ルガンスク人民共和国について知りたいですか?
地図上の位置、首都や面積、ロシアとの関係、満州国に似ているかどうかをご紹介します。
ルガンスク人民共和国について興味がある方はぜひご覧ください。
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ルガンスク人民共和国とは?歴史的背景
ルガンスク人民共和国とは、ロシアへの編入を求める親ロシア武装勢力が2014年に武装蜂起して実行支配しているロシアの国家です。
2013年、当時ウクライナを率いていた親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領はロシアからの圧力を受けて、EU加盟国の前提となる連合協定への署名を拒否しました。
この事に対してEU入りを求めていた野党勢力たちが反発しその後大規模な反政府デモが起きました。
このウクライナ革命の余波で、2014年4月27日に親ロシア派の住民により国家安全保障ビルの前で建国が宣言され、その後ドネツク人民共和国とクリミア共和国とともにウクライナから一方的に独立宣言をしました。
ルガンスク人民共和国の地図上の場所や首都はどこ?面積や人口は?
ルガンスク人民共和国はウクライナの東部にあるルハーンシンク州に位置しており、ルハーンシンク州全体のうち半分程度を支配しています。
赤で囲っているところがルハーンシンク州です。ウクライナの東端でロシアに面している州です。
首都はルガンスク人民共和国の最大の都市であるルガンスク。面積は8,352.6平方キロメートルであり、同じく親ロシア勢力が支配しているドネツク人民共和国と合わせると四国ほどの大きさです。
そんなルガンスク人民共和国には約150万人程の人たちが住んでいると推定されています。
ルガンスク人民共和国のロシアとの関係は?首長は誰?
現在のルガンスク人民共和国の首長は、2018年の首長選挙で68.3%の得票率当選したレオニード・パセチニクです。 ウクライナはルガンスク人民共和国を承認しておらず、ルガンスク人民共和国では2014年にウクライナからの独立を宣言した後もウクライナとの武力紛争が続いており、ロシアからの支援を受けています。
またウクライナの法律ではルガンスク人民共和国は一時的な占領地とされており、ルガンスク人民共和国の政府はロシアの占領政権とされています。
ルガンスク人民共和国は満州国に似ている?
ネット上ではルガンスク人民共和国は満州国に似ているとの声があります。どういうことなのでしょうか?
ルガンスク人民共和国はロシアが建てた傀儡政権だという話があります。それが日本が中国の満州で満州国を建てたときに似ているという話なのでしょう。
満州国は独立国家となっていて、清国の最後の皇帝で映画「ラストエンペラー」で有名な溥儀を国王に立てました。しかし溥儀に実権はなく、満州国はすべて日本の指示で動いてる国だったのです。
ロシアがルガンスク人民共和国を建てた理由はいったいなんでしょうか?それは今回のウクライナ侵攻のための口実を作るためとされています。
ご紹介した通り、ウクライナとルガンスク人民共和国ではロシア側につくのか、西側諸国に付くのかでもめごとがあります。それを利用してロシアはルガンスク人民共和国に手助けをするという口実でウクライナ本土に攻め入ることができます。
https://www.m-style.info/2022/03/07/donetsk/
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