですね。これからの展開は二人が清越坊を立て直すために奮闘する物語となります。

血を分けた姉妹よりもお互いのことをよくわかっている二人のシスターフッドが見てて気持ちがいい展開になります。

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16話　醜聞

沈翠喜と魏良弓の禁断の恋物語「繍荷包（しゅうかほう）」が蘇州中に広まる。良弓の見舞いを建前に曽宝琴の元へ訪れる織造局の李照。宝琴は任秀山が呼び戻しに来たと嘘をつき、今は任家にいると言う。

生糸の値が上がらずに不満を抱いていた糸卸は、沈翠喜と魏良弓の噂を受けて組合を訪ねる。そこに顔色悪く現れた巧児を心配する林舒芳。皆で翠喜の部屋を訪れるとそこには丁栄が。丁栄は密通の現場を押さえたとして主張するが、反対されてしまう。そこに妊娠中の巧児も加わり丁栄に離縁を告げたとたんに出血し、医者に見せたが母子ともになくなってしまう。

17話　任家の反撃

丁栄が沈翠喜の部屋に会った男物の服は翠喜が縫ったと主張すると林舒芳は自分が縫ったと主張し、任如風との婚約を破棄することになってしまう。

翠喜と魏良弓の噂が広がる中、過去の官報を読み漁った曽宝琴は織造局が資金難だと知る。李照に会った宝琴は悪事から手を引くように警告する。

その後、宝琴は任家に行き、翠喜と良弓と力を会わせて李照を陥れる対策を練る。

前回失敗してしまった丁栄だったが金が必要な李照が呼び寄せて、密取引の公証人を任せる。

18話　春に散る花

沈翠喜が進言したことにより闇取引を取り締まるための見回りが始まる蘇州の街。蘇州知府・曹文彬はわざわざ翠喜が見回りを依頼してきたのに訳があるとして、闇取引を裏で手を引いているのは織造局の李照ではないかと考えて張ひょう捜索に力を入れる。

一方、李照は文彬の後ろ盾の両江（りょうこう）総督の元へ向かい、けん制を行う。

これでやるべきことはやった翠喜は吉報を待つだけと魏良弓と穏やかな日々を過ごす。春になり工房でオシドリの刺繍をする翠喜のとなりには良弓が。しかしそのまま良弓はなくなってしまう。

任家に曽宝琴がやってきて良弓を見つけると泣き出します。裏の扉から運河を使って○体を運びだし葬儀を行う宝琴。

葬儀の日、文彬に呼び出された翠喜は早々にお暇しようにも引き留められてしまう。出棺に間に合い良弓に最後の別れを告げる。

ここが見どころ！注目シーン紹介！

お互いの過去を語り、心穏やかな日々の中でお互いになくてはならない存在になった二人。しかし良弓は眠るようになくなってしまいます。

オシドリの刺繍をする翠喜を眺めながら良弓は「明日は天気がよさそうだから舟ででかけよう」と言います。そして翠喜の方に身を預ける良弓。翠喜はそのまま刺繍をしていますが、いきなり糸がプツリと切れてしまいます。ハッとした翠喜は良弓の名を呼びますが、返事はありません。翠喜は静かに涙を流します。翠喜はそれからずっと涙をこらえて過ごします。

宝琴は横になっている良弓の手を握ると冷たくなっているのを感じでビックリします。そして涙を流し、顔を伏せて泣き出してしまいます。

この二人の対照的な姿も印象的なシーンでした。

そして舟で良弓を送り出す場面では、それまで女将としての体裁を守っていた翠喜が舟が動き出すとこらえきれなくなって棺に手を伸ばし、最後まで棺を触っているシーンも泣けるところでした。そして舟が遠ざかっていくのですが、翠喜はその場に座り込んだまま。侍女の舒芳が「奥様、戻りましょう」と言っても戻ることはありませんでした。

静かな静かなシーンですが良弓のことを心から愛していた翠喜の気持ちが伝わるシーンでした。

このシーンって本当に情緒的で時間がその場で止まってしまったような感覚を受ける演出でした。そして見ている私のほうも心穏やかに涙がすーっと流れました。

おだやかな最後を迎えることができた良弓って「幸せだったんだよな～～」と思うシーン。でも見送らなくてはいけない翠喜の立場は辛いものがありますよね。

そんな色んな感情を揺さぶられたシーン。

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19話　悲しみを乗り越えて

魏良弓を失った悲しみに浸る沈翠喜。曽宝琴は酒を飲みかわしながら慰める。

翠喜は蘇州知府・曹文彬の娘・よう娘の嫁荷支度を引き受け、この機会に清越坊の名声を高めようと曹氏夫妻、それから使用人の服も新調する。文彬は実に満足し翠喜のために石碑をたてる。

そんな翠喜を心配した宝琴は派手にやりすぎないようにと過去の自分に起きた出来事を話して忠告するが聞き耳をもたれない。

そのころ、任如風に妹の林舒芳が嫁ぐと聞きつけた兄・大虎が金の無心にやってくる。舒芳は一切お金はださなかったが、それを影でみていた如風は落とし前をつける。

20話　雨降って地固まる

沈翠喜は任雪堂の部屋に行くと自分宛ての文を見つける。内容は曽宝琴と別れるというものだったが雪堂の気持ちを組んで宝琴を任家に正式な妻として迎え入れる。

翠喜は宝琴に将来の秀山のためになるとして緙絲や商売の心得などを伝授する。宝琴は翠喜の意図を読むことができずに翠喜が死に急いでいるように見える。

如風と舒芳の仲は相変わらずだったが、如風が諦めずに再度求婚をすると意外にも舒芳は上機嫌で気持ちを受ける。それを聞いた翠喜は婚姻を急ぎすすめる。

翠喜の意図は？

翠喜の意図が読み切れませんが、すべてを宝琴に渡して自分は任家を去りたいとかなって感じがしてきました。行方不明中の雪堂が任家に帰ってくるか分かりませんか、もともと雪堂が欲したのは宝琴で、宝琴が女将になるのがふさわしいと思っているのかなって思いました。
魏良弓を愛したことにより翠喜は今までの真面目な翠喜とは変わってしまったのかもしれません。

