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中国ドラマ 大明皇妃 あらすじネタバレ感想、最終回!BS放送予定2022

中国ドラマ 「大明皇妃」 あらすじネタバレ感想、最終回!BS放送予定2021

中国ドラマ 「大明皇妃-Empress of the Ming-」。明の時代の初期の実在の皇妃の物語です。

激動の明朝で3人の皇帝を支え、国の危機を救った皇后の生涯を描く歴史ドラマ。

「大明皇妃」のあらすじやネタバレ、感想や最終回についてもご紹介していきます。

また放送予定 2021-2022はBS12(トゥエルビ)にて放送中。

 

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Contents

大明皇妃-Empress of the Ming-の出演キャスト

■キャスト
役名:キャスト
孫若微(そんじゃくび):タン・ウェイ(湯唯)『ラスト、コーション』『レイトオータム』
朱瞻基(しゅせんき):ジュー・ヤーウェン(朱亜文)「孫子兵法」『フライト・キャプテン 高度 1 万メートル、奇跡の実話』
胡善祥(こぜんしょう):ドン・ジアジア(鄧家佳)「Burning Ice<バーニング・アイス>-無証之罪-」
徐浜(じょひん):チャオ・ジェンユー(喬振宇)「古剣奇譚~久遠の愛~」
朱棣(しゅてい):ワン・シュエチー(王学圻)『孫文の義士団』
朱祁鎮(しゅきちん):チャン・イーシン〔EXO レイ〕(張芸興)『カンフー・ヨガ』
朱高煦(しゅこうく):ユー・ハオミン(俞灝明)「月に咲く花の如く」

大明皇妃-Empress of the Ming-の脚本

■スタッフ
監督・脚本:チャン・ティン(張挺)『胡同(フートン)愛歌』『道士下山』

大明皇妃-Empress of the Ming-のBS放送予定2022

中国ドラマ 「大明皇妃-Empress of the Ming-」はBSではBSトゥエルビ(無料BS初放送)で放送。

2021年12月16日(木)から放送開始です。

月~金曜 夕方5:00~6:00
※2022年1月3日から夕方4:58~

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大明皇妃の見どころ

なんといっても明朝初期の国の基盤が整うまでの史実を忠実に再現しているところ。

ドラマのなかでは

・靖難の役

・土木の変

・奪門の変

などの史実がしっかりと盛り込まれています。しかしただ事実を伝えるだけでは面白味のないドラマとなってしまちがちなので、

・生き別れになった姉妹が同じ男性に嫁ぐ

・靖難の役の孤児の孫若微と皇孫の瞻基との敵同士としての出会い

などを織り交ぜながらドラマチックな演出で描かれているところです。

主人公の孫若微は8歳のとこに靖難の役が原因で両親が○されて、4歳違いの妹とも生き別れに。そして10年が経った18歳のとこに都に来て、永楽帝の暗○を試みます。

しかし瞻基に出会って、この計画は変更せざるを得なくなり、そして二人はお互いを意識し始めることとなります。

管理人アキ
管理人アキ
どっちかというと、瞻基のほうがはじめに若微のことが気になっていた様子でしたよね。

若微は瞻基の側室に、そして生き別れの妹・胡善祥は正妻となり同じ男性に嫁ぐ。そして若微は洪煕帝、宣徳帝、自身の息子の正統帝(後に天順帝)、甥の景泰帝までの激動の明朝において、混乱の時代を皇太子の側室、皇帝の妃、皇后、皇太后として過ごすこととなります。

瞻基は宣徳帝として即位し、明の安定を築いた名君とされています。そんな名君の影には賢い妻がいたということですね。瞻基は若微に頭が上がらない!?

第1話 引き裂かれた姉妹

物語のはじめは時の皇后・孫若微が肖像画を書かせているところから始まる。肖像画が完成し、それを見た皇后が「似ている?」と侍女にたずねる。その場を去る皇后。そしてある部屋を廊下から眺める。そこには夫で皇帝の瞻基が宣徳帝が音楽を聞きながら楽しそうにしている姿が映しだされる。

さて話は遡って建文4年。明の第2代皇帝・建文帝の治世に反発をした燕王・朱棣(しゅてい)は反乱を起こす。都の南京を攻めて第3代皇帝・永楽帝として即位する。これを靖難の役と言う。若微の父は御史大夫という役人だったため、先帝に仕えていた罪で両親ともども永楽帝に○されてしまう。若微には蔓茵(まんいん)という妹がいたが、その場で生き別れになってしまう。若微は父の知り合いの孫愚に育てられる。

一方、生き別れになった蔓茵(まんいん)は永楽帝の息子で皇太子・朱高熾(しゅこうき)と孫・朱瞻基(しゅせんき)に助けられて宮中に引き取られることになった。胡尚儀の元に連れていかれ、胡尚儀から自分と同じ「胡」の姓を受け、名は善祥と改められた。胡尚儀に気に入られて、二人きりのときには「おば上」と呼ぶことを許されていた。

時は流れて10年後、1年もの間、親征していた皇帝・永楽帝が都に戻ることになった。この凱旋は暗○のチャンスとばかり孫愚と若微たちは準備を進めていた。いざ、決行となったが永楽帝を乗せていたと思われていた馬車はもぬけの殻で、実行犯は逮捕、そして孫愚と若微はなんとか逃げ出すのだった。

一方、皇宮ではこの事件にたして、永楽帝の次男の朱こうくは永楽帝に取り調べしたいと願い出て、兵権を得る。そして皇帝は朱瞻基には錦衣衛に入り、調査をしろと金令牌を渡すのだった。

感想

話が難しくて分かりにくいのですが、永楽帝の次の帝位は長男の洪熙帝(高熾・こうし)、そしてその後が長男の宣徳帝(瞻基・せんき)という順番です。

物語の初めで孫若微が皇后で、夫の皇帝は宣徳帝(朱瞻基)だったということですね。若微からすると親の仇(かたき)の孫に嫁いだというわけです。いったいどうしたらこういう展開になるのか気になるところですね。

若微の元々の姓は景なのですが、妹の蔓茵(まんいん)は姓名を変えて胡善祥、そして自分も孫若微となっているので、物語のどこの段階で姉妹だと分かるのか、というのも見どころの一つと言えるでしょう。

また今回の暗○未遂事件はどのように解決していくのか、そして孫愚たちは罠(わな)にはめられたわけですが、その黒幕は誰だったのでしょうか?

高帝崩御のときに劉基が朱家に渡した2つの宝物というのが気になります。一つはかみそりで、建文帝がその場で髪をそりました。もう一つの宝とはいったいなんだったのでしょうか?

第2話 危険な賭け

錦衣衛として孫愚の骨董屋をたずねた朱瞻基。店内を兵と共に捜索していた。そこで床に落ちていた矢を見つけるが見逃し、若微に明日、酒楼に来るように約束させる。若微は男装していたが瞻基は「お嬢さん」と言って女だと見破っていたのだ。

孫愚と若微は計画が失敗に終わってしまってある場所に行く。そこには隠し扉があり、なんと先帝・建文帝の姿があった。すべては建文帝の企みだったのだ。

一方、永楽帝が親征している間、留守を守っていた皇太子・高熾。皇帝からその間に扱った文書や軍報の提出を求められた。「追って沙汰をだす。」と伝えられた皇太子は皇帝の信頼を得ていなかったことを悲しみ、皇太子を辞めるとの上奏をしようとしていた。

妹・胡善祥は宮廷で胡尚儀のお気に入りの女官に成長していた。そして友達の心眉に結婚をすすめられていた。南三所の崇質宮に出向いて年老いた女官たちを見つける。結婚をしないでいるとこうなってしまうのかと落ち込む。

瞻基は鶏鳴寺に師匠・よう広孝をたずねる。そしてこの度の皇帝と父・皇太子の出来事を話し策を授けてもらうのだった。

約束の日、は若微は酒楼に舟で向かうが、若微は瞻基を○すように組織の「陛下」から言われていた。店には錦衣衛と若微の仲間が客に紛れて座っていた。そんな中、二人は酒を酌み交わすのだった。酒のお替りを頼み、酒瓶が机に置かれた。この酒瓶には細工があり、フタを回すと○酒が出るように仕組まれていた。

ネタバレ

組織の「陛下」って建文帝のことだと思っていますよね?でもこれは違います。なんと第二皇子の高煦が陛下だったんです。いやはや、御見それいたしました。

高煦は靖難の孤児たちを使って永楽帝暗〇を企てたわけです。それも遺児たちをだまして。失敗すれば遺児たちを捨てるつもりだったのでしょう。

また瞻基を〇すように言ったのは、瞻基がいなくなれば皇太子の座が自分のものになる可能性があるからです。どこまで行っても帝位簒奪だけが目的の自己中な男です。

で、高煦は詔獄のカギを若微に渡します。若微が仲間を助けると分かっていたから。これもなぜ高煦が持っていたのかは不明。

 

これを知っていた瞻基は、酒瓶を傾けてから杯に注ぐ、それを若微に飲むようにすすめるのだった。若微は震える手を差し出しながら杯をあおろうとすると瞻基が杯を払いのけてやめさせたのだった。瞻基は度胸の据わった若微を気に入ったようだった。

瞻基は若微の手をとり、酒楼の3階から飛び降りて川の上の舟に着地。酒楼の1階では、錦衣衛と若微の仲間が刀を抜き、一触即発となっていたが、瞻基と若微が舟にいることが分かると、徐々に距離を取り、去って行った。

感想

若微のことを女性として見だした瞻基のことが気になります。暗○事件の真相究明と若微を自分のものとしたいという思いで揺れ動くのかなって感じですね。

第3話 虎の親子

永楽帝は、皇太子・高熾に虎の親子が描かれた絵を下賜し、その絵に合った詩を付けるように命じた。高熾は皇太子は辞めたいと皇帝に直訴するが反対に激怒されてしまう。そしてもしや順天に帰り、力を蓄えて自分を害するのではないかと疑われてしまうのだった。

一方、若微は瞻基にお願いして詔獄(牢屋)に入れさせてもらう。そこに第2皇子・朱高煦が来ることになり、許可証を持っていない若微は瞻基とともに牢をのがれることにしした。詔獄の外門まできたが鍵がかかっていて開かない。瞻基は剣で鎖を切ろうとするが切れない。そこで若微は持っていた鍵を瞻基に手渡すと鍵が開いたのだった。

「どうして鍵を持っていたのか?」と問い詰められた若微は、瞻基の家で虎の絵を見つける。その詩を作る代わりに鍵については聞かないでほしい、そのうち説明をするからと行った。

皇太子は永楽帝に呼ばれた。永楽帝が留守の間の文書を一通り見た皇帝は、皇太子をねぎらう。そして褒美を取らせるので、願いを言ってみろという。皇太子は、皇太子を辞することをお願いし、後任には第2皇子・朱高煦がふさわしいと言った。そこで高煦も呼ばれた。皇帝は皇太子に剣を渡し鞘を抜き取り、自分を○せと脅し、また高煦を○せと脅した。

困ってしまった皇太子は虎の絵を持ってくるように言う。虎の絵には詩がつけられていた。その内容は「虎は百獣の王なり、誰もが彼を恐れている、ただ親子の情あるのみ、一歩 進んでは子を顧みる」というものだった。皇帝の気持ちを代弁した詩。皇帝(虎)は恐ろしく見えていても我が子のことを大切に思っているという内容だった。それに感心した皇帝は怒りをしずめて皇太子たちを帰宅させるのだった。

感想

永楽帝は自分の考えを言わないので、周りは振り回されていますね。今回は皇太子が振り回されました。皇太子は皇太子の座を守らないと自分の命も危ないので必死です。長男に生まれてしまったがための苦悩ですね。

第4話 帰還の日

第2皇子の高煦は皇太子の座を狙って策をめぐらしたが失敗に。永楽帝に嫌われ、そして皇帝は改めて臣下の前で皇太子は高熾であり、これからも変らないと宣言をする。それでも諦められない高煦は弟の第3皇子・朱高燧を巻き込み、謀反を起こすことを誘うのだった。

一方、若微は帰還の日が近づいていた。仲間たちを見捨てることに納得がいかずにいたところ、店に瞻基が現れる。面白い場所に招待すると言われ、誘いに乗ってしまう。

連れていかれたところは天牢。そこで瞻基は詔獄の鍵を持っていたこと、皇帝暗○や詔獄にいる者、そして酒楼で刀を持った男たちとの関係について迫る。何も知らないと若微が答えると、瞻基により天牢に閉じ込められてしまう。

第5話 不穏な動き

永楽帝は夢に出てきた母のことが忘れられない。母は父帝に非難され、兵に連れていかれる。それはすべて自分のせい、自分が帝位を奪ったからだと自覚している。

そして瞻基にはどうしても先帝で甥の建文帝を見つけ出し、優遇したいと考えていると伝える。そしてもし自分が先に○したとしてもその志をくんでほしいというのだった。

永楽帝は北への遷都、北方異民族の撃退、永楽大典の編纂を自分の代でやりとげたいという意思をもっていた。しかし皇太子からすればこれらを1代でやりとげたら官史が〇んでしまうと思われることだった。

永楽帝は遷都、軍での功績、それから書物の編纂などの文化的な功績などを行い国へ奉仕しようとしました。彼はのちの世の人々から良い評価を受けたいと思ったのかもしれません。もともと帝位は簒奪したものですから、人一倍、後世の評価を気にしたのかもしれません。

