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管理人日記

こどもの日の制定の理由と端午の節句との違いは?当日は何をする?

こどもの日の制定の理由と端午の節句との違いは?

こどもの日の制定の理由と端午の節句との違いについて知りたいですか?

本記事ではこどもの日を制定した理由や女の子でも祝ってもいいのか、そして端午の節句との違いについてご紹介しています。

こどもの日の制定の理由と端午の節句との違いについて興味がある方はぜひご覧ください。

こどもの日の制定の理由は?

「こどもの日」と「端午の節句」、男の子の行事じゃないの?それなのに「こどもの日」って結局、何の日?と、混同されがちな2つの言葉ですが、そもそも国民の休日「こどもの日」は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」という意味があります。

男の子の日と思われがちですが、本来は男の子も女の子も、ひいては産んでくれたおかあさんにも感謝をしましょうという日なのでした。戦後まもなくの1948年、祝日法が施行された頃に、日本は様々な国民の祝日を制定しました。もともと1925年から諸外国で国際こどもの日(6月1日)は存在していました。

日本の「こどもの日」は、それを受けて、更に国内からも多くの署名が集まり、国民の希望を取り入れたこともあって制定されました。日程を決める際に、もともとあった男の子のお祭り「端午の節句」の日に、「こどもの日」がわりあてられ、本来は男の子のお祭りの日だったけれど、現在では男の子も女の子も、そしてお母さんに感謝もするための日になったのです。

こどもの日と端午の節句との違いは?

では、もともと存在していた「端午の節句」とはどういうものだったのかというと、こちらは、中国に由来します。古く中国では、季節の変わり目(節句)の頃、特に急に暑くなり体を壊しやすい旧暦5月最初の(端の)午(うま)の日に、厄除けとして香りの強い菖蒲を飾ったり酒に入れて飲み、邪気を払ったという習慣がありました。

日本でも、奈良時代に厄払いとして行われるようになりました。後に武家が登場すると、「菖蒲」と武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」の音が似ていることや、菖蒲の葉が剣と似ていることから、武家男子の成長を願う行事となってゆきました。

そして後に平民にも広がり、一般的になってきたようです。つまり「端午の節句」は「こどもの日」とは違って、本来は厄除け、そして、男の子の成長だけをお祝いする行事だったのです。

こどもの日には何をする?

「こどもの日」は、子供の成長に感謝し、子供の喜ぶことをして楽しく過ごすのが一番でしょう。風習としては、菖蒲湯などを今も続けている家庭は多いと思います。

中国で厄払いとして菖蒲が使われていたことから、菖蒲湯は災いや病気を除け、そして「尚武(しょうぶ)」の意味から、出世も導いてくれると言われています。きりっとした菖蒲の根や葉をお湯に入れると、すっきりとしたさわやかな香りが立ちのぼり、清められる気持ちになれるでしょう。

また、生まれた赤ちゃんが初めて節句を迎えた時は「初節句」をお祝いします。近年は少ないようですが、その時にきらびやかな「陣羽織(じんばおり)」を着せて、お祝いすることも多いようです。「陣羽織」の強い赤い色は命を表し、こちらも厄を払ってくれるようです。

やはり、男の子のイベントが多い「端午の節句」ですが、「こどもの日」は子供みんなのものなので、もちろん男の子のいない家庭でも、成長を祝って楽しくお祝いをしましょう。

こどもの日の飾りと食べ物について

「こどもの日」には楽しいことがたくさんあります。5月5日にむけて五月人形やこいのぼりを飾るのは良く知られています。五月人形に鎧兜が多いのは、やはり「端午の節句」が武家に由来しているから。武士のように強くたくましく、元気に育ってほしいという願いがこもっています。

そしてこいのぼりには、流れの強い川もぐんぐんのぼる鯉のように、強く元気いっぱいに、そして出世もできるようにという意味があります。ちなみに一番上についている吹き流しが5色なのは、古代中国の五行説の「木・火・土・金・水」の5色が、子供に訪れた災いを打ち消しあって魔除けになってくれるという意味なのだそうです。

子供たちが大好きな柏餅は、柏の木は新芽が出るまで葉が落ちないことから、「家系が途絶えない」という意味、ちまきは中国で無病息災の意味で食べていたことに由来します。「こどもの日」の行事には、細かいひとつひとつに、子供への願いがたくさん詰まっているのですね。

https://www.m-style.info/2021/02/24/fujiya-childrensday/