宝琴はもともと高級官僚の娘なので博学な才女です。宝琴は李照と囲碁を打っているシーンがありますが、あの時代に女性が囲碁を打てるというのは博学な証拠です。

翠喜 が言われているように少し勉強すれば商売のことや、緙絲 のこともうすぐに調達するのではないでしょうか。

秀山は宝琴の子ですから、宝琴には養育の義務がありますが、翠喜は義務はありません。翠喜は宝琴を迎え入れることで自分が立ち去る準備をしているのではないかなと思います。

翠喜の意図がまだよくわかりません。これから明らかになることでしょう。

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21話　狼と猛犬

沈翠喜は娘たちをに預けたいと申し出た丁栄にその代わりに闇取引の帳簿を盗む出すように指示する。

張ひょうに会った丁栄。そこに兵が現れて張ひょうは捕らえられる。

蘇州知府・曹文彬は張ひょうから李照の悪事を聞き出すつもり。また丁栄の倉庫の生糸を取り押さえて上機嫌の様子。

丁栄は李照から闇取引の帳簿を盗み出し証拠を押さえる。

翠喜は文彬の屋敷に行き、生糸を山分けしようと提案。李照は生糸を燃やすように命じる。

翠喜は文彬の欲深さに辟易して次の手を練るために曽宝琴に会いに行く。まずは李照の弾劾を急がないと・・・

生糸は燃やされ証拠は隠滅される。困った文彬。李照は自分の師匠・高氏を使って文彬退官の上奏を書いてもらうと文彬を脅す。

文彬は李照に頭を下げる。張ひょうを脅し任如風の名前を出させるように仕向ける。

如意と書硯

この二人の仲について翠喜は成就させたいと思っています。しかし宝琴のほうはそうでもないよう。二人の問題だと言います。翠喜はいつも他人の心配をしてきた女性、そして宝琴はいつも自分のことを大切にしてきた女性。考え方が違うんだなって感じたシーンでした。

22話　若女将の覚悟

任如風と林舒芳の婚姻の日、街を3週回って盛大に執り行わる。

その途中で兵が現れ海賊と結託して兄・任雪堂を○したとして如風を捕らえる。舒芳は任家に走り沈翠喜に助けを求める。翠喜は方々に有力者に助けを求めるが断られる。曽宝琴は今まで断っていた行院の女たちを山塘街の屋敷に呼び込む。

如風は蘇州知府・曹文彬が自分を捕らえた理由は翠喜と密通していていたためだと聞くと激怒する。

翠喜はすべての店を閉め、職人を解雇する。すべてを現金化して都で如風の冤罪を訴えるつもり。

織造局の李照は文彬が翠喜を法廷に引きずりだすことを狙っているを知り、万が一、自○でもされたら双面緙の技を受け取ることができないと考える。そこで翠喜に助け船を出すことに決める。条件は双面緙の伝授。翠喜は承諾する。

李照は文彬に会いに行くと文彬が元々、翠喜を○す予定だったことを知る。

宝琴は文彬の狙いが翠喜だと知り、翠喜を酒で眠らせて舟で逃がすが飛び降りて任家に戻ってくる。

舒芳の婚礼衣装

舒芳の婚礼衣装がステキ。首には二重の飾りでそれぞれに小さな刺繍を施してあります。また赤い衣装の肩などにも金の刺繍が。手間をかけて作られたものだということが良く分かります。こちらの衣装は舒芳の門出のために翠喜が用意したもの。翠喜は自分の婚姻が不幸だったのでせめて周りのものには幸せになってもらいたいと想っています。

そんな翠喜のことを世間の人間は誤解しています。世間が翠喜のことを本当に理解する日はくるのでしょうか。

舒芳の婚礼の衣装をもう一度みたいという方はU-NEXTがおすすめです。今なら今なら「清越坊～」はU-NEXTで独占見放題中！ということで最後に一気に見てしまっても、各話ごとにお金が取られることはありません。

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23話　生きる

如風と張ひょうの裁きが行われ翠喜は同席するが、張ひょうは如風から雪堂殺害を依頼されたと供述する。その理由は如風と翠喜が私通していたからだと言う。翠喜は杖刑になる。

蘇州知府・曹文彬の妻は棺を用意して現れて、生き恥をさらすよりは死んだ方がいいと諭す。しかし翠喜はんとしてでも生き続けると叫ぶ。

一方、ここまで騒ぎが広がってしまった任家では長老たちがやってきて屋敷の没収を宣言する。そこに婚礼衣装を身にまとった宝琴がやってきて実母の自分が当主・秀山を守るという。文彬の配下がやってきて任家の宝がある部屋を荒そうとしたところに宝琴は立ちはだかり、この場で自害すると言い首に簪を突きつける。そこに李照がやっていて場を収拾する。