さて、天牢に閉じ込められてしまった若微は、倒れこんでしまうが、瞻基が戻ってきて助けられる。瞻基は鍼(ハリ)の治療をして若微は回復する。瞻基は若微が牢にいる聶興を助けたいのだろうと推測し、脱獄を支援することにした。

第2皇子、漢王・高煦は雲南行きを命じられておきながら、病を理由に都に留まっていた。都にいれば帝位を奪うチャンスは訪れるが、雲南に行ってしまえば一生そのチャンスは訪れないと考えているからだった。

皇帝に言われて高煦の様子を見に行った瞻基。高煦は寝台の上に寝ていて、炉に火が入っていることを確認する。その場に第3皇子の高燧が現れた。

そして高燧が兵の交代のため途中湯山の温泉によるため高煦を連れていくというのだった。この行動を不信に思った瞻基はこの件について極秘に調査しようとしていた。

第6話 くすぶる火種

高煦と高燧は謀反を企てた。まずは火薬庫に火をつけるために高燧は火薬庫に向かう。しかし火薬庫を守っていた者に聖旨が授けられていた。それを知らずに高煦は兵を率い宮廷へ向かう。宮廷に入る門には瞻基が待ち構えていた。瞻基は兵を連れずに高煦だけを中に入れることを取り付けた。

謀反の罪が明らかになり、高煦と高燧は皇帝の住まいの前で跪(ひざまず)いて沙汰をまっていた。本来なら天牢行きになるところだったが、皇太子はこれを止める。皇帝は庭先からとげのある木を切ってきて皇太子の前に投げ拾うようにいう。

とげがあると断る皇太子だったが、皇帝の怒りを静めるために、みずからとげがある木をもち、高煦と高燧のために命乞いをするのだった。手は血だらけになり痛い思いもしたが、これで皇帝の怒りはなくなり、高煦と高燧の罪は不問となった。

皇太子の高熾(こうし)が命乞いをした理由は、弟を投獄したら次は自分の番になることを知っていたから。この辺りはとても自分の置かれた環境が分かっている皇太子です。

一方で瞻基は若微を錦衣衛に変装させ、酒を飲んでつぶれた瞻基のように見立てて牢に入れた。そこで聶興をうまく脱獄させることに成功する。

聶興を脱獄させて安心した若微は、それでも組織に対する怒りはおさまらずに「陛下」に会いにいく。そして渡された鍵を返すのだった。この鍵を渡したときから「陛下」は若微が仲間を助けに行くと知っていたのだった。そう思うと余計に悔しさが募るのだった。

ある日、若微は瞻基に誘われて骨相を見に行くことになった。連れていかれた場所は鶏鳴寺であった。

第7話 血の誓い

骨相を見てもらった若微は、和尚から「帝王の相」と言われ、両親とは小さい頃に○別、そして生まれたのは都だと言い当てた。しかし若微はこの和尚が親の仇の姚広孝だと気がつく。瞻基は若微との因果を知りたがったが姚広孝は答えなかった。

家に帰り若微は両親の位牌の前であの黒衣の僧・姚広孝と出会ったと報告をするのだった。夜を待って若微は両親のかたき討ちのために鶏鳴寺に向かう。姚広孝は若微が来ることをお見通しだったようで対峙しても平然としたものだった。「建文帝はお元気か?」「すぐに景清の子だとわかった。景清は良い役人だった」などと世間話をしているうちに瞻基がやってくる。若微は物陰に隠れた。瞻基は若微が靖難の役の遺児だとみているが、彼女が何をするつもりなのか、気になってもいると話す。それを聞いていた姚広孝は「因果は心がつくる。お前と彼女の運命もお前たちが作るのだ、天が決めるのではない。」と静かに答えるのだった。

皇帝が来る予感がした姚広孝は瞻基を迎えに出させる。そして隠れていた若微を呼び出し、「皇帝は譲位を考えているため、先行きは不安定、平穏に暮らしたいなら都を離れて山に隠れろ。」と言って逃がしてやるのだった。

一方、妹の胡善祥は漢王府に使いに行ったところ、第2皇子にこのまま女官で過ごすのはもったいないと言い出すのだった。妃になるためには高皇帝が決めた規則を守る必要がある。外戚がのさばることがないように高位の妃候補は望まれなかった。妃になるには身元が確かなことだけと言うのだった。朱家の妃になったらどうかと暗に誘っているのだった。

鶏鳴寺に皇帝がやってくる。最近、父帝の夢を見るなどと姚広孝に言うが話が的を得ない。姚広孝は皇帝の心配事をなくすには靖難の役で殺された臣下たちとその家族たちを赦免すること。遺児たちを都に呼び戻し、恩も仇もなく新しく出発すること宣言することだと言う。皇帝は自分の過ちを認めろというのかと激怒する。しかし姚広孝は恨みが続く限り、子孫の手が血に染まる(つまり肉親を○す)と予言する。

皇宮にかえっても皇帝の怒りは収まらない。そこに皇太子、瞻基、第2皇子、第3皇子が現れた。皇帝は跪(ひざまず)くことを命じ、そして肉親を○さないと誓わせるのだった。3人の子と1人の孫は小刀で手のひらを切り、血を出した手を重ねながら誓いを立てるのだった。

「天地の神に誓います。我が朱家の者を殺したら命を失い 悲惨な死を迎えても構いません」

一方で家に戻った若微は寝ていたところを徐浜に起こされた。錦衣衛との取引が組織で問題になっていることを知らされる。

皇宮では皇孫の妃候補(秀女)を集めて宴が開かれていた。そこに女官として出仕していた善祥は第2皇子の言葉を思い出していた。そして胡尚儀に秀女になりたいと願いでるのだった。一生女官のままではいやだし、かといって太監(宦官)との夫婦ごっこも嫌でどちらも選びたくないというのだった。尚儀は激怒し・・・

第8話 だまし合い

胡善祥は皇太子の屋敷に行き、皇太子に仕えたいというが戻るように言われてしまう。

若微は組織から命を狙われる。組織は錦衣衛の黄が、朱瞻基だと突き止めたためだ。父・孫愚が命をかけて守ろうとする。その中で、本当に組織の“陛下”があの人ならば気持ちが変わるかもという仲間も出てきた。朱一族の争いに巻き込まれるのはいやだと思う仲間もいるのだった。

一方、瞻基の婚姻は進められていたが思うような相手が見つからない。善祥は皇太子に口添えを頼んだことで、また胡尚儀に怒られてしまう。

皇帝の執務室に安貴妃と朴妃が食事を持参した。毒味をした胡尚儀に安貴妃は朴妃が初めて食事を作ったので謁見させてほしいと頼んで受け入れられた。

執務室では皇太子、2人の皇子、詮議と皇帝が政務をしていた。朴妃はそこに食事を持って行った。皇帝は朴妃の食事を食べ気に入ったよう。そして瞻基の丹房の侍医にあることを聞いてくるように伝えた。子どもを増やさなければいけないと瞻基にいうのだった。朴妃は今宵皇帝の相手をすることになった。

瞻基は若微に弓を教えていた。そして靖難の役の遺児を探していることを告げ、建文はどこだと聞く。そして若微は瞻基に弓を引き、瞻基のことを「皇孫殿下」と呼ぶのだった。皇孫暗〇も失敗に終わり、若微は捕えられてしまう。

弓の引き方を教える瞻基は若微の腰に手を回し・・・ってところがちょっとエロイです(笑)

詔獄に入れられてもかまわないと思った若微だったが、瞻基は若微を祖父の前に連れていくという。そして祖父の胸のつかえを取りたいというのだった。そして若微を娶ってもいいといい、若微は従うと答える。妙に物分かりがいい若微が気になった瞻基。そして二人を乗せた馬車が屋敷に到着したかはずだが、若微たちの策で組織のアジトまで連れていかれてしまう。

しかしこれは瞻基の策でもあった。アジトには瞻基の部下のたちが迫っていた。

第9話 大いなる監獄

瞻基は囚われの身になったようみ見せかけて若微たちの組織の「陛下」に会うこうとを望んでいた。しかしそれは叶わなかった。組織の「陛下」は建文帝だと思われていたが実は第二皇子・高煦で皇孫の瞻基を〇し、自分が皇帝になることを願っていた。瞻基は若微を連れて皇宮に帰る。東宮に行くことになり若微は瞻基に「大きな監獄ね」という。母で皇太子妃の張妍は瞻基が連れてきた娘に会わせてもらうことができず気になっていた。

一方、朴妃の床入りがきまり、胡善祥らがいる後宮は忙しくなっていた。瞻基は皇帝に薬を渡しに行く。皇帝は瞻基が若微を家に連れてきたことを知っていて、どの家の娘かと聞き、会わせろというのだった。

靖難の役で先鋒を務めた鄭和が宝船隊を率いて東南アジアの各国をまわり、使節団を連れて帰ってきた。宮廷では大きな歓迎ぶりだった。

安貴妃は朴妃のところへやっきて「よくやった」とほめた。そして子を産めば今後は一生安泰だと言う。そしてこの1月が勝負だとも。

胡尚儀が皇太子府にきて朴妃のことを相談していた。皇后がいないので、皇太子妃が朴妃に会ってくれないと筋を通せないとも。皇太子妃は胡尚儀に瞻基が連れてきた女性を見てきてほしいと言われて、若微の様子を伺う。そこには妹の胡善祥もついていったが、若微も善祥もお互いに姉妹だと気が付くことがなかったが、それぞれに好意を持ったようだった。

皇帝は朝貢国の使者に大国の威厳を見せつけることにした。

感想

組織の「陛下」は建文帝ではなくて、第二皇子・高煦(こうく)だったことがかなりの驚きでした。ということは若微たちは利用されたってこと。そして本当の建文帝はいったいどこにいるのでしょうか?

第10話 命の恩人

皇帝は瞻基に屋敷に連れてきた女子を園遊会に連れてくるように命じた。

このとき若微は皇帝のことを「朱棣」と言い、瞻基に「『皇帝』と言うように。禁忌までおかすのか・・・」と言われてしますシーン。くすっときました。

困った瞻基は若微を捕えられている徐浜に会わせる。瞻基は若微が園遊会に出れば牢のものを〇さないと条件を出していた。徐浜は若微を説得し園遊会に出るように言い、さらに園遊会で皇帝を〇すように言う。これで若微は園遊会に行く動機が見つかった。

園遊会に来ていく服を選ぶときに、瞻基はかんざしを手にしながら「君はいつもどんなかんざしを?」と聞き、若微が「鉄製の先がするどく尖(とが)ったものを。そうすれば倭寇から身を守れる」と答えるシーン。瞻基は慌てふためき、笑いでごまかそうとする態度が笑える。

園遊会で瞻基とならんで歩く若微。そして胡善祥とすれ違う。二人はすれ違いざま、お互い振り向きあうのだった。そして皇帝に呼ばれ、皇帝のそばでお世話をすることに。使節と皇帝のやり取りを聞き、皇帝に意見を求められると、皇帝の意の沿った答えをするので気に入ら酒を賜る。

若微は卓上の果物ナイフを手に持ち、皇帝を暗〇する機会を伺っていた。そこに皇帝に向かって矢が放たれ皇帝に胸に刺さる。若微は皇帝をかばい次の矢を受ける。園遊会は騒然となり、瞻基は若微は抱えて東宮に戻り侍医の治療を受けさせる。皇帝はかすり傷ですんだが若微は重体に。

皇帝のところに3人の息子が見舞いに集まっていた。皇帝は皇太子にはこの度の件を分析して上奏すように、第2皇子には禁足を、第3皇子には北鎮撫司(ちんぶし)が調査することに同意して早く犯人を見つけるように命じた。

胡善祥は若微のことが気になってならない。しかし胡儀に止められる。もし若微が〇んだら責任を問われる、そして助かったら、若微は高い地位を得ると言うのだった。

皇太子はこの問題をどう奏上したらいいのか悩んでいた。太子府の臣下は「これはいい機会、陛下をかばった女子は太子府の者。皇孫妃であるから、婚姻を挙げれば陛下がお喜びになる。そして皇太子の地位は盤石になる」と言うのだった。そして臣下は早くその女子の名前を生年月日を記して秀女に入れるべきと進言する。

一方、若微は善祥に介護されていた。善祥は若微のことを放っておけなかったのだ。善祥は若微の名前を知り、自分の姉なのではと考えていた。

皇帝は自身の暗〇を皇太子のたくらみではないかと、太子府の人間を連行する。

第11話 死のふち

朱瞻基は東宮から若微の身柄を鶏鳴寺に移した。若微は〇のふちをさまよっていて、瞻基は気が気ではない。脈は弱いが容体は安定して和尚からは声をかけるように伝えられた。生きれるかは若微次第。瞻基はつきっきりで看病をしていた。瞻基は若微と初めて会った時のことを思い出していた。うろたえてひどくおびえていた若微を瞻基は自分と重ねていた。

瞻基は心の中で若微と出会った日のこと、そして自分の姿と若微を重ねたこと。そして今〇ねば後悔する、自分のような男には二度と会えないからと思う。

そんなときに永楽帝が現れて若微を見舞う。皇帝は女子に命を救われたのははじめてだと言う。そして若微の家族を連れてくるように言う。

永楽帝は第二皇子・高煦を呼び出し、皇太子・高熾から監国の役職を引き継ぐように命じる。高い地位を得た高煦は有頂天になって喜ぶ。しかし永楽帝が希望する軍備費が高額で国庫から出すことができにあ。不足分をを3人の皇子で負担しようと提案する。