完全に対立したかと思われた文彬と李照だが、文彬は李照が欲しがっている双面緙の技を渡すと約束し、それぞれが利益を得るように収める。

李照は任家の倉庫の物を没収し、文彬は翠喜から双面緙の技を書かせて技術を盗む。

これからどういう展開になっていくのだろう？とハラハラした回でしたね。演技派女優のジアン・チンチンがよかったです。

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ジアン・チンチンさんが出ている「海上牧雲記 ～3つの予言と王朝の謎」という作品もU-NEXTで見放題です。

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24話　直訴の太鼓

陳夫人と舒芳は牢にいる翠喜に面会を許される。文彬と取引した翠喜は「7日後に如風とともに釈放される」と言って二人を安心させる。

文彬は翠喜の書いた双面緙の技の冊子を受け取り、李照は任家から没収した家財を置いている郊外の倉庫の鍵を渡す。李照は翠喜の書いた双面緙の技が本物であるかの検証は最低でも1ヵ月かかると言って翠喜の釈放を先延ばしにしようとする。

陳夫人は宝琴に翠喜が戻ってきても、今後は翠喜と争わないで欲しいとお願いすると宝琴は快諾する。

陳夫人は舒芳に自分の過去を話し、舒芳に幸せになってもらいたいと言う。

そして着飾って出かけた先は蘇州府署。直訴の太鼓を叩き息子・如風と翠喜の冤罪を訴えるが街の者は誰も信じないため、柱に頭をぶつけて命を投げ出す。

この件で事件は厄介なものとなり、困った文彬は翠喜を脅す。翠喜は雪堂○害は自分がやったと言い、無関係の如風を釈放させる。

実は牢に面会に行った舒芳は翠喜の異色双面緙を伝授されていた。つまり文彬に渡ったものは偽物。本物を持って宝琴は李照を訪ねて翠喜を救うように頼む。

陳夫人

今回は陳夫人の回でした。普段はちょっと間抜けなおちゃらけキャラなのですが、憎めない人ですよね。

でも本当の陳夫人は己の生き方を恥じているようでした。大女将の目を盗んで大旦那さんに色目を使って子を宿し第二夫人になったのでした。そんなことをすると正々堂々と生きることができなくなったようです。だから自分の人生は幸せではなかったと考えているようでした。

自分の過去を嫁となった舒芳に話した陳夫人、そして舒芳には過ちを犯さずに正しく生きて幸せになってもらいたいと言い残します。陳夫人は自分の人生からこのような教訓を得て嫁となった舒芳に伝えたかったのですね。

こう考えるとふだんの様子からは考えられないほど賢い夫人だったと思います。普段の間抜けキャラは正妻である大女将に目をつけられないようにキャラを演じていたのかも知れません。

確かにこの場面にきて陳夫人ができることといえば直訴しかありません。街の者たちが冤罪だと信じていなくても自分がなくなることで、ひょっとして冤罪なのでは？と思う人たちが出てくれば・・・と考えて行ったことなんでしょう。

息子と任家を守るためやるときにやる！決死の覚悟で太鼓を叩いた陳夫人がステキでした。日陰の身でしたが意外や意外、任家になくてはならない人だったのかも知れません。なくなって残念です。

13話から24話まではDVDセット２に収録されています。

25話　捨て身の覚悟

曽宝琴は織造局の李照を訪ね、沈翠喜の技法が書かれた冊子を渡し、交換に翠喜を救うようにお願いする。しかし李照は必要ないと言い、宝琴のことが恋しかったと抱き寄せる。

李照は宝琴が使う薬の薬剤を買い上げ、宝琴が自分を頼らせるように仕向ける。李照が不正に手を染めたのはすべて宝琴のためだと言う。

宝琴は李照に財宝を贈る証文を書かせ宝琴はその証文を持って不正を弾劾しようとしたが、特殊な薬液で書かれた文字は光に当たって消えてしまった。

宝琴は牢にいる翠喜を訪ねて最後まで諦めずに救う方法を考えると言い、魏良弓が作った木彫り人形を渡す。

宝琴は番頭たちを呼び出し、翠喜の技を織り元たちに公表する。

李照の恋心

李照は宝琴と一緒に勉学に励み、宝琴のことを想っていたようです。苦学生でしたが科挙に合格するとはじめは清廉潔白な役人でしが、宝琴を身請けするためのお金を集めるために不正に手を出します。しかしその間に任雪堂が宝琴を身請けしてしまいます。

そう考えるとなんだか悲しい感じがしますね。任雪堂がいるうちは声をあげなかったのですが、ここにきて李照は宝琴に猛アタックします。

宝琴はこれからどうする？任家を守るために李照に嫁ぐという選択肢はあるのでしょうか。

さらに任家の取りつぶしに躍起になるのは翠喜の技を盗みたいからでではなく、宝琴を苦しめた翠喜が許せなかったからだと言います。ここまで宝琴への想いが強かったなんて思わなかったですね。李照の恋心は成就することができるのでしょうか。

宝琴のオシャレ

今回は宝琴のオシャレについて書いてみたいと思います。いつもすてきな髪飾りをつけている宝琴。今回は大きな造花をつけていました。菊かなと思われる造花を左右につけていましたね。秋に翠喜の刑が執行されるということなので季節は夏の終わか秋の始まりなんだなって分かります。

一方、翠喜はいつも宝石の簪を髪に刺しているので、対照的なオシャレだなって感じがします。翠喜はさすが任家の女将だけあってお金をかけたオシャレ、それに引き換え宝琴はそこまでお金をかけなくても華やかになるオシャレをしています。

宝琴がいつも華やかなのか、やはり行院にいたからなのかなあって感じがします。また宝琴の美貌に華やかなオシャレが似合っているのも事実。また官吏の娘ですから教養もあるので、華やかなオシャレが嫌味じゃないところがまたいいですね。