高煦は皇甫雲和の罪をなじった。皇帝暗〇は高煦の策だったようだ。高燧はこのままでは高煦の地位も危なくなるので始末したほうがいいと提案する。

瞻基は牢にいる若微の父と仲間のところへ行き、徐浜を連れ出し、鶏鳴寺に連れていく。若微の脈をみた徐浜は若微を連れ帰るといいだし、瞻基ともめる。若微は目が覚め、瞻基に「もう私たちを解放して」と言う。瞻基はもうすぐ矢を受けたお礼を言いに永楽帝が来るといい、徐浜は激怒する。そして若微はみんなのためだと思って矢を受けたと言う。そしてあとの二人は趙王・高燧が連れ去ったと瞻基は伝える。

若微が目が覚めた時に瞻基が近くにより「若微、若微」と呼びかけます。たぶんこれが初めて瞻基が若微の名前を呼んだシーンだと思います。若微は中国語でルオウェイ(ruòwēi)と発音します。ちなみに瞻基はジャンジー(zhānjī)です。

それまでは姑娘(グーニャン)とか、你(ニー)とか他(ター)ですよね。若微という発音は聞き取れませんでした。

若微が目覚めてうれしいはずの瞻基ですが、若微が手を伸ばしてもその手をつかもうとはしません。こういうところが自分の感情を押し殺して生きてきた人間、掴みどころのない男を演じている役者さん、素晴らしいですよね。

永楽帝は若微を見舞い褒美を取らせようとする。若微は自分が〇んでも誰も困らないが皇帝が〇ねばまわりの人間に累が及ぶと答えた。

瞻基は北鎮撫司(ちんぶし)署へ行き2人を引き渡すように要求する。そして高燧と取引をする。

第12話 皇帝の苦悩

怪我をした若微を鶏鳴寺に見舞う永楽帝。そして目覚めた若微と永楽帝は話をする。若微は鳳陽歌を披露する。「鳳陽というのはどんな所なの?鳳陽は元々よい所だった。でも朱という名前の皇帝が現れて、それから10年のうち9年は飢饉。叔父と甥が互いに争う。民はただ苦しみ続けるばかり」永楽帝はそれを聞き怒るが怒りをしずめる。

皇太子は家財を街で売り始めた。

一方、瞻基は孫愚の骨董店を訪ねた。そして永楽帝は靖難の遺児を赦免し、3万人の遺児を都に呼び寄せ家族も含めて名誉を回復させようとしている。そしてそれには建文帝と永楽帝を引き合わせる仲介者が必要だと協力を求めた。しかし朝廷側の意見は信用ならないとする孫愚は若微を返してもらうほうが先だと返答する。そこに徐浜が若微は皇帝をかばって矢傷を受けて重症だと言ってしまい孫愚は心配する。

瞻基は徐浜がどうやって第三皇太・高燧(こうすい)に仲間を解放させたのか聞いた。「靖難の遺児とあなたは関係ない。だが陛下に追及されたら巻き込まれるやもしれません」と言ったという。瞻基はなかなか洞察力があると徐浜のことが気に入るのだった。

鶏鳴寺に戻った瞻基は上等な琴を若微に与え、若微は琴を弾きながら昔のことを語った。瞻基は聞くに耐えられず、傷が治ったら解放するので都に戻ってくるなと言う。そして自分の置かれている立場の苦悩を吐露(とろ)するのだった。

若微は自分の過去を語り、瞻基も自分のことを語ります。瞻基は自分の立場や思っていることを素直に言ったことはありませんでしたが、ここで初めて若微に伝えます。重要な場面ですね。

瞻基は幼少のときから大人たちの顔色をうかがって生きていた。だから若微よりも幸せだとも思わないそう。

第三皇太・高燧(こうすい)は骨董店に兵を送り孫愚ら3人を連行する。そして鶏鳴寺にいる永楽帝に面会し園遊会の賊を見つけ連れてきたという。鶏鳴寺に瞻基も来るが永楽帝に会ってもらえず、金令牌を返すことになる。(つまり官職を解かれた)

悔しくてたまらない瞻基は父親の皇太子・高熾(こうし)に当たる。高熾は永楽帝の寵愛があれば上りつめることができると思ったか、人から与えられたものは容易に取り上げられることもあると諫(いさ)める。そして瞻基の心情をくんでやるのだった。

皇太子・高熾は臆病に見えますが、実はとても賢いのです。つまり永楽帝に嫌われもせず、そして寵愛を受けすぎもせず、うまく皇太子という立場を守っていた人物だと思います。

高熾は昔話をする。「自分が瞻基と同じくらいの歳のころ、父(永楽帝、当時は燕王)は正気を失ったと見えた。しかしもう少し歳を取って考えると父の心中はとても計り知れないと思った。」と。靖難で使った武器は燕王府の地下で作ったものだった。あひるやがちょうをたくさん飼い、その鳴き声で鉄を打つ音を打ち消していたのだった。そしてそのときに、高熾は人の心ほどこの世で恐ろしいものはないと悟った。そして今の永楽帝の心も計り知れない、臆病でいるくらいでちょうどいいと話すのだった。

鶏鳴寺で永楽帝と若微は子供遊びながら言葉を交わしていた。永楽帝は100年後、200年後の民がどのように自分を評価するのが気になると言う。永楽帝は自分の武勲を並べるが、若微はその陰で多くの人が〇されたことを指摘する。そして永楽帝は靖難について間違いを犯したと話す。償いをしたいと心から思っていると話す。

ちょっと休憩

この第12話が終わってBSトゥエルビの放送は2022年に突入。そして番宣が行われました。

今後の展開が気になるところです。

1.瞻基と若微の恋のゆくえ

2.若微と善祥の姉妹の今後

3.徐浜と若微の恋のゆくえ

私は今、こんなところが気になっています。

若微は瞻基の妃となることは決まっているのですが、若微の心には徐浜がいる。そして少しずつ瞻基に心を開いていくってことでしょう。

そして若微と善祥の姉妹は同じ男性に嫁いだわけですから、お互いに反発しているくことが必至。だんだん善祥が悪役キャラになっていくということで、それも見どころ。

そしてお互いに惹かれあっていた徐浜と若微の今後はどうなるんでしょうか?徐浜は仕官するということですが・・・

第13話 交換条件

第二皇子・高煦(こうく)は第三皇太・高燧(こうすい)が靖難の孤児を瞻基に渡したことをなじった。しかし高燧は孤児たちを使って皇帝を襲ったことを責めた。

鶏鳴寺に滞在している永楽帝は和尚・姚広孝と話をしていたがそこに瞻基が来る。どうしてこんな仕打ちをするのか永楽帝に尋(たず)ねる。そして父の皇太子・高熾(こうし)から聞いた靖難で使った武器は燕王府の地下で作ったことを話し、何事も表立った行動をしても勝てるわけではなく、隠密な行動こそが成果を得られると言う。それに感心した永楽帝は再び金令牌を瞻基に与えたが瞻基は断った。そして父の皇太子高熾からよく学べと永楽帝は言った。そして永楽帝はお金を瞻基に渡し、高熾に渡すようにいった。

ということは、永楽帝は皇太子・高熾の資質を見抜いていたってことになりますね。臆病な皇太子に見えますが物事をよく考えていて、さらに慈悲深い人柄のよう。

瞻基と若微は一緒に寺内を散歩をしていた。瞻基は皇帝が目をかける者は命を狙われると言う。自分は功を焦ったため禁令牌を没収されてただのクズになったとも。父が失脚すれば自分の命の保証がないとも言った。

珍しく自分の内心を話す瞻基。そして若微がそばにいると胸がざわつくのだとか・・・

瞻基は金令牌がないため調査ができずにいた。若微にはいつか必ず靖難の間違いを正してやるから、君も生きろと言うのだった。そこに部下が報告にきて、若微の父たちは第三皇子・高燧(こうすい)の元にいることが分かった。

その頃、後宮では安貴妃は朴妃を探し、懐妊しているのかどうか知りたがっていた。

若微は永楽帝に瞻基は皇帝の心の病を治すといって寺を出ていったと言い、そして若微は永楽帝に靖難の孤児を許すように願い出る。永楽帝は建文帝を連れてこれたら3万の孤児を都に戻すことを許すと言った。

皇甫雲和は馬車に乗っているところを瞻基の部下に襲われ捕えられた。そして瞻基は皇甫を若微と会わせるのだった。皇甫は若微を疑っていたが〇せなかったのが悔やまれ、そして若微は組織の「陛下」が第二皇子・高煦(こうく)・漢王だと知っていた上で孤児たちを手駒にしたことを非難した。

若微は鶏鳴寺にいるときに興味深いものを見たと皇甫に伝え、瞻基は自分の側につけば命を助けてやると言う。

園遊会の皇帝暗〇の実行犯とおぼしき者が逮捕され、第三皇子・高燧(こうすい)は指示した者の名前を吐くように仕向けていた。そこに第二皇子・高煦(こうく)漢王がやってくる。そして高煦は高燧を脅して例の者を引き渡すように要求する。

そしてついに永楽帝は罪人の孫愚たちを連れてくるように命じた。

第14話 消えた妃

永楽帝に第二皇子・高煦(こうく)と話し合ってから来いと言われた第三皇子・高燧(こうすい)。鶏鳴寺に高煦が到着すると高煦に喧嘩を吹っ掛け言い争いになる。そして永楽帝から用事がなければ帰るようにと命が下される。

後宮では朴妃が懐妊しているのか、胡善祥がつきっきりで食べたもの、睡眠、排せつなどを記録していた。朴妃はある噂を聞いたという。それは朴妃が懐妊しなければ永楽帝までも笑いものになるというものだった。それを聞いて善祥はひれ伏し、噂をしたものを罰するので許して欲しいと言う。

善祥は宮女を集めて誰が朴妃に話したのか、そして一人がそのような行動をすれば他のものまで累が及ぶと伝えた。

胡善祥は無事に宮中で生きているようですね。小さいころから胡尚儀のもとで厳しく育てられて卒なくこなしているようです。

さて、朴妃は懐妊しているのでしょうか・・・侍医の脈診の日が数日に迫っていた。

一方、鶏鳴寺では若微と義父・孫愚たちが再会をはたしていた。じょう興の様子がよくなく皆で介抱をしていた。徐浜は瞻基に3万の遺児を解放するなら私怨は水に流すと言った。瞻基は面会の日時と場所を決めておきたいと言う。しかし徐浜は永楽帝が建文帝に会う目的をたずねる。瞻基は「2匹の龍は並び立たず」だか、永楽帝と建文帝は永遠に叔父と甥であると答える。この取引に孫愚と若微、徐浜は乗ることにしたが、じょう興は協力することを拒んだ。

後宮では朴妃が行方不明となり大変な騒ぎになっていた。寵愛を受けた妃は1ヵ月の間一人で過ごすことが規則だが、安貴妃だけは訪問していた。おきてを破っていたことが分かれば、監督不行き届きで皇太子妃まで累が及ぶと胡尚儀は安貴妃を諭し、騒ぎ立てるのを止めるように言った。そして皇太子妃と胡尚儀は朴妃の捜索を開始した。

鶏鳴寺では永楽帝に徐浜が拝謁をした。永楽帝はこの件がうまく行けば官位を与えたいと言うが、徐浜は断る。徐浜は建文帝とは無錫の霊山寺で会うことができると言う。山頂の塔で、建文帝は9階に登り、永楽帝は2階にて、顔を合わせることはできないと言う。理由は建文帝は再会う望んでいないからだと。そして本人の証しを示すということが精一杯ということだった。

永楽帝は建文帝はどうしているのか聞く。建文帝は3万人の遺児のために出家したと徐浜は答える。15日後の日没に日時は設定された。

瞻基は永楽帝にほめられた。褒美について瞻基は3万人の遺児の赦免と都に戻すことを願い出たが、永楽帝には断れ、お前たちが皇帝になったときにやれと言う。つまり建文帝と会って謝罪するのは皇帝の自分ではなく、叔父としての自分だと言うのだ。

じょう興は孫愚の説得も虚(むな)しく寺から抜け出す。寺を出てどこかで静養して傷を治し、再び都に戻って永楽帝を〇す。そしてそのときには孫愚や若微たちとは敵同士となると捨て台詞を残して。

後宮では朴妃が見つからず・・・胡善祥は胡尚儀の代わりにその責任を取ろうとしていた。

第15話 上り始めた階段

朴妃が失踪した事件で誰が責任を取るかで胡尚儀は胡善祥と言い争っていた。この期に及んでも善祥は秀女になりたいと言い、胡善祥は朱家に嫁いでも平穏には暮らせないと言う。そして善祥は今夜にかけると言い、負けても後悔はないと言う。そしてもし自分が〇んだら鶏鳴寺を訪ねて若微が生き別れになった姉なのか確かめてほしいと最後のお願いをする。