曽宝琴役のヤン・ロンさんは「玉楼春～君に詠むロマンス～」にも出ています。ジアン・チンチンに劣らずの美人さんでどちらかというと華やかな美人さんですね。

こうなるとヤン・ロンさんが出ている他の作品も見てみたいと思ってしまいます。調べたところ「玉楼春～君に詠むロマンス～」という作品に出ています。U-NEXTでは1話無料配信していますので、「清越坊～」の好きなシーンをU-NEXTで楽しみつつ、「玉楼春～君に詠むロマンス～」も視聴してみるのもいいですね。

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26話　冤罪の行方

沈翠喜の処○の日、刑場には冤罪だと叫ぶ多くの人が押し寄せる。曽宝琴は命を懸けて翠喜は無実だと訴える。そこに任雪堂が登場する。

そして呉巡撫がやってきて蘇州知府・曹文彬は捕らえられるが李照に指示されたと供述する。

雪堂は翠喜に近寄り外套を掛けようとするが翠喜は断り雪堂の胸を両手で打つ。

そして雪堂は翠喜を抱きしめる。それを横でみている宝琴。

翠喜は無事に家に戻る。雪堂は書斎に行き、机の小箱から翠喜に宛てた手紙がなくなっていることに気が付く。

雪堂は弟・任如風に帰りたくても帰れなかったとだけ言う。

回想シーン。雪堂は翠喜の気を引こうとしていたが翠喜は規律を重んじるのでつれなくされてしまう。宝琴は気が合う自分の理解者。雪堂は宝琴こそ運命の人だと思っていたのだそう。

もう本当にいいシーン！

今回は翠喜が処刑される直前に雪堂がやっと戻ってきた本当に良いシーンでした。雪堂は翠喜を気にかけて外套をかけてやろうとするのですが、翠喜はそれを何度も拒みます。そして雪堂の胸を両手の拳で叩き、怒っていることを示します。

その後、雪堂は翠喜を抱きしめます。ここまでの一連のシーンが全く言葉がなく動作だけで進むのがすごく見事だなと思いました。こういう時には下手なセリフが必要なく動きだけで表現するのが素敵だなと思いました。

完全に二人だけの世界だったのですがそれを横で見ている宝琴のことが気になりました。どういう気持ちで二人を眺めていたのでしょうか。

雪堂は宝琴との結婚を親に反対されて翠喜を娶ることになりました。夫婦の仲はよかったわけではないのですが、 やはりこういう時には妻を守るために行動する立派な夫だったのだなあと思いました。

また雪堂が翠喜に宛てた手紙が亡くなっていたことに雪堂が気が付きます。これが今後の物語にどう影響を与えていくのかなっていうのも気になります。

最後に雪堂は7年間という長い時間一体どこにいたのでしょうか。 帰るに帰れなかったということなのですが、それではどうして帰れなかったのかの理由も知りたいですよね。

これで曹文彬は捕らえられました。では李照の今後はどうなるのでしょうか。呉巡撫が調査をして同じように捕らえられるのでしょうか。

この感動的なシーンをもう一度見たいならU-NEXTがおすすめ。「清越坊～」は独占見放題なんです！

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雪堂が帰ってきて、任家はどうなるのでしょうか。また雪堂をめぐって翠喜と宝琴は争うことになるのかって気になりますよね。

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27話　任家の再起

任雪堂は酒を飲みながら任如風に現実に向き合えなく、沈翠喜と曽宝琴のどちらを選ぶこともできないと考え、家を去ることにしたという。張ひょうさえ始末すれば任家は安泰だと思い、張ひょうとやり合ったときに深手を負ってしまう。僧に助けられて3年が過ぎ、現実に向き合うために戻ってきたのだそう。

雪堂はその夜、翠喜と宝琴のどちらの部屋に行くのか迷うが、曽宝琴の元で休む。

呉巡撫は曹文彬夫妻を流刑、娘を官妓にする命を下す。

宝琴は李照を訪ねて、6年前から李照が雪堂を○す計画をしていたことを知っていたと話す。また相いれない正妻と妾の関係にある翠喜に協力した理由を問われ、「自分に逃げ道を作ってくれたから」と答えます。

西北に旅立つ李照を見守る宝琴。

如風は林舒芳の誕生日に祝いの造花の髪飾りを贈る。舒芳は如風に妾がいると勘違いし、離婚届を用意して如風の母印を押してしまう。

如風と舒芳の夫婦コンビ

如風と舒芳の夫婦コンビは楽しくっていいですね。この重い物語のなかで二人のやり取りが軽快でオアシスのよう。

今回は、雪堂がメインの物語でしたね。

雪堂はシュー・ハイチャオさんが演じています。シュー・ハイチャオさんはイケメンなのですが、なぜか嫌な男だったり優柔不断な役ばかり演じている俳優さんです。

リュウ・イーフェイとチェン・シャオが共演した「夢華録（むかろく）」ではリュウ・イーフェイ役の主人公・趙フン児を捨てた恋人役として出てきます。執拗にフン児を追い詰めるところが本当に嫌な男って感じです。

次は「蒼蘭訣（そうらんけつ）」でも闇落ちする容昊という仙君を演じています。こちらも裏切りを繰り返す嫌な役としてでてきます。

こういう役回りなのかなって感じです。

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28話　すれ違い

書硯の心を知り任雪堂は如意との結婚を認めるが、如意は拒否してしまう。

任如風は林舒芳の心を掴もうと必死だが失敗を繰り返してしまう。そして舒芳のために花火を打ち上げるが、舒芳は忙しい自分にを手伝ってもらいたかっただけ。気持ちを分かってくれない如風に林舒芳はやはり離縁をしたいと言う。