胡尚儀は胡善祥はなんだかんだ言っても良い義理の親子って感じですね。だたそれはここまでで胡尚儀は胡善祥の心の中を知ってしまったのです。それは出世欲。

朴妃は安貴妃の部屋で見つかった。朴妃はあの晩、永楽帝は自分に触れていない、だから妊娠はないと言ってしまう。

朴妃は朴妃の苦悩があったわけです。

朝になり、胡尚儀は自分が責任を取るから善祥には逃げるように言い抱き合う。そんなときに朴妃が見つかったとの知らせが入る。胡尚儀は胡尚儀を突き飛ばし、皇太子妃の元へ行く。

東宮に朝帰りした皇太子妃・張研は皇太子・高熾(こうし)に事の次第を話し、永楽帝が朴妃を召したのは3人の皇子が気に入らないから、皇太子を変えるつもりだと言う。

永楽帝が朴妃を召したときに瞻基がもっていった薬は偽物。本当の媚薬を持って行ったほうが罪に問われるのだとか。宮中って難しいところです。

間もなくして善祥は胡尚儀の部屋に行く。胡尚儀はとても立腹していた。善祥は胡尚儀が〇ぬのを見たくなかったのだと言う。そして厳しく当たっても自分を見捨てないでと言う。

胡尚儀は出世欲のため出過ぎた真似をした胡善祥を許せなかったということ。皇太子妃・張研に忠誠心を見せて、気に入られて、胡尚儀の上に立つことになるのを恐れていた。

そして自分の上に立ちたいなら行きなさいと言う。そして二度と戻ってこないでと言う。そんな中、皇太子妃・張研のお達しがあり、善祥は尚儀局の副署となり屋敷まで与えられることになる。その答えは・・・拝命だった。

皇太子・高熾(こうし)は瞻基の帰りを待っていた。そして永楽帝を信用しきってはいけないと言う。瞻基は高熾にあることを耳打ちした。高熾は永楽帝が建文帝と会うことはならないという。

胡善祥は官位を与えられ官服姿で皇太子妃・張研に謁見をする。張研は善祥をいたく気に入り、昇進を祝う宴席を皇太子府から出してやると言う。そして過去の話(靖難の孤児)はしないでしっかり仕えなさいと釘を刺す。

高熾と瞻基は鶏鳴寺に行き永楽帝と会った。永楽帝の心は一筋縄ではいかない。また難癖をつけて高熾が帝位を狙っていると叱り飛ばす。高熾は自分のことを信じなくてもいいが、瞻基のことは信じるように。瞻基がいなくなれば朱家に希望はなくなると答えるのだった。そして建文帝に会うために瞻基を人質にすることはならない、そして永楽帝は気まぐれなのでそれを直さない限り自分は謀反を起こすだろうと言う。

鶏鳴寺では若微と孫愚、徐浜が永楽帝と建文帝を引き合わせるための最後の確認をしていた。しかしこの作戦は割に合わない、危険が多すぎると孫愚は言う。建文帝がどんな目的で永楽帝に会うのかは分からないし、替え玉かもしれない。また永楽帝が建文帝を〇すかもしれない。瞻基は人質だか瞻基を〇せば徐浜は生きられない。そんな作戦であったが若微はこれに賭けているという。

第16話 2人の皇帝

決行の朝、若微は覚悟を決めて靖難の遺児たちを救うために永楽帝と建文を会わせるつもりだと言う。そしてすべて終わったら徐浜と共に都を離れるつもりでいた。そのために瞻基に別れの挨拶をした。すべてが終われば瞻基と会うことはないと。瞻基は赦免されるわけだから、都にとどまり住んでいた屋敷を再建して褒美とすると約束する。また無事に終われば我々は敵同士ではなくなる、今後のことはゆっくり決めようと言う。

話は徐浜のことになり、若微は瞻基と徐浜が手合わせしたことを聞いた。「なぜ?」と聞くと瞻基は反対に「君のためだとしたら?」と聞く。若微はこれが終わったらすぐに都は離れて徐浜と一緒に舟に乗り海の向こうをめぐってみたいと言う。瞻基は「私ではダメか?」と聞くと若微は「しょせん私は逆賊であなたは皇孫」と答える。瞻基は「去っていくならその前に君を忘れさせてくれ、そうでなければいかせない」と言うのだった。

このシーンは瞻基なりのプロポーズですね。そして徐浜への嫉妬。このあと瞻基は徐浜に対してどうするのか、そしてどうやって若微を自分のものとするのかが気になります。

一方、胡善祥は昇進の宴を開いていた。多くの者が挨拶に来てわいろを渡してくるものもいた。そこに安貴妃が言いがかりをつけてきたところ、皇太子妃・張妍に助けられる。

永楽帝と建文の再会が行われた。寺の内部では永楽帝と建文は顔を合わせることはなく、別の階にいて若微がそれぞれの言葉を伝えた。寺の山には人質の瞻基と徐浜がいた。建文は本人の確認のため、ある印影を渡す。それは長らく失われていた伝国璽(玉璽)の印影だった。永楽帝は建文の今の居場所や太上皇の称号を授けたいと言うが、建文はすべて断る。そして出家したものに戻るべき家もなく供養する先祖もいないと。建文は俗世を捨てたのでもう戻る気はなく永楽帝に民を大事にしてもらいたい、そして自分にしたことなどは小さなことで悔いるに値しないとも言うのだった。

疑い深い永楽帝はこの言葉が信じられない。若微は先ほどの伝国璽(玉璽)を永楽帝に渡す。玉璽を手にした永楽帝はいたく感じ入る。若微は建文の言葉を続ける。建文は俗世を離れた身、ここに来たのは靖難の遺児たちを救うため。そして自分に対する恐れを忘れてほしいと言う。それでもまだ永楽帝は信じられない。

永楽帝は若微に言う。悪夢ばかりを見る、父が出てきて謀反者と言われ首をきられそうになると。目が覚めても不安になる。永楽帝は玉璽をいったん返したいと言う。そしてその場合の伝言を若微は預かっていた。この玉璽は人の生死を左右するが、これを使うものは己の運命さえ決められない、おかしなことだと。そして太上皇になっても何も変らない。だから挽回する努力だけが不安を取り去ることができると。もし永楽帝が玉璽を受け取らぬなら海に投げてしまおうとも。

永楽帝と建文の間を行き来する若微にはある疑問が生まれた。それを建文に質問する。自分は復讐するために生きてきたが、これが遂げられてしまったらこの先どうやって生きていったらいいのかと。建文の答えは大切にしてくれる人のために生きろだった。そして若微はその人たちに報いたいがどうやって報いたらいいのか分からないと答える。若微も永楽帝も苦しみは同じ、若微は復讐を糧として永楽帝は恐れを糧として生きてきた。でもどんな状況でも幸せに生きていけるもの。反省し変ろうとすることでこそ心の平安は得られるのだと。己と和解するのだとも。

そしてその答えを永楽帝に伝えようと若微が立ち上がって駆けていくときに階上に来ていた永楽帝とぶつかってしまう。永楽帝は建文に対して自分が〇んだあと帝位を奪わないかを尋ねた。そしてこの場で建文を〇することもできると脅した。建文は僧侶なのでこの場で命を奪われても構わないといい、若微は心の闇に負けてしまったら瞻基が積み上げてきたものを無駄にすることになると言った。永楽帝は建文は自分が都に攻め入った日に自〇したといい、ここにいるのは僧侶、僧侶を手にかけることはできないと言ってその場を去った。

永楽帝を見送った建文は若微に跪拝していつか靖難の遺児たちに会ったら自分に代わって詫びを入れてほしいと言われた。

建文は仏門に入り達観したようです。とてもよいお顔をしていたのが印象的でしたね。そして若微に対しても今後は己と和解して生きろと教示します。とてもよい教えでした。

ただ建文は永楽帝が都に攻め入った日に宮殿から逃げてしまいます。そのため靖難の遺児を守ることができなかった。建文は遺児たちは自分の責任だと思っていたのでしょう。そのために永楽帝に会った。もしかしたら自分の首が取られるかもしれないのに。建文は仏門に入り立派な人間になったようです。

二人の皇帝が塔から出てきて、徐浜たちは帰ろうとする。瞻基は見張り役の剣を抜き徐浜の肩に置く。そして以前の勝負の続きをしようと言う。そして負けたら都を去り若微のそばから離れろという。

 

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第17話 姉妹の再会

瞻基は徐浜に自分を〇せば徐浜たちは弓部隊に〇される。負けても勝ってもどちらにしても徐浜は負けるが・・・二人は手合わせをする。徐浜の剣が飛ばされ瞻基は勝ったと思ったが徐浜は短剣を隠し持ちそれが瞻基ののどに突きつけられた。しかし徐浜は自分は降りると言う。瞻基は徐浜をを切りつけようとするが瞻基は徐浜を〇したことで若微から恨まれることを恐れた。そして二人は別々に下山をする。

そんななか霊山寺から帰路、永楽帝は刺客に襲われる。若微は刺客を弓で射る。そして刺客が聶興だと知って動揺を隠しきれない。若微は人を〇すのは簡単で救うのは難しいと言うが、聶興は永楽帝が約束を守るとは限らないという。若微は聶興を助けようとするが聶興は若微を振り切り、若微は傷を負ってしまう。

瞻基は自分の元で若微を養生させた。手当を終えた若微は瞻基を呼び聶興の追跡をやめたことに感謝を伝えた。瞻基は若微に一生恨まれるのが嫌だったからと答えるが、若微は自分の今生の人生は10年前に終わっていて来世でこの恩に報いるつもりだと言う。瞻基は一世の命は万世の命と言い、恩に報いるつもりなら恨みを捨ててしっかりと生きろと言う。10年前に人生が終わったのなら、今の若微はもぬけの殻、それならこのまま自分と芝居を続けないかと誘う。

永楽帝は鶏鳴寺から皇宮に戻ってきた。しかしその間に行方不明の日があるとして第二皇子・高煦(こうく)と第三皇子・高燧(こうすい)は話し合っていた。その行方不明に関する出来事は建文と関係があると高燧は言う。

皇宮に戻った永楽帝は獄中の楊士奇に会いに行く。そして永楽帝は自分の後継者は誰が良いか聞くと楊士奇は皇太子・高熾(こうし)が良いと答える。理由はよい皇孫がいるので明は3代に渡って栄えると。

朝議が開かれて永楽帝は皇太子・高熾(こうし)を監国に復職させ第二皇子・高煦(こうく)と第三皇子・高燧(こうすい)を伴って戦に行くと言った。高熾は監国になり兵部の実権を手に入れ九錫を賜ることに。楊士奇は文華閣大学士に出世をし解しんは任を解かれて都を離れることになった。永楽帝は靖難の遺児の労役をしだいに拘束を解いていくように高燧に命を出す。

胡善祥は若微の元を訪れた。二人きりになった二人はそれぞれの名前を聞いた。善祥は若微の名前が本当の名前なのだと知り、そして若微も善祥が妹なのではないかと思う。そして部屋の中にあった道具を取り出して、「これで遊んだことはある?」と聞き、善祥はそれを眺めた。再開して抱き合う二人。

第18話 妹の決意

再会を喜ぶ若微と善祥。そして話は皇孫妃のことに。宮中の皆は若微が皇孫妃になると言っているが若微にはその気がなかった。しかし善祥は本気で秀女になりたいと言う。若微は皇族を知れば知るほど危険だと止める。その理由は復讐だった。息子を産み息子に父・景清の〇にざまを教えて復讐をするという。

宮殿では靖難の遺児を赦免することに臣下たちが反対した。永楽帝は靖難の遺児の中にも優秀な人間がいると言った。

永楽帝は瞻基に若微の生年月日と徐浜に与える官位は何がいいか尋ねた。

瞻基は若微と徐浜を離れさせたかったが、永楽帝は寒山寺のことを知っている人物をすべて都にとどめるという。

瞻基は徐浜と若微を野遊びに連れ出し、徐浜に欽天監の職が空いていると言う。しかし徐浜は断る。靖難の遺児の赦免はたやすいことではなく若微たち都から逃げられないと瞻基は言った。そして若微を渡せと言う。

朱高燧は瞻基と若微が永楽帝と建文を会わせたことで皇太子・高熾の地位が盤石になったことに失望を隠せない。しかし瞻基と若微の婚姻で若微の本当の出自を永楽帝に話せば風向きが変わると策を練ることにした。

いつまでも続く高煦と高燧の帝位簒奪の野望・・・

徐浜は若微にこの件が終わったら二度と離れないと言う。若微も喜んでそれを聞く。しかし瞻基があきらめるわけもなくそれを二人も分かっていた。

瞻基は若微の出自について孫愚を訪ねた。経歴が1つでも相違すれば大勢の人間が〇ぬことになるという。完璧な履歴書づくりに苦心していた。孫愚は若微のことが気がかりでならない。瞻基に娶るのはやめてほしいと頼むが聖旨には背けぬと瞻基は言う。そして孫愚は婚姻したら若微のことを守るように誓ってほしいと言う。不本意ながら瞻基は誓う。

善祥は熱をだした胡尚儀を看病していた。そして昇進してお金を受け取ったことを話すと尚儀は「お金を受け取ったら命で返す、だれもかばってくれない」と答える。ではお金を返したらいいかと聞くと、返した場合は揚げ足を取られて陥れられると言うのだった。