翠喜は如風が張ひょうと通じて任家に迷惑をかけた負い目を感じていることを知り、そんなことはないと如風を諭し自分の人生を生きるように言う。

これからどうする如風

耳に入ってくる自分への陰口。それを真に受けてしまった如風は雪堂が戻ったことにより仕事への意欲を失ってしまいます。そしてそんな如風に舒芳も冷たく当たってしまいます。

自分を責めている如風に対して、翠喜は自分の人生を堂々と歩むように言います。こういう翠喜の情の深さがステキです。

もちろん、ドラマなので如風と舒芳は仲のよい夫婦となることができますが、それにはまだ時間がかかりそう。このドラマは脇役の人物にもスポットライトを当てて、丁寧に描いているのも魅力ですね。

如風と舒芳の性格も実によく描き切っていますし、また手に職を持つ女性のプライドや自立心なども描いているなって感心してしまいます。

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29話　秘めた想いとともに

沈翠喜は公に辱めを受けたことで女将の座を曽宝琴に譲る。蘇州織染組合の発足7年を記念して会合に招かれた任雪堂。皆に促されて蘇州の織り元と翠喜の功績を美しい文章に仕上げ、後継への戒めとして石碑に仕立てる。

魏良弓と暮らした日々を懐かしみ屋敷の離れで物思いにふける沈翠喜。雪堂がやってきて子供を作ろうと提案する。

その後に出てきた言葉は、任家を翠喜と生まれてくる子供に任せて自分は宝琴と地方に行き役人となるというもの。翠喜は離縁を申し出る。

雪堂は翠喜が心変わりしたのは良弓が原因だと考える。翠喜の良弓への想いも知ってしまう。

翠喜は自分のために離縁すると本心を告げ、雪堂に離縁状を書かせる。

離縁した翠喜はどうやって生きるの？

今回は翠喜が離縁を望みました。そして雪堂もそれを受け入れました。翠喜はいったいどうやって生きていくつもりなのでしょうか。緙絲（こくし）の腕前が神業なので、緙絲を売るお店でもやるのでしょうか。そうなると美しい緙絲（こくし）が飛ぶように売れそうです。それだけでも食べていけそうな気がしますし、翠喜の商売の手腕ならば店をドンドン増やして行ったり、弟子を取っって織らせたりして商売が拡大しそう。

女性の自立をテーマにした作品は他にもあります。リュウ・イーフェイ主演「夢華録（むかろく）」は都に出てきた男運の悪い3人の女性が、女性差別を受けながらもお店を開くという物語です。

そして主人公の趙フン児（リュウ・イーフェイ演）を見守るチェン・シャオ演じる顧千帆のと大人の恋も魅力的でした！

「清越坊の～」と一緒に見るとすごく似ているところがあるなって思いますよ。「清越坊の～」が好きなら「夢華録（むかろく）」もとても気に入ってもらえるはずなのでおすすめです。

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30話　再出発

任家を去ることにした沈翠喜と名残惜しい曽宝琴。翠喜は任秀山に指輪を手渡す。

翠喜は錦渓坊を開き、弟子を募集する。

任家の長老たちは任雪堂を通して翠喜に弟子は任家の者だけにと伝えさせる。開店当日、緙絲（こくし）を学びたいと少女がやってくるが、母親がやってきて女が稼ぐのは恥だと翠喜を批判する。

丁栄が二人の娘を弟子にして欲しいとやってくる。

その後、一人の娘が弟子入りし名前を持たない彼女のために沈元と名づける。

商売を学び始めた任如風は林舒芳の気持ちが良く分かるように。そして仲直りを申し出る。　

任小蘭の父は勝手に嫁ぎ先を決めてしまい、困った母親は翠喜の元へ。そして翠喜は自分が小蘭の婚姻を決めると言う。

どんなときでも人助けをする翠喜に尊敬の念しかない！

新しい道を歩みはじめた翠喜。これからどうなるか分からない翠喜ですが、弟子を取ります。そして弟子には緙絲（こくし）や刺繍だけでなく字や礼儀作法まで教えます。そして今度はどんなときにも小蘭の婚姻。自分が大変なときにでも人助けをする翠喜って根っからの善人なんだなって思います。

31話　新たな出会い

任小蘭の婚姻を無理に進めようとすると父・任福と三叔父の二人の息子は錦渓坊に嫌がらせにやってくる。沈翠喜は矢面に立つがそこに任雪堂が登場し翠喜の肩を持つ。雪堂は錦渓坊の援助を申し出るが断れてしまう。雪堂はメンツをなくしたことに怒るが、曽宝琴は翠喜を応援したいと言う。

宝琴のお供で郊外に出かけた如意はある知識人と出会う。眉目秀麗な知識人・翁晋は如意にいきなり婚姻を申し込む。

翠喜は呉巡撫に織り元の女子をならず者から守って欲しいと願い出る。錦渓坊にやってきたならず者は処刑され、錦渓坊は呉巡撫の揮毫を得る。

32話　家訓の束縛

大赦を受けた曹文彬は蘇州に戻り、行院に入った娘・幺娘を探し当てる。行院の雑用係として働き再会を果たす。

曹家の家訓を守るようにと言う文彬は幺娘に自分で顔に傷をつけるように強要する。しかし幺娘は顔に傷をつけることも○も選ばず、行院で生きていくことを決める。

文彬の妻は錦渓坊を訪ね沈翠喜に娘の様子を見てくるように頼む。

翠喜は行院に採寸に来た職人に混じって中に入り、幺娘と再会する。

宝琴と同じ運命を歩んでいる幺娘

行院に入った幺娘は以前の宝琴と同じ道を歩みます。幺娘は名節を捨てていきることを選びました。ということは宝琴と同じですね。宝琴はいつか雪堂が迎えに来てくれると思って生き抜いてきました。では幺娘が生きる目的とはいったい何なのでしょうか。

女性の自立をテーマリュウ・イーフェイ主演「夢華録（むかろく）」。こちらも主人公・趙フン児が父の不正で行院で入り、途中から良民（庶民）となりました。

しかし行院に入っていたことで周りからの言いがかりや誤解を受けてしまいます。「夢華録（むかろく）」の時代背景は北宋、「清越坊の～」は清朝なのですが、あきらかに女性に対する差別はまったく同じ。

そんな環境の中、自分の出自に負い目がある主人公は自立して働くことで正々堂々と生きていきます。そんな主人公と親友二人の生き方が現代に通じるものがあり、とても心を打たれる物語です。

「清越坊の～」が好きなら「夢華録（むかろく）」も好きだと思いますのでおすすめです。

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33話　意のままに

男を誘惑するところを見せつける曹幺娘。沈翠喜は曽宝琴に行院の実情を知り、幺娘を助け出したいと思う。

任家の屋敷に翁晋がやってくる。如意に三度会えたことで、婚姻の申し込みをする。そこに翁晋の母が連れ戻しにやってきて板打ちに。書硯は如意にまだ未練があるが追いかけることができない。

夜中に任家の屋敷にやってきた翁晋は如意に婚姻の返事をもらい、翁晋の母も承諾する。

幺娘の母が錦渓坊にやってきて、娘に対する曹文彬の仕打ちを訴え、娘を救うつもりだと言う。

如意はなぜ翁晋を選んだのか？

如意と書硯がいい仲だった時がありましたよね。てっきりよりを戻すのかと思っていましたが、如意は早々に気持ちが覚めていたんですね。そこに翁晋がやってきました。翁晋は如意のことが好きだといい、如意に近寄ってきます。そういう愛情を素直に出して近づいているところがよかったのだそうです。

一方、書硯は頭で規律を考えてから行動するので、優柔不断だと如意は思ってしまったのでしょう。書硯は勤勉だし、結婚すればいい夫になったと思うのですが、如意はそういう幸せを望んでいなかったということですね。

「如意」という名前は「意の如し」という意味です。つまり「思いのままに生きる」という意味ですね。如意にふさわしい名前です。如意は嫌なものや嫌なことは嫌ってちゃんと言えますからね。

如意と翁晋は身分がかなり違うようですが、婚姻することになりました。また出会ってすぐの婚姻ですのでお互いの性格もよく知りません。如意はこの結婚で幸せになることはできるのでしょうか。ちょっと心配なところです。

最終回まであと2話

最終回まであと2話となりました。このドラマの結末はいったいどこにあるのかなって思います。

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34話　自立への道

任小蘭は曽宝琴に一生嫁がなくても生きていくことができるかと問う。母のように虐げられる婚姻がイヤなのだと見抜いた宝琴は愛あふれる婚姻もあると説く。

蘇州じゅうの工房では清越坊と同じ商品が安く売り出される。清越坊では売上が下がり職人が給料の前借事件まで起こす。

宝琴は沈翠喜が残した図案集を使うことなく、自分独自の新しい様式の図柄を生み出そうと努力し、図柄を雪堂に渡す。

北京で緙絲の競技大会があることを知った翠喜は幺娘を救うために大会に出る。宝琴も自分の力を証明するために大会に出ることに。

曹幺娘に対する罪の意識にさいなまれている母は、曹文彬を道ずれに自○してしまう。

女性の自立

今回のテーマは女性の自立でしたね。蘇州は緙絲という特別の産業があるので、男性でも女性でも織り子として働くことができます。そして腕が上がれば賃金も上がり、夫に頼らなくても生活できるくらいの経済力を持つことができます。そう考えると蘇州という土地柄は女性にとって非情に恵まれた土地だと考えられますね。

今回は宝琴が独自の図柄を出すことで自分の能力を見せつけることができました。こうなれば夫に頼ることなく自立することができますね。夫は科挙の試験に向けて勉強していればいいんです。

清越坊を出て行った沈翠喜は自分の工房を持ち、若い女子を弟子に取ります。翠喜が教えるわけですから将来、彼女たちは緙絲の第一人者になることでしょう。そうなれば夫の頼らずに生活することができます。こうやって中国の清朝時代に弟子たちに女性の自立の道を教えていた翠喜って考えが新しいですよね。

こうやって女性が経済力をもちながらも、愛する男性がいれば愛を仲立ちとして結婚すればいいってことんでしょう。女性の経済力がないと男性を選ぶことすら出来ません。愛のない結婚をしてしまえば、相手の男性がいい夫だったらラッキーですが、そうでない夫だったら苦難の道が待っています。

こんなことを翠喜は弟子たちに教えたいのではないかと考えています。次回は最終回となります。大会に出場するために北京へ行く翠喜。もちろん優勝できればいいですが、宝琴も出場するので勝負の行方はわかりません。無事に曹幺娘を救いだすことができるのしょうか。また曹幺娘は賢い女子なので翠喜の手助けはいらないと断るかも知れないなって思っています。行院で一番になることで世の中を見返してやるって考えるかも知れません。

任雪堂役シュー・ハイチャオ

任雪堂役シュー・ハイチャオさん。長身でイケメンですよね。この前、WOWOWで日本初放送になっている夢華録を見ていたら欧陽旭という主人公の女性・趙盼児の婚約者として出ていました。（執筆当時、2023年2月）