善祥は高煦の屋敷を訪れ自分を秀女に推挙してほしいと言う。善祥は高煦の心を言い当て高煦を怒らせてしまう。

孫愚は若微の部屋にやってきた。瞻基が作った履歴書を渡し覚えろという。若微は瞻基のことが信じられなく皆、身勝手だと言う。

第19話 義父の愛

若微は自分にも意思があると孫愚に言う。そしてもともと敵だった瞻基に嫁げと言われるなら〇んだほうがましとも言うのだった。孫愚は日陰の道を歩いてきた自分たち、誰に若微を託せば安心できるのか分からないと言った。瞻基は若微に愛情を持っている、そして3万の遺児のため大業を成すにはこの婚姻は良い機会だと。

孫愚は自分が生きていては若微の経歴を疑われてしまうとして自〇を選ぶ。そして徐浜に若微を託す。若微は経歴を読み孫愚のことが気にかかり孫愚の元に走るが間に合わなかった。

じょう興が孫愚の墓にやってきて若微を連れていくと言う。徐浜はそれを止めた。徐浜は自分は若微を愛する資格がないと言う。若微は3か月、孫愚の墓守をして恨みを忘れて入内する、自分の人生を自分で歩くとい言った。

東宮では皇太子妃の弟が東宮のお金で商売をして損失を出し、皇太子に叱られていた。自分は被害者だと言い張る皇太子妃の弟。皇太子妃は胡尚儀より瞻基の婚姻について報告を受け、かなりの高額出費に頭を悩ませていた。さらに今後、瞻基が皇太孫に正式に冊封されるとさらに費用がかかるのだとか。

さらに皇太子妃は瞻基の妃にどの女子を選べばいいのか悩んでいた。そして胡尚儀に善祥はどうかと聞く。胡尚儀は不敬な発言をしつつ暗に善祥を秀女にしないでほしいと頼んだ。胡尚儀は善祥を守りたかったのだ。しかし皇太子妃は善祥を妃に選びたいようだった。

善祥は妙な祝いの品が届いていると心眉に言われ、送り主を聞いてみると漢王からだった。

第20話 棺の中の皇子

宮殿では順天への遷都が近くなり下見にいったり、女官たちへ順天へ行くかどうかの希望を取っていた。胡善祥は胡尚儀のところへ行き、秀女へ立候補することを告げた。育ててくれた恩があるので南三所送りにはしない、自分が老後の世話をするとも。 永楽帝は「永楽大典」の編纂の資金が止まっていること、地方からの奏上について怒りがおさまらない。高煦を呼び出し叱責し、その当時監国を務めた高煦の責任だと言った。大典の編纂ができなければ先祖に顔向けできない、こんな息子を育てた自分の罪は重いとも言った。高熾にははるか及ばないとも。永楽帝は高煦が遺児とつながていたのも知っていたのだ。高煦は永楽帝に口ごたえした。

これに自尊心を傷つけられ怒った高煦は屋敷に帰り棺桶に見立てた箱に入ってしまう。そこに高熾と高燧がやってきて一緒に永楽帝に謝ろうと言った。そこに聖旨を持ったびていがやってくる。

若微は父の墓を守っていた。3か月後瞻基が現れ東宮へ。瞻基も若微も他人行儀な遠慮がちな物言いをした。瞻基は恨み言をすべて吐き出せと言うが、若微は父の墓にすべて埋めてきたという。瞻基は逆賊だったころの若微なら貴妃や皇太后のの風格があったのにすっかりと弱気になったと笑った。

若微は自分の真心は鶏鳴寺で瞻基と徐浜に〇され、瞻基が望むものは自分は持っていないと言う。瞻基は若微に接吻しようとするが若微が嫌がっていることがわかり部屋を出ていく。

高煦は棺に蓋をされていまい横から棺を壊して妃を呼び太監に金を渡しここから出る方法を考えろといった。そして高燧を呼び兵を交代させることを永楽帝に密告したのかと聞いた。

高煦と妃は仲が良いみたいですね。棺に入れられてもチューしてました。

科挙の合格発表の日、江浙の于謙という人物が合格をした。皇宮では花火が打ち上げられ永楽帝が合格者を祝った。そして科挙を取り仕切った皇太子・高熾をほめた。状元(じょうげん)は・・・

この人物が今後どのように物語に関わってくるのか・・・

第21話 才人の登場

高煦は兵の交代を永楽帝に伝えたのは高燧かと聞き、高燧はそうだと言った。棺桶から出た高煦は高燧に理由を聞いた。高燧は勘弁してほしいと言い世継ぎは永楽帝が決めるものと言う。高煦は永楽帝が高煦と高燧を仲たがいさせて皇太子の地位を盤石なものとしたのだと高燧に言った。しかし高燧はそこまでの野心はないと言う。

 

永楽帝は科挙に受かった于謙ら3人の顔を見、于謙が泥酔状態なのを知る。永楽帝は3人に故郷を題にして詩を詠むように命じた。于謙はこの場で故郷の散々たる貧しいありさまを詩にし、永楽帝の政治を批判した。災害を報告せずにごまかした官史がいるのか、稚児を売らなければならないほど明の税は高くないのでは?と永楽帝は于謙に問う。遠征が行われると税が増えて民は兵に連れていかれると于謙は答える。その場を皇太子がおさめるが永楽帝は于謙を遠征に連れていくと言う。

永楽帝は瞻基と若微を呼び、若微の矢傷についてしっかりと治すように言う。そして東宮の隣に良い屋敷がありそこに若微を移してはどうかと。若微を去らせたあと、永楽帝は瞻基に規則は瞻基が教えるように伝えた。また若微の経歴は嘘であることを知っているので、それを若微に伝えとも。そして牡丹の花を咲かせるのに2年かかったというたとえ話を出し、瞻基に若微とも時間をかけて打ち解けるようにと言う。

皇太子は于謙を連れて御前に。だが永楽帝は寝てしまった。皇太子は于謙を膝枕にして一晩寝かしてやった。永楽帝は于謙に辺境の問題について論文を書くように命じ、良い内容だったら罪は許すと伝えた。于謙はすぐに論文を作成に取り掛かる。論文を読んだ永楽帝はいたく驚き、逸材を見つけたと喜ぶ。于謙の前では平凡な論文だと言い、その根拠を知ろうとした。于謙は異民族と交易をすることで無益な戦いをする必要がなくなると説くのだった。

若微は屋敷に通された。そこは皇帝の姉妹が住むための特別な秀宮という屋敷だった。屋敷の中では胡善祥が待っていた。善祥は若微はきっと瞻基の正室になると言った。そして自分も経歴を作ると言って出ていった。若微の元へ来客が。なんと官服をまとった徐浜だった。士官した徐浜は兵部主事になった。徐浜は自分のことを忘れてもらうために遠地に行くことを志願した。そして若微のためだと言う。

永楽帝は高煦と高燧から仲たがいの原因は解しんであると説明され、解しんは詔獄へ。永楽帝は高煦と仲直りした。永楽帝はこれが嘘だとわかっていた。

善祥は部下たちに婚姻の準備について説明をしていた。そして善祥は高煦からの贈り物を取り出しどこかへ行こうとする。

第22話 如意の行方

永楽帝は瞻基に于謙を預けると言う。逸材を手なずけられるかどうか試練を与えるという。永楽帝は瞻基が皇帝になるときに頼りになる人材になるだろうと。そして于謙が出した論文をよく学ぶように言った。

胡善祥は第二皇子・高煦の元を訪れた。高煦の推薦をもらえて秀女になれば必ず恩返しすると言った。胡尚儀は漢王妃に呼び出され善祥を迎えにいくも善祥は高煦に乱暴をされた後だった胡尚儀は善祥を連れて帰り手当をする。

ユキコ
ユキコ
自分の野心が招いた結果・・・

瞻基は若微の屋敷を訪れた。瞻基は若微とよく話して分かり合いたいといい、いつまでも待つと言った。瞻基は瞻基なりに若微を幸せにするという孫愚との約束を守ろうとしていた。若微は父が自分の幸せを願って〇んだことを知って瞻基が部屋を去ってから声を上げて泣いた。

皇太子妃は若微を呼び瞻基とのなれそめを聞く。珍しい出会い方なので皇太子妃はびっくりしていた。皇太子妃のもとに高煦からの秀女が上がってきた。それは胡尚儀だった。

「子のない妃は殉〇される。」このころは殉〇があったのですね。

永楽帝は如意を誰に授けるか決めたのかと瞻基に聞いた。若微に如意を授ければ高煦の機嫌を損ねる、善祥に授ければ若微に申し訳ないのではと。瞻基は永楽帝に任せるといったが、永楽帝は瞻基に任せると言った。皇太子と皇太子妃は善祥を妃にしたいが瞻基は若微を妃にしたいと言う。

妃と嬪を決める儀式で瞻基は永楽帝に圧力をかけられる。そして如意を若微の前に持っていくが、善祥に手渡す。そして香袋を若微の手を取って両手で渡す。

まだ皇太孫ではない瞻基。自分の立場を盤石にするためにも高煦が推薦した胡善祥を妃にするしかなかったのです。高煦が謀反を起こすことを避けるためです。それでも瞻基は手渡し方に差をつけて誠意を示しました。

ただ妃に選ばれることが幸せのすべてではありません。善祥は妃になって喜んだかもしれませんが。史実でも瞻基は若微のモデルの孫氏を愛したといわれています。

于謙は辺境の軍営にいた。そしてそある男に馬の世話の方法を教えてほしいと師事した。

第23話 暴かれた出自

胡善祥の屋敷では皇孫妃のお祝いが開かれそこである女官が善祥にまつわる噂を心眉が話しているのを聞いたと翌日善祥のもとを訪れた。これを聞いた善祥は引っ越し前の夜に親友の心眉と二人きりで食事をする。しかし善祥は自分のことを陥れようとした心眉を許すことができずに〇酒を飲ませてしまう。

瞻基は永楽帝と若微について話をしてたところ、永楽帝は若微の出自を以前から知っていて瞻基から話をしてくれるのを待っていたと言うのだった。若微は靖難の遺児なので今後も出自を問われることになる、権力を選ぶが愛を選ぶのかを決めろと迫られた。衝撃を受けた瞻基は東宮に帰るも高熱を出して寝込んでしまう。

その様子を心配した皇太子・高熾は瞻から若微が靖難の遺児であることを伝えられる。そして皇太子一家で国内を放浪するしかないと言う。

若微の元を善祥が訪れて楽しくしている様子。このときに若微は自分には好きな人がいると言う。しかし善祥は「愛する」という気持ちが分からない。若微は例えば自分の心がクルミの殻のように硬いのが、その人とのある出来事などで殻が金づちで壊れてその人が入っている感じと言うが、善祥は理解できない。

善祥は宮中で育てられ恋や愛を知らないまま瞻基に嫁ぎます。そう考えると愛し合う人がいる若微のほうが幸せなのかもしれません。さらに瞻基も愛されまていますし。

ある日、善祥は第二皇子・高煦に呼び出される。高煦は自分たちは同じ船に乗ったのだから助け合おう、そして近くにいる者を買収して使者としたから、その者を通じて連絡を取り合おう、と言った。

結局、皇孫妃になったのはいいけど、高煦にずっと利用され続けるってことですよね。また高煦は帝位を狙っているわけですから、もしかしたら自分の命さえも高煦に握られているわけです。よくこんな人間と手をくんだなって思います。

困った瞻基は徐浜に相談をする。徐浜は若微にも知らせたほうがいいと言い、瞻基の元に若微は呼ばれた。若微は瞻基と徐浜に手ごまにされたことを持ち出し、勝手にすればいいと言うが、最後には自分を永楽帝に会わせてほしいと言う。

第24話 苦しい決断

若微は瞻基からその話を聞き、直接永楽帝に会いたいと言う。そして後顧の憂いを断つために3日以内に会えなければ自〇すると言う。これは永楽帝と瞻基、徐浜のためと言った。

瞻基は若微を永楽帝に会わせる前に、永楽帝に会いに行く。そして暇(いとま)乞いをした。永楽帝は止めることなく、仏門に入ることを勧めるが若微と一緒に行くのなら、仏門ではなく、別の場所がいいと言った。そして考えて陸に上がることを許されていない民がいて、その民の管理をする仕事を与えるという。今後、陸に上がることがなければ瞻基を支援するとも。瞻基はそれでいいと承諾し、これで最後の機会だからと永楽帝にあることを進言する。

瞻基がまさか皇太孫の地位を諦めるとは思わなかったですね。それも若微のために。瞻基にとって若微はそれほど得難い女性なのでしょう。

それは「靖難は間違い」だったと。そして靖難の遺児のために命を懸けた若微を裏切れないとも。そして靖難が間違いだと思っていないならなぜ危険を冒してまで建文にあったかと問う。永楽帝は瞻基に対して何を言っているのか分からない、理解できないと言うものの瞻基が自分の心を理解していることを快く思うのだった。

永楽帝は靖難の役は間違いだったと思っています。でも皇帝に間違いがあってはならないため、自分の間違いを認めることができないのです。そんな心の葛藤を瞻基は理解していたのです。

そして瞻基は自分が皇帝になったら永楽帝のことを正しく後世に残すと言います。そして永楽帝はそれに気を良くした。

永楽帝が自分の死後、もっとも恐れていることは後世に逆賊と評価されることです。確かに帝位を奪ったのですが、それは建文が当時、燕王だった永楽帝を追い詰めたから。やむを得ず蜂起し帝位を奪ったのです。やらなければやられるというところまで建文に追い詰められたのです。