欧陽旭は主人公の女性・趙盼児の婚約者なのですが、都に行き科挙の試験に合格すると皇帝の高妃から親族の高慧を娶るように言われてしまいます。

困った欧陽旭ですが、皇帝の妃に逆らうことができずに高慧を正妻に、趙盼児を妾にすることで問題を解決しようとします。しかし趙盼児は妾になることを望まず、別れることになります。

そんな優柔不断な欧陽旭って「清越坊」の任雪堂の性格に似てるなって思います。清越坊の時代は清朝なので辮髪をしていますが、夢華録は北宋時代のため髪の毛はそっていません。

ちょいと雰囲気も変わりますのでぜひ夢華録もご覧ください。欧陽旭役のシュー・ハイチャオさんは夢華録の6話から出ています。

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夢華録のあらすじネタバレ、感想はこちら！

夢華録むかろくキャスト相関図は？あらすじネタバレ感想を結末まで！

清越坊の女たち～当家主母～の最終回　35話　新たなる挑戦　結末は？

沈翠喜は行院に曹文彬の娘・曹幺娘を訪ね、自分が助け出すと言い残して都へ。

競技大会で翠喜と曽宝琴が選んだのは文字。

宝琴は織り機が壊れてしまい交換を願いでるが、棄権を促されてしまう。困った宝琴に翠喜は一緒に織らせてほしいと願いでる。二人が織っている「福」と「寿」の文字を組み合わせて作品を作り上げることを提案する。

皇太后がそれぞれの工房の作品を鑑賞する。翠喜と宝琴の作品が目に留まり、拝謁を賜る。「福寿一体図」が一位となり、張り合わず合作をした二人も褒めたたえる皇太后。褒美として宝琴は皇太后が書かれた扁額が欲しいと願い出る。

翠喜は幺娘の落籍を願い出る。皇太后もこの陳情には困った様子だったが許可する。

行院から出た幺娘は錦渓坊に迎え入れられる。

任雪堂は石碑の名前を任家の沈翠喜ではなく、生涯独身の沈翠喜に書き換えさせる。翠喜各地を渡り歩くことにし、緙絲の技を広く伝えることを決めて旅にでる。

最後に魏良弓が出てきた！

最後のシーンでは織り機に向かって良弓のことを考えている翠喜の元に良弓が出てきました。抱き合う二人・・・でもそれは一瞬で良弓はすぐにいなくなってしまいます。

こう考えると翠喜は良弓のことをずっとずっと考え続けているんですね。でもそれは早く良弓の元に行くことでなくて、やるべきことをしっかりやってからあの世に行くということ。そうやって愛に溺れない翠喜の姿がステキでした。

翠喜のやってきたことは女性の自立

翠喜が弟子を集めて技を教えたのは「手に職」を持って自立して欲しいと思ったから。虐げられている女性たちが手に職を持つことで家庭の中でも外でも立場を確立できると考えたからですね。

それができたのも江南で緙絲や絹織物などの産業が進んだからですね。蘇州は非情に恵まれた地域だったんだと思います。こう考えるとこれは中国の清朝における産業革命だったのでしょう。

ここまで翠喜がお膳立てして、さて弟子たちはどうする？小蘭や幺娘は手に職をつけて生涯独身で暮らすことも出来ますし、嫁いでも仕事を続けることもできます。次の世代の彼女たちはどのような選択をするのでしょうか。

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清越坊の女たち～当家主母～ドラマ全体の感想

「清越坊の女たち～当家主母～」のドラマ全体の感想につて書きますね。

脚本がとっても魅力的でした。清越坊という老舗の緙絲工房の女主人・沈翠喜と妾・曽宝琴の対立といったお家騒動のお話だけでなく、不正官吏をやっつけるサクセスストーリーに、はかない大人の恋が加わって・・・なんだか目が離せない展開になりましたね。

当時の「女性はこうあるべき」という規律に従いながらも女性に厳しい世の中に対峙して成功していく姿がもう見どころが満載でした。

さらに対立していた翠喜と宝琴だったのですが、任家を守るために奮闘しているうちに強い絆が出来て戦友となり、お互いなくてはならない存在になっていったのもよかったです。それはお互いにお互いの良さを認めあった結果でしょう。

また楽籍という中国ではずっと昔からあった身分制度に悩む女性を描いたのもよかったですね。宝琴は官吏だった父が不正を働いたことで捕らえられます。高級官僚の妻、名門出の宝琴の母はそれを恥として獄中で自○。宝琴は行院に送られます。幼なじみで将来を誓いあった任雪堂がいつか助けに来てくれると行院で生き続けます。そしていつしか一番の楽妓にまで上り詰めます。

そしてこの物語では曹文彬の娘・曹幺娘も行院に送られます。父親の不正のため、罪もない娘が楽妓になることを理不尽だと思う翠喜は、幺娘を救い出そうとします。そして見事に救いだすことができました。

翠喜のやったことは静かな水面に一滴の水を落としてだけかも知れませんが、こうやって前例を１つ作ることで同じような環境に苦しんでいる女子に希望を与えることができました。

このドラマ全体に流れるテーマは「女性の自立」。どんな環境にいる女子でも「手に職」をつけることで立場が強まって男性のいいなりになる必要はないってことでした。そうなれば夫の陰に隠れて生きる必要なく、自分のやりたいように生きることができますからね。