確かに逆賊なのかも知れませんが、歴史を見ると建文のやり方の方が間違っていたのかもしれません。

永楽帝は帝位を取ってからも眠れない日々を送っています。そして領土を広げ、異民族からの脅威をなくし、永楽大典を作成して文化の興進にも務めました。本当は民のためを思っている明君なのでした。

そして次の日、若微は永楽帝の元に。宮中での規則を守り、以前とは違って「臣下が皇帝陛下にご挨拶します」と跪拝をする。そして自分が嫁ぐと決めた日から自分の命は惜しくないと言う。ただ一つ聞きたいことはなぜ自分を〇しなかったのかというのだった。

永楽帝は園遊会ではじめて会ったときに、家族になれないかと思ったと言い、朱家に対する恨みを捨てることができるかと聞く。若微は「捨てる」と答える。

その頃、牢にいる解縉は処遇に対して不満を大声で話していた。そのため拷問に駆けられていたが、刑部の役人を買収して特赦の名簿に自分の名前を入れてもらうことに成功する。(永楽帝の親征が近いので特赦を行うことにした様子)永楽帝のもとにその名簿が届けられ、解縉の名前を見たとたんに上奏書を投げつける。居合わせていた皇太子・高熾は解縉は冤罪だと訴えるが・・・第三皇子・高燧を呼び、牢にいる解縉の様子を見に行くように言う。

牢に解縉を尋ねた高燧は、解縉と食事をする。しかし食事には〇が盛られていて体が動かなくなった解縉を高燧は雪が降る外に出すように命じる。

永楽帝は遷都をしたことで有名ですが、このシーンでは雪が降っていました。遷都は南京から北京(順天)です。南京は暖かな気候、雪が降るってことはあるのでしょうか?調べてみたのですが、遷都は永楽19年ということで、このドラマのシーンではまだ遷都していなく南京だと思います。南京でも雪が降ることがあるんですね。

永楽帝は親征にあたり瞻基、高煦らと一緒に閲兵式で出席する。そこには于謙が派遣されていた。

第25話 旅立ち

永楽帝は閲兵式が終わって休所にいた。楊士奇は朱高熾からの詩を持ってきて瞻基はそれを詠む。内容は国庫にお金がないので出兵はやめるべきという内容だった。その場には机の下に隠れていた于謙らがいたが見つかってしまう。二人は吊し上げられたが、せんきの命で下される。

皇宮に戻ってからも皇太子・高熾は反対をするが永楽帝は戦をすると命令する。瞻基は建築中の新しい皇宮を若微と視察するように命じられた。そこには姚広孝も同行した。ある晩、瞻基は若微の部屋に来て酒を飲もうと誘う。そこへじょう興が刺客として現れた。じょう興は傷を追って逃げ、庭で隠れていたところを若微に見つかる。若微は瞻基ではなく次は自分を〇してほしいと頼む。そして自分は恨みを捨てたとも。

靖難の孤児と皇孫嬪としての立場のはざまで苦悩する若微。その隣にそっと瞻基が寄り添う。

感想

感想

ここまで来て瞻基と若微は同じ目的に向かって歩く同志のような関係になりましたね。笑わないヒロインの若微は、瞻基にお酒をすすめられフッと笑う姿。瞻基に対して警戒を解いている様子が分かってほほえましいです。

順天の工事現場まで来て、若微は姚広孝とともに房山へ行く。そして姚広孝は今日、話していた洞に行くのだと言った。そして綱はすでにかけられてあった。若微を呼んだのは姚広孝が無事に渡れたとき、または落ちたときに綱を切ってもらいたいからだそう。若微は「途中で私が綱を切ったら?」と聞くが、姚広孝はそれで靖難の役の罪を償えるならと、綱を切るタイミングを若微に任せた。姚広孝は今日を旅立ちの日として二度と戻ってくることはなかった。

第26話 草原の覇者

順天への遷都を終えて瞻基は皇太孫に冊封された。また婚儀を行い胡善祥は皇太孫妃になり、若微は皇太孫嬪にと同時に冊封される。このころから皇太子・高熾は咳をしだすようになり体調が思わしくない。

2月になると永楽帝は瞻基たちを連れて親征をする。ある日、明の軍営にオイラトのエセンと言う首領の孫が訪れる。永楽帝は瞻基を皇帝に見立てて自分は老兵の役を演じた。しかしエセンはこの老兵こそが永楽帝だと見抜いていた。そこで永楽帝はエセンは後の英雄になる可能性があるのでオイラトに帰してはいけないとして瞻基たちに追いかけさせた。

瞻基はエセンを追いかけ、馬上で弓矢で攻撃するがエセンも馬上で弓矢で反撃。一騎打ちが縛らく続いたが瞻基は最後の矢を放ちエセンに命中。近くに寄ってみるとエセンは受けた矢を引き抜き、その矢で近づいた瞻基を射ろうとしていた。至近距離から射られたら命の保証はない。しかしエセンは弓矢を降ろし去っていく。そして瞻基もそれ以上は追わなかった。

感想

婚儀が行われた次のシーンでは朝になり寝室で若微が瞻基の服を着せるのを手伝っていました。これは婚儀が終わって初夜を若微が過ごしたということなんでしょう。やはり瞻基は婚儀のあと皇太孫妃の位にある胡善祥ではなくて若微と過ごしたというわけですね。愛情の深さを感じますね。この時の会話でもお互いを信頼している感じが出ていました。

あとは瞻基と胡善祥の仲は今後どうなるのでしょう。お互いを政略結婚の相手として見ているわけですから愛情はまずありませんね。でも少しでもお互いを理解できる関係になれば幸せ。もしそれができないなら善祥は若微に嫉妬するでしょう。

またエセンについてはこれからの出てきそう。皇太子・高熾が草原に英雄が現れれば草原の民は一致団結して英雄に従うということなので、このエセンに草原の民たちが従って明の脅威になるということなのかなって思っています。

第27話 友の正体

胡善祥は胡尚儀の様子がおかしいと女官から連絡を受け、その場は胡尚儀をかばうが心配で見に行くことに。胡尚儀は酒瓶を持ちながら眠っていた。そして目が覚めた胡尚儀は善祥が恋しいといって涙を流す。

一方、軍営ではある夜、于謙がいる天幕の外で明の兵士たちが何者かに襲われていた。于謙は外に出ると一人椅子に座っているハシジュスを見つけ逃げるように言う。しかしハシジュスは逃げない、そして明の兵たちを斬り付ける。そして自分はオイラトのハーン、マフムードだという。20年間、明に潜伏して明の兵法を学んだという。

その場所では于謙だけが生き残り瞻基がやってきて事の次第を知る。于謙は永楽帝にマフムードの人となりを伝える。

宮中では皇太子・高熾の体調が思わしくない。若微はそばにいて心配していた。高熾は若微が字が書けることがわかると永楽帝への奏上を代筆させた。そして高熾はとうとう血を吐き・・・

感想

胡尚儀は厳しく胡善祥をしつけましたが本当は善祥のことを深く愛していました。宮中で生き残るために善祥に厳しくしたこともあるでしょうし、また愛情をどう表現したらいいのか分からない人だったのかも知れません。

胡尚儀に秀女になることを反対され胡善祥も反発するところもあったかも知れませんが、二人はやはり一緒に過ごした年月が長く分かり合える存在なのではないでしょうか?

胡尚儀は善祥が秀女になることにとても反対しました。それは秀女になれば自分の主人になるからと言いましたが

胡尚儀は長く宮中の妃たちの辛さを間近でみていましたので、善祥が秀女になれば不幸になると思って反対したのが本心でしょう。

第28話 隠された記録

ある日、高熾は公務中に血を吐き侍医の診察を受ける。しかしその診断は余命がいくばくもないというものだった。それを案じた楊士奇、楊溥、楊栄の 3 人はこの診断を永楽帝に届けるべきではないと判断し隠ぺいた。

つまりこの診断書をみた高煦、高燧は皇太子の座を奪おうとするだろう。そうなれば靖難の悲劇が繰り返されると。

一方で軍営にいる瞻基は進軍が進まないことを永楽帝の前で非難してしまう。永楽帝は進軍を断固して進めるつもりであった。そのため三峡の戦いでは瞻基を先鋒として立たせることにする。

瞻基は危険を承知で先鋒を務め、全滅寸前までいくが・・・

第30話 覚悟の選択

先鋒を務めた瞻基は三峡の戦いで右手を負傷。そして部隊は殲滅し自身も敵に打たれそうになる。そこに聶興が現れて敵の鉾を防ぐ。聶興は瞻基を守るために負傷し瞻基の天幕の中でなくなった。

瞻基は私信を出し戦況と永楽帝の病状を両親宛に、聶興がなくなったことを若微宛に送った。宮中では皇太子・高熾の病状も良くない。若微は若微宛の私信を高熾の前で読み上げて瞻基が戻れないかも知れないことを知る。

公務の心労がたたり静養するように侍医に勧められ、皇太子妃・張妍は悩んでいた。北伐の戦場から瞻基を呼び戻すべきか善祥と若微に相談をする。善祥は瞻基を呼び戻して永楽帝がなくなる場合に備えるべきだと言う。その言葉に張妍は声を荒げるが呼び戻すしかないと決意し戦場へ密書を送る。しかし永楽帝からの返事はこなかった。

戦場では永楽帝が大砲隊を前進させた。瞻基や于謙が反対したものの永楽帝は聞かない。そこにオイラトのマハムードの孫・エセンが兵を連れてやってきて大砲隊を殲滅させる。

第31話 巨星、墜つ

永楽帝の意向は第二皇子・高煦を即位させるものだった。楊士奇は奏状を書くことを命じられた。楊士奇は永楽帝に提出する前夜に瞻基に奏状を見せる。激怒した瞻基。(楊士奇は皇太子派、つまり皇太孫・瞻基派)そして楊士奇は瞻基に決断を迫るのだった。

朝になり永楽帝に呼ぶ出された楊士奇は瞻基を連れていく。それが答えだった。楊士奇は皇太子・高熾が即位すべきと上奏する。瞻基も永楽帝に必死に訴える。そして永楽帝は高熾の即位を認めて北伐の軍営でこの世を去る。

瞻基は永楽帝の死を隠し高煦と高燧が帝位を奪うことのないように準備をした。そして密かに北京に戻り東宮の両親と会う。そして皇太子・高熾に即位するように懇願するが高熾は重病のため即位を拒む。そして瞻基はどうしたらよいのか分からなくなっていた。

感想

東宮の皇太子そして皇太孫は天から帝位が降ってくるものだと思っていましたが、永楽帝の〇の間際でとんだどんでん返しが起こりました。確かに皇太子が重病、そして皇太孫はまだ若いわけで、軍を率いることのできる高煦と高燧には勝ち目はありません。

その時流を読んで永楽帝は第二皇子・高煦の即位を望んだのでした。しかしそれでは戦の絶えない世がきてしまい太平の世とはほど遠いものになってしまいます。それで楊士奇は皇太子そして皇太孫と帝位が受け継がれるほうがよいと上奏するのです。

そして実際に永楽帝がなくなったあと、瞻基は二人の叔父たちに永楽帝の〇を隠し、危険を顧みず北京に戻ります。しかし高煦は即位を拒みます。

瞻基は皇太孫という尊い位にいながらもまったく心が晴れることがありません。この場になって第二皇子・高煦が即位など信じられません。こうやって自分で運命を切り開かないといけない。帝位は降ってくるものではなく奪うものなのでしょう。

皇太子もどんなに弟たちに挑まれようとも必死に皇太子の位と家族を守ってきました。

今回は皇族に生まれた男子の悲しい宿命を見たような回でした。とても心が痛みました。

第32話 新帝の誕生

瞻基は若微の介抱を受けながら2刻ほど眠り続けた。目を覚ました瞻基に若微は皇太子の容体よりも即位のことしか頭にないと瞻基のことをなじる。しかし瞻基にとっては命がかかっている。瞻基は若微に「どんな結果になっても君は後悔しないか」と聞く。若微は「夫婦は一蓮托生」と答え、どんな結果になってもお供すると答えるのだった。

瞻基は高熾の寝室に行く。部屋には皇太子妃・張妍も入り扉は絞められた。高熾は自分の即位は難しいものになるだろう。そして瞻基の帝位も奪われるだろう。それでも自分は即位すると決意を伝えるのだった。

その頃、軍営では高煦と高燧は永楽帝の動きに不信感を抱いていた。そこで楊士奇に明日永楽帝と戦い方について相談させて欲しいと頼む。楊士奇や于謙や樊ちゅうはまだ瞻基が戻らないので心配でならない。

翌日、永楽帝の天幕を訪れた高煦と高燧。しかしそこには永楽帝はいなかった。楊士奇は永楽帝の崩御を伝えると高煦と高燧は納得せず謀反だと言って剣を振りかざす。なんとか本営の外に出ることができた高煦と高燧だったが、そこにいたのは兵を連れた瞻基だった。瞻基は永楽帝は昨日夜崩御し皇太子・高熾が新帝として即位したということを発表する。そして二人を北京まで送ると言った。

感想

第33話 遺詔と公印

軍営で備倭の兵に囲まれ北京に護送された高煦と高燧。二人は永楽帝の葬儀に参列するまえに新しい皇帝である高熾に会う。そしてどうして永楽帝の崩御を隠していたのかと問いただす。しかし高熾は国葬が終わってから朱家のもので食事をし、そのときにゆっくりと話そうと即答を避けるのだった。

高煦と高燧は謀反を起こそうとするも北鎮撫司(ちんぶし)署の兵は交代させられていて高燧のことを「どちら様で?」という始末。わざわざ北京に来てもなにもできずにいた。しかしこのままでは自分たちの〇が近いことを知り、高煦は皇太子妃・胡善祥の力を借りようとした。高煦は善祥を脅して皇帝の寝殿から都の公印を盗むように言う。

若微は高熾の代筆をして1年経ち、高熾の筆跡をまねることが上手になっていた。そして高熾から永楽帝の遺詔に靖難の遺児の赦免について書き加えることを命じられる。若微は頭を床に押し付け皇太子に感謝するのだった。

第34話 翻された反旗

洪熙帝・高熾は国葬の最中、永楽帝の棺の前で先帝の遺詔を読み上げる。その内容は帝位を高熾が継ぐこと、靖難の遺児の赦免の2点が書かれてあった。しかし高煦は皆の前でこの遺詔が偽物であると言う。そして瞻基に先帝の死因を明らかにすること、遺詔が本物であることの証明をさせようとした。瞻基は楊士奇なら本物であることが証明できると反論する。

しかし高煦と高燧は屋敷で沙汰を待つと言いつつ、都の公印を使って北京を出てしまい山東に行く。高熾は高煦たちと戦にならないように言葉でなだめようとするが高煦たちは認めない。

高煦と高燧は皇甫雲和に檄文の作らせた。地方の藩王たちは朝廷と高煦たちの反乱軍との出方をかたずを飲んで見守っていた。

ある夜、瞻基は起こされて楊士奇に済南が落とされたと敗戦を聞く。そして于謙はマハムードと結託したとして詔獄に入れられてしまう。詔獄を尋ねてきた瞻基。于謙は北京はオイラトと高煦(漢王)と挟み撃ちにあうと教える。

第35話 君主の道

瞻基ははじめ高煦と高燧を武力で押さえつけ皇帝の威厳を見せつけようとした。しかし高熾の考えは違った。高熾は楊士奇を高煦に渡し、瞻基を南京に送る。それは徳で国を治めようとしていたからだった。

瞻基は南京に行き永楽年間の軍報などの奏上を全て読むように高熾に言われた。しかしなぜ自分が南京に来なければいけないのか納得ができない。そんな中、高熾は危篤になる。南京へは楊氏が派遣された。そして瞻基は父宛に奏上を書く。北京に奏上された文章は皇后・張研が寝台に横になる高熾に読み上げた。そして息子の改心を知り、高熾は旅立つ。

翌年になり瞻基は于謙を高煦のいる屋敷に送るが、高煦は戦いをやめるつもりはない。そこで瞻基は親征を行う。高煦が率いる反乱軍と決着を付けようとした。

瞻基は夜に奇襲をかけられて本営から逃げる。それに従う兵は少ない。それを追う高煦。高煦は矢を放ち、最後は瞻基だけが残された。矢を受けて馬から転げ落ちた瞻基。そこに高煦が剣を向ける。剣は喉元をとらえ・・・

第36話 謀反の結末

宣徳帝・瞻基は高煦に〇されそうになったが、すぐに援軍がきて瞻基の命は助かった。この件をじっくりと考えると自身の兵の中に反乱軍と内通しているものがいて、本軍の門を開けたという推測が成り立つ。

つまり兵たちは自分の肉親が敵軍にいて身内同士で戦っていることに気が付く。帝位をめぐる朱家の戦いに明の民たちが巻き込まれているのだ。

それはいけないことと瞻基は悟り、無益な戦いを避けるように軍に言い渡し、敵軍から投降するものの罪は問わないとする。瞻基は軍を率いて反乱軍と対峙する。反乱軍は攻撃をしようとするも高煦を諫める者が続出。反乱軍では兵たちの投降者が続出。高煦は一人でも戦う意志は見せるものの、結局は瞻基に捕まってしまう。

一方、北京では戦場の瞻基から胡善祥に人参酒が届く。そしてお腹の子を皇太子にという意味合いの言葉を伝える。喜んだ善祥は人参酒を飲み、若微にお酒を付き合うように言う。若微は妊娠しているのだからお酒をひかえるように言うのだったが、善祥はうれしすぎてそれを聞かない。そこにいたのは善祥と若微と侍女の安歌だけだった。そしていきなり安歌が善祥に襲い掛かり、善祥は階段を転げ落ち流産してしまう。その侍女は心眉の親族。つまり心眉を〇した善祥にかたき討ちをしたのだ。

第37話 灯台下暗し

胡善祥は流産したことで自分の地位が危ないと思い込み動揺する。そしてその場に居合わせた孫若微が子を助けなかったのは将来皇太子になることが約束されている自分のお腹の子に嫉妬したのだと言い張る。そして流産の原因が明るみにでることを恐れて侍医に金を渡し、偽の診断記録を書かせる。

一方、瞻基の元には朱高燧が尋ねてきた。理由は靖難の遺児に関する情報だった。情報を疑っていた瞻基だが、高燧の詳細の情報に心を動かされ名前が上がった人物の屋敷に錦衣衛を贈るのだった。

第38話 身代わり

瞻基は高燧からの情報を受け取る。その中には皇后・胡善祥の寝室に誰かが入ったとの情報があった。さっそく瞻基は善祥の寝室に行くとなんと箱に入れられた男が!瞻基はこの箱は善祥のものかを問いただし口論となる。そこに胡尚儀が現れ、それは自分のものだと主張する。胡尚儀は捕らえられる。善祥は瞻基に太医が作成した嘘の流産報告を渡す。瞻基は流産していたことを黙っていたことに怒りを感じ、善祥を禁足とする。このことについて高燧に調査を頼む。

密かに胡尚儀に会いにいった若微。胡尚儀は善祥が自分のもとを離れてから寂しくてお酒を飲み皇宮内をさまよい歩いていた。そして善祥に支えられていたのだとも。そして胡尚儀は善祥に「もうおまえを守ってやることができない」という言葉を残して明け方までに毒○するという。若微は善祥と実の姉妹だと伝えると胡尚儀は「あの子に寄り添ってくれる人がいる」と安堵の表情を浮かべていた。

于謙は朱高煦の屋敷に通い講義を行うも高煦はやる気がなく于謙を言い負かしてしまう。二人は昼間から酒を飲み、高燧からある願いが出された。それは親戚の娘を面倒みているが、その娘を于謙に受け取ってもらいたいというものだった。

一方、宮廷では永楽帝のときに航海をしながらその土地の国々と友好を結んできたが、先帝の洪熙帝のときに財政難で中止をしていた。中南半島の交趾ではレロイが不穏な動きをしていると報告があった。財政難は今でも続いているが、明の国土を割譲することは許されないとして瞻基は鄭和に再び航海をするように命じるのだった。

第39話 同志との別れ

瞻基が世界地図を床に広げて眺めているところに若微がやってくる。そして機嫌のよい瞻基に若微は善祥の禁足を解くように頼む。瞻基は徐浜が鄭和について航海に行くことになったと告げる。動揺する若微。

そして若微の元に徐浜が現れて別れの挨拶をする。辛い別れに若微は涙をこらえて送り出すのだった。

一方、高煦は絶食を行い瞻基への対抗姿勢を見せていた。そして絶食が続けば自○ということにも。楊士奇たち内閣は于謙を呼び、対策を練るもののよい策が浮かばない。高煦のことは宮廷中に知れ渡り、朝臣たちが上奏を行う。そして瞻基の高煦に対する処罰について批判する事態にまでなってしまう。しかし瞻基は高煦の絶食について内閣から知らされていなかった。

第40話 2つの生命

屋敷で絶食を続けていた高煦。これは高煦の策で瞻基を屋敷に連れてくることに成功した。高煦は瞻基と二人きりになり永楽帝の遺詔の真意を聞き出す。交換条件として罪を認めると言うので、瞻基は真実を話してしまう。しかし高煦は罪を認める気はなかった。

皇后・善祥はなんとか皇后の地位を守り瞻基に呼び出される。そこで罪を犯したことを反省していると言い、瞻基に抱かれる。そして運よく懐妊する。

若微はそれよりも前に懐妊していて善祥は若微のお腹の子に嫉妬してしまう。もし若微の子供が男の子なら長子として皇太子に立てられるからだ。

高燧は高煦の情報を瞻基に知らせる。それによればオイラトのマフムードと結託していること、その他の部族とも交流があること、靖難の遺児とも結託していたことなどを述べる。

すぐさま瞻基は高煦の屋敷に乗り込もうとするが、急ぎの軍報が届く。オイラトのマフムードが長城(万里の長城)を越えたということだった。瞻基は自分の世になって初めての戦いに親征すると言い張る。

若微にも親征を諫められたがやはり行くと言ってきかない。心配そうな若微。

第41話 最後の決戦

オイラトが侵略したという軍報を受けて、瞻基は北伐を開始する。敵の指揮はマフムードであった。親征をし激しい戦いが行われたがオイラトに勝利することができた。マフムードは戦○そして、その他の蒙古の遊牧民族は降伏した。これで和平が結ばれしばらく戦争は行われないと思われた。

宮廷では若微と善祥がそれぞれ男子を出産。帰京した瞻基は二人の男児の誕生を喜ぶ。そこに高燧から極秘の情報が。なんと漢王・高煦と皇后・善祥が通じているというものだった。

第42話 叔父たちの復讐

家族だけで朱祁鈺の満一月のお祝いをする夜のこと。若微は瞻基から病だと嘘を言って宴にでないように伝言をうける。いぶかしった若微は皇太后のもとに行き、皇太后も宴に呼ばれていないことを知る。そして若微は善祥のもとを訪れる。そこには瞻基が泣いている祁鈺を高く掲げて、善祥を問い詰めている姿があった。善祥は否定するものの高煦との関係を聞かれて失意の底にあった。

そして瞻基は高煦の屋敷に行く。そこで高煦はオイラトと通じたこと、永楽帝を窮地に追い込んだこと、そして瞻基の父の先帝・高熾の薬を偽って飲ませていたことなどを洗いざらい話す。それに激怒した瞻基は永楽帝との誓いを破り高煦を○すように命を下す。

そして高煦に加担してすべての臣下を○し、一夜にして北京を震撼させた。自分は先祖を祀っている宗廟にこもり続けた。そして皇后・善祥は皇后の位を廃されて寺に送られることになった。生まれたばかりの祁鈺は善祥が引き取ることになった。そして皇后の座は若微のものとなった。

朱祁鈺の満一月を祝う夜、若微は瞻基から、病だと偽って宴には来るなとの言づけを受ける。皇太后も宴に呼ばれていないことを知り不審に思った若微は善祥のもとを訪ねる。すると瞻基が尋常ではない様子で祁鈺を高く掲げ、善祥に高煦との関係を問いただしていた。瞻基は善祥から、以前に高煦を北京から逃がした理由を聞かされるが、納得がいかず高煦の屋敷へ行く。そこで高煦から語られた話に瞻基は激高し、高煦を抹殺せよと命令を下す。

第43話 新たな皇后

皇后の位を廃された胡善祥。瞻基の計らいでこどもの祁鈺を連れて尼寺へ。そこでは質素な生活が待っていた。若微は皇后になる。このころから瞻基は自分の寿命が長くないことを予期していた。母の張妍に皇太子・祁鎮の治療が無理なら別のものを藩王の中から選び皇太子にするように、そして摂政となって皇太子を支えるように言い残す。

瞻基は若微に太帝・永楽帝の遺詔を見せる。それは当時皇太子妃であった張妍が保管していたものだった。そこには若微のことが書かれてあった。若微には瞻基がなくなったあとに帝位簒奪の恐れがあるため、○すようにと書かれてあった。そして瞻基は自分が○しんだときに殉○を望んだ。若微は数日考えていたが夜遅くに大殿の瞻基のもとを訪れる。そして殉○を望むと言うが、小さなこどものために少し待ってほしいという。瞻基は「君の人生を君に返す」と言って生きるように言う。

瞻基はひとりではなくあの世でも若微と一緒に過ごしたいと思ったが、それは若微を縛ることだと悟り、生きるように言った。

瞻基がなくなり、善祥と祁鈺は宮中に戻ってくる。そして瞻基の命により善祥に皇太妃の称号と死後、瞻基と一緒に埋葬されることを許され、祁鈺は郕王に冊封されることになった。

それを伝えた太監は善祥にあることを伝える。それは皇太子の祁鎮が立つことも話すこともできない子であるということだった。これにより祁鈺が帝位につく可能性があることを知る善祥。

第44話 9歳の皇帝

宮殿では若微が祁鎮を連れてきた。朝臣たちは床をずりばいする祁鎮に帝位を譲るかと困惑していた。若微は朝臣の一人が「ばか」と発した言葉に激高した。祁鎮は宣徳帝の血族で、嫡子、長男だから帝位を継ぐ子だと宣言。そして自分の足で立ち上がるように祁鎮に懇願すると、祁鎮は自分の足で歩き始めて、外に出て走るように、そして声を挙げることもできるように。

それから数年後、9歳になった祁鎮は即位した。正統帝である。若微は幼い皇帝のために政務を補佐し、摂政となる。母の心、子知らずと言った様子で祁鎮はわがまま放題。それをきつくしかる若微であった。しかしそれを快く思わない太皇太后となった張妍。