それを実際にやってみせた翠喜。まさか失踪した雪堂が戻ってきて、離縁を願い出るとは思いませんでた。自分の思うように生きるために雪堂との婚姻は必要ないと思ったからだったのでしょう。

そして翠喜が周りにも影響を与えたことも素晴らしかったです。侍女だった林舒芳は任如風と婚姻して任家の小女将になりました。また宝琴は清越坊が経営難に陥っても翠喜が残した図案を使わずに自分で模様を考えだし商品化し、競技大会で翠喜ととも1位を取り、名実ともに天下一の職人になりました。

また翠喜は錦渓坊を立ち上げて弟子を取り、技を伝授します。これらの弟子は技を継承するだけでなく、翠喜の考え方も継承してくわけですから、将来が楽しみですね。

そうやって自分の影響力を広めていったことも常人にはできない翠喜にしかできないことだったなって思います。

このドラマはそう考えると女性がとても強い！男性が弱いって感じがしました。雪堂はいつも優柔不断ですし、如風はコミカルなキャラ。それでもこういう優しい男性がいてくれるお陰で女性が強くたくましく生きることができ、経済的に自立して社会的立場も上がっていったんだなって思います。

というわけで「清越坊の女たち～当家主母～」は男性にはウケない内容だなとも思っています。でも反対に女性には圧倒的な人気でしょう。清朝とは違って女性は生きやすくなりましたが、それでも現代でも女子には男性よりも制約が多くあります。そう思っている女性が見ると、とても共感できるドラマだったと思います。

毎回、視聴すると「私もがんばろう！」って気持ちになれるドラマなのでぜひ、視聴なさってください。

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清越坊の女たち～当家主母～が視聴できる動画配信サービスは？

「清越坊の女たち～当家主母～」を視聴するためにはどうしたらいいでしょうか。衛星劇場でテレビ放映されていますが、動画配信はされていないのでしょうか。調べたところU-NEXTにて独占配信されていることが分かりました。

U-NEXTは月額2,189円（税込）で中国時代劇や中国現代ドラマを視聴できる動画配信プラットフォームとなっています。「清越坊の女たち～当家主母～」はU-NEXTで独占配信されるので、「清越坊の女たち～当家主母～」が視聴できる動画配信サービスはU-NEXTだけとなります。

ちなみに配信日をご紹介しておきますと

• 2022年12月2日（金）　1話～12話
• 2023年1月6日（金）　13話～26話
• 2023年2月3日（金）　27話～40話

となっています。テレビ放送やDVDは35話が最終回なのですがU-NEXTの動画配信では40話が最終話なんですね。U-NEXTでは1回あたり40分前後で視聴できます。

1話は無料、2話以降は330円。⇒2023年10月現在では、独占見放題！

U-NEXTは新規登録をして31日間は無料お試しができます。この期間に「清越坊の女たち～当家主母～」だけではなく配信中の中国時代劇も見放題になります。（一部有料配信もあります）

例えば2023年10月現在では以下のドラマが視聴できます。

• ★策略ロマンス～謎解きの鍵は運命の恋～
• ★尚食（しょうしょく）～美味なる恋は紫禁城で～
• ★恋心は玉の如き
• ★江湖英雄伝～HEROES～
• ★宮廷衛士の花嫁
• ★黒豊と白夕～天下を守る恋人たち～
• ★恋鏡～双つの魂、焦がれし姫～
• ★有翡（ゆうひ） -Legend of Love-
• ★国子監は花ざかり～ロマンスは最高学府で～
• ★風起花抄～宮廷に咲く琉璃色の恋～
• ★夢織姫～秘密の貴公子に恋をして～

• 九齢公主～隠された真実～
• 千古の愛、天上の詩
• 白玉無瑕＜はくぎょくむか＞～恋とミッションは若様と～
• 玉楼春～君に詠むロマンス～
• 宮廷恋仕官～ただいま殿下と捜査中～
• 大唐流流 ～宮廷を支えた若き女官～
• 春来恋慕～銀河に願う永遠の愛～
• 贅婿[ぜいせい]～ムコ殿は天才策士～
• 上陽賦～運命の王妃～
• 斛珠＜コクジュ＞夫人～真珠の涙～

★マークは独占配信！

などなど、今なら全部で337件の中国ドラマを視聴できますよ。中国ドラマの配信が国内ダントツ1位のU-NEXTをぜひお楽しみください。（2023年10月現在）

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清越坊の女たち～当家主母～のDVDレンタルは？

清越坊の女たち～当家主母～のDVDレンタルはどうなのでしょうか。調べてみたところレンタルDVDがあることがわかりました。

• Vol.1～Vol.6　2022年12月2日（金）からレンタル開始！
• Vol.7～Vol.13　2023年1月6日（金）からレンタル開始！
• Vol.14～Vol.20　2023年2月3日（金）からレンタル開始！

ということでした。テレビ放送やセルDVDは35話が最終回。レンタルは2話ごと収録しているということなのでVol.20に最終回の35話が収録されています。といういことは、セルDVDが販売開始と同時にレンタル開始ということですね。

TSUTAYA DISCUSという宅配DVDレンタルなら自宅にDVDが届いてすぐに視聴できます。視聴終わったらDVDをポスト投函するだけ。月額2,052円（税込）で利用できます。

清越坊は新作になります。新作は無料期間には借りることはできませんが、無料期間が過ぎると新作DVDが月に8枚まで月額料金内で借りることができます。さらに借りたい場合は1枚あたり352円（税込）で借りることができます。

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DVDレンタルもありますが、「清越坊の～」はU-NEXTで独占見放題しているためレンタルよりもU-NEXTで視聴されたほうがお得です。この機会にぜひご覧ください。

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