ある日、祁鎮が得意げに遊んでいた凧を祁鈺が不注意で壊してしまう。祁鈺がわざとではないと言うが、祁鎮は祁鈺をやりこめてしまう。それを見た若微は祁鎮の頬を打つ。そこに皇太妃となった善祥も現れ、善祥は祁鈺の頬をぶつ。

後日、若微は善祥のもとを訪れた。祁鎮からと言って高価なはちみつや燕の巣を贈った。しかし善祥は自分の立場が悔しくてたまらない。(以前は自分が皇后で若微が皇妃だった)そして息子の祁鈺にも「悔しくないの?」と聞くのだった。

第45話 子だくさんの宦官

北方の遊牧民族との交易は先帝・瞻基の時代に途絶えていた。しかし、太后となった若微はお互いの利益のために交易を再開しようとしていた。そこに目を付けたのは太皇太后・張妍の弟・張克倹。張克倹はこれから交易が再開される宣大一帯の交易の管理者に任命してもらうように張妍に頼みにくる。

しかし張克倹は仕官した経験がなく、宣大の地に詳しいわけでもなく、若微は張妍の頼みをやんわりと断る。張妍は異例のルートでこれを実現させてしまう。思った通り、張克倹はやりたい放題だった。遊牧民族の商人を○し、その品を奪って宮中に献上していた。

時は流れ正統帝14年。祁鎮は大人になった。(俳優さんも“EXO”のレイことチャン・イーシンに!)ある日、若微は祁鎮の部屋を訪れる。そして祁鎮付きの宦官・王振を叱責する。若い王振には6人の養子がいること、地安門外の骨董店で花瓶を高値で売り、それを官吏が買うと奏状の一番上に官吏の奏状が置かれることなどを突き止めて、○罪を命じる。しかし祁鎮は反発をして王振は助かる。

祁鎮は勉学そっちのけで遊び暮らしていた。それを快く思わない若微は厳しく育てる。しかし張妍は孫の祁鎮に優しくし、早く親政をはじめて若微を追い出そうと言う。

第46話 新たな戦いの始まり

太皇太后・張妍の弟である張克倹は異民族から略奪を繰り返していた。若微は戦争にはお金がかかる、そして国庫にはお金がないので戦争をしない策を考えていた。しかし皇帝・祁鎮やその取りまきたちは戦争を従っていた。

あるときに克倹はエセンの娘・チムグによって捕らえられてしまう。北方を守る将軍・陳文栄はオイラトに使者を送り、克倹を返すように要求する。その代わりに金子、銀子や武器等を与えると伝えるが、首を縦に振ってもらえない。なぜなら遊牧民たちは自分の家族が克倹に○されていて恨みが深かったからだ。

エセンは他の遊牧民たちに言われて克倹を○すことになる。そしてこれは明との開戦を意味することにもなる。

克倹の○は北京にも伝えられた。戦争をしたがっていた祁鎮にはよい口実となる出来事であった。

感想・考察

克倹が行った略奪行為は許されるべきことでなく、結局こうなることは目に見えていました。そして開戦したい祁鎮にとっては良い口実になってしまいました。若微はそれでも戦争を回避する策を練りますが、もう遅いようです。

第47話 深まる溝

祁鎮は皇帝となり数年が経ち、親政を始めた。といっても祁鎮の後ろのすだれの中には皇太后・若微が座り、話を聞いていた。親政をしたら自分の思うように政事ができると思っていた祁鎮だったが、そうとはいかず母に対する恨みや苛立ちを感じていた。

祁鎮は永楽帝も父帝の瞻基の祁鎮の年頃には出陣していたこと、そして強い皇帝の権威を見せつけるためにも戦争に行きたがっていた。

しかし若微は戦争をすべきではないと考えて、母子の溝が生じてしまう。そこに太皇太后・張妍は祖廟の前に立ち、奏上を読み始める。それには若微が皇帝を差し置いて女帝の座、つまり朱家から帝位簒奪を狙っているというものだった。泣きながら先祖に訴える張妍を部屋連れていくように命じる若微。この二人にも大きな溝が生じていた。

翌朝、張妍は祁鎮は、若微が死ぬまで自分は真の皇帝になれないと思っていると伝える。その言葉に若微は衝撃を受ける。自分には本心を打ち明けない祁鎮なのに、張妍には本心を打ち明けていたからだ。

感想・考察

母子を引き裂くために張妍は今回の戦を利用しようとしていた。また張妍にとって兵の命など関係がない。自分の弟の命がなくなったことのほうが大切なのだと言う。

そして張妍と若微の仲に、祁鎮まで入ってきて、母子の離間を図ろうとしていた。瞻基にとっていい母だった張妍ですが、嫁は気に入らなかったようですね。

第48話 オイラトへの親征

若微は息子・祁鎮が心配だが、オイラトへの親征を決意した。若微は3人の楊閣老に命じ、皇帝の安全のために万全の策を立てさせ、行進ルートを外れないように、軍報も密にするようにと命じた。

しかし親征中の祁鎮はかわいがっている宦官・王振が自分の実家に寄ってほしいという願いを叶えるために、行程を変更してしまう。行く道には農家が多く苗を踏むことは名声に関わるとしてあぜ道しか通らない。これにより進行はゆっくりとなった。

将軍・樊忠は進軍が遅々として進まないことに焦り、皇帝・祁鎮を尋ねるが会ってもらえない。樊忠は不本意ながら宦官にわいろを渡すが・・・

一方、オイラトでは明の火器は後方にあり長雨が続いているため大砲や銃が使えないことが分かった。すぐにでも明と戦争を起こすつもりで徴兵が進められていた。

感想・考察

申請中、皇帝・祁鎮は皇太后・若微がいないことで羽を伸ばしていますね。そして宦官の王振のいいなりになってしまっています。祁鎮が愚かな皇帝ということを見せつけ、そして土木の変が起こるという構成になっていますね。

祁鎮はまだ若く、遊びたい盛りのため一緒に遊んでくれる者や良いことを言う者を大切にします。そのため、耳の痛いことを言う者を遠ざけてしまいます。まわりにイエスマンだけを集めてしまったということですね。

耳の痛いことを言う者とは、皇太后・若微や内閣の3閣老、将軍・樊忠などですね。これら正論を言う人間を遠ざけてしまったことは祁鎮のまず最初の失策でしたね。

皇帝が愚かでも周りにいる者たちがしっかりしていればいいのですが、宦官・王振が皇帝のそばで権力を振りかざしています。宦官が政治に関与するとろくなことがないと言われていますが、祁鎮は宦官を寵愛しました。これも土木の変が起こったきっかけでもありますね。

ただ史実からすると永楽帝は帝位をうばったため、臣下とうまくいかなかったということです。そのため宦官をそばに置き、朝臣よりも大切にしたということのようです。その結果が3代先の正統帝 ・祁鎮の代で顕在化したということも言えるのではないでしょうか?

第49話 土木の変

樊忠はようやく祁鎮の前に出ることができた。太監に贈ったわいろのお陰である。樊忠はこのままオイラトが攻めてきたら大変なことになるというが祁鎮は聞き耳を持たない。また若微からの密書も意に介さず、反対に告げ口をしたとして樊忠を責める。

オイラトは明軍へ奇襲を開始した。明軍50万は行路が長く伸びてしまってまったく役に立たなかった。祁鎮を守るために樊忠や文栄が戦うも、祁鎮は包囲されてしまう。オイラトは祁鎮のもとに攻めてきてその統領はエセンの娘だった。正統14年、祁鎮はオイラトの捕虜となる。

以前の戦争でマハムードがエセンを13人の部下とともに逃がしたことで、エセンはこの大事を成し遂げた。

一方、北京にいる若微のもとに徐浜が訪ねてきた。若微は徐浜の来訪を聞くと建物の外に出て雨をものともせずに徐浜のもとに走っていく。そして徐浜から航海の様子を聞くのだった。

宮廷には火急の軍報が届き、皇帝が包囲されたことを告げた。若微はその場で倒れてしまうが、救う手段はない。徐浜を呼んで事情を説明するも、徐浜は皇帝のいる場所には退路がなく、包囲されれば終わりだと言う。

感想・考察

第50話 主なき都

オイラトの首領・エセンは正統帝・朱祁鎮を捕らえた。オイラト軍は祁鎮を万里の長城を越えて北京に迫ろうとしていた。そして北に帰るつもりはなく明全土の支配も視野に入れていた。

一方、宮廷では明軍50万が消滅し皇帝・祁鎮をが捕虜になったことで動揺していた。于謙は宮廷に呼び戻された。オイラトを迎え打つも、50万の精鋭がなくなったことで20万ほどの兵しか集められないが、招集には1カ月ほどの時間がかかる。

朝廷では交戦または和議、そして北京で戦うのか、南京に遷都するのかで揉めていた。もし南京に遷都した場合には北京を守る兵の士気は落ちてすぐに落城してしまうだろうということも。白羊口は全滅、北京を守るのは2万の兵だけ。オイラトは60万の兵。若微は決断を迫られていた。

若微は紫禁城の中で目隠しをして城の外に出ることができるか、神様とかけをする。そして外に出ることができたら自分の勝ちとして息子を返してほしいという。

若微は太皇太后・張妍に報告をするが、南京に行かないと言い張る。また張妍は自分が悪かったと許しをこうが若微は絶対に許さないと言い、その場を去る。

感想・考察

大軍は沿線で補給をしながら進まなければいけないので、行程は絶対に帰ることができない、これを祁鎮は変えてしまった。若気の至りでは済まされない行為です。

また大軍を細長くするとならないことも鉄則です。途中を攻められると補給できなくなるからです。祁鎮はこれも破ってしまいました。経験がないからですが、軽率でした。

しかし祁鎮の親征も元をたどれば、皇太后の弟が略奪を繰り返したからですね。若微は皇太后・張妍を絶対に許せないでしょう。この確執はずっと続きそうです。皇太后・張妍は皇太子妃時代はとても賢い、つつましいいいキャラだったのに残念です。

第51話 中原の女神

若微は徐浜のもとを尋ねる。徐浜の宮中の御前司で働いていた。そして死のうと思ったが徐浜に止められる。そして自分は「逃げない」と戦うこと決意する。皇族たちは南京に行かせ自分は北京に残り、戦うことを決める。祁鈺を呼び、自分にもしものことがあれば皇帝になることを命じるが、祁鈺は自分も戦うと言い張る。後代に伝えてほしいことを伝える。「皇帝になったら中原を狩らずや取り戻し 我々の民を救いなさい。尻込みするなら、明は南宋と同じになってしまう。」と。若微は遺言を遺したのだ。

北京の9つの門に兵が置かれた。徳勝門の指揮官は于謙、若微は于謙を兵部尚書に任じて総指揮権を与えた。祁鈺は母・胡善祥とともに南京に出立するも若微のもとへ帰ってきてしまう。胡善祥は若微のことを恨んだ。祁鈺は母の元で育ったが母のおもちゃではなく朱家の男だから戦場で○にたいと言う。思ったよりも気骨のある人物だったようだ。そこで若微は于謙の元で弓兵をとなるように命じる。

宮殿で若微はオイラトに使者に怒鳴り帰ってきた。部屋には徐浜がいて、すぐに北京を離れるように命を出す。しかし徐浜は命令に従わず、若微を守ると言う。

若微は鎧を身に着け徳勝門から出る。兵たちを鼓舞して生死を共にすることを誓う。そして戦いが始まった。

感想・考察

今回は戦のシーンがとても見事に表現されていました。そして祁鈺も活躍をしました。勇敢に戦うことができる、朱家の男だったのですね。

ただこれによりまた、若微と善祥との仲が悪くなりそうです。

第52話 皇太后の決断

始めは優勢であった明軍。しかしエセンの弟がなくなりオイラト軍が勢いを取り戻しはじめた。さらに祁鎮を北京城前で辱める行為にでた。これを見た若微は怒り、動揺して倒れてしまう。自国の皇帝が敵に辱められて嘲笑されている姿を見た兵士たちは指揮が落ち、この戦いは意味がないと言い出す。

それを知り、于謙は若微に謁見する。そして母親よりも皇太后として決断を下すようにいう。若微はこの言葉で目が覚めて、于謙のことを「于先生」と呼び、自分からの礼を受けてほしいという。

その場にいた徐浜は今日中に決めた方がいいと助言し、その日のうちに祁鎮は廃帝となった。

感想・考察

確かに皇帝でもある息子が敵に辱めを受けているのを見て動揺してしまのは分かる気がします。またそれならばもっと早く決断しなければならなかったということもあります。

今回の最後に若微は息子を廃帝にします。厳しい選択ですが、大明国の皇太后としては当然やるべきことをやっただけ。逃げ出すこともできずに、国を守るというとはとてもつらいことですね。

徐浜との会話にありましたが、祁鎮はこの捕虜生活を自分の糧とすることができたのでしょうか?祁鎮はこの後、明に戻り、帝位を自分のものにします。これを奪門の変と言います。祁鎮は民のことを思いやることができる強い皇帝になることができるのでしょうか?

第53話 玉座の重圧

第54話 捕虜の解放

第55話 母の祈り

第56話 明かされた事実

第57話 禅譲の詔

第58話 宮中の惨事

第59話 再会

第60話 白雪に散る

第61話 奪門の変

最終回 永遠なる航海へ