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処方箋電子化はいつから始まる?患者側のメリット・デメリットとは?

政府が検討している処方箋電子化。今まで紙で受け取っていたものが電子化されるということです。

電子化っていっても、いったい何がどう変わるのかよく分からないところもありますね。

またそれはいつから始まるものなのでしょうか?

私たち患者側にどのようなメリットがあり、反面どのようなデメリットがあるのか知りたいです。

今回の記事では処方箋電子化はいつから始まるのか、そして患者側のメリットやデメリットを詳しくご紹介します。

処方箋電子化はいつから始まる?

それではさっそく、処方箋の電子化はいつから始まるのか紹介していきます。

◆処方箋電子化はいつから始まる?
2022年 夏の予定

処方箋電子化は、2022年の夏をめどに運用を始めることが発表されています。

当初の予定では2023年度の導入を予定していましたが、新型コロナウイルス感染の流行を踏まえ、人と人との接触を減らすということから2022年に前倒しでの導入計画となったようです。

 

処方箋電子化の仕組みとしては、医療機関が専用のサーバーに電子処方箋を登録。薬局では患者の本人確認をした上で、サーバー上の電子処方箋の内容を確認して、薬剤師が調剤をしたり、お薬の指導をするという流れを想定しているようです。

薬局は調剤情報を登録し、医療機関は処方時に調剤情報を閲覧することができるようになります。

 

これまで、患者が複数の医療機関を受診している場合などは薬を重複して処方してしまう可能性もありました。

しかし、処方箋電子化が実施されることで、医療機関と薬局がリアルタイムで処方情報を共有でき、一人の患者の情報が一箇所で管理されるようになることで、患者へお薬を二重で渡してしまうことを防止できます。

 

また、人と人との接触を減らすということから、現在オンライン診療も普及し始めています。

病院に行かなくても家で診療を受けて、家の近くの薬局でお薬を受け取れるようになるということですね。

処方箋電子化とは?

まず、処方箋とは、病院にかかったときに、医師・歯科医師から薬剤師へお薬の処方内容の伝達をするものです。

そして処方箋電子化とは、これまで、紙でやり取りをしていた処方箋を、これからはオンラインで管理するという仕組みのことです。

 

紙でのやり取りがオンラインになるとはどういうことなのでしょうか?

また、紙でのやり取りがなくなることで、わたしたち患者側にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

処方箋電子化による患者側のメリットとは?

次に患者側のメリットを紹介します。

処方箋電子化による患者側のメリットとしては主に以下のようなことが考えられます。

1、患者は、これまで病院で診察を受けた時に処方箋を紙で受け取り、その後、薬局に行ってその紙を渡す必要がありました。ですが、紙の受け渡しが不要になることで、患者自身の手で処方箋を薬局まで持ち歩く必要がなく、負担が軽減します。

病院で受信後に、病院のすぐ近くにある薬局に行くのではなく、家の近所の薬局に行く場合などでも、途中で処方箋を紛失する心配がなくなりますね。

2、電子処方箋になると、病院から薬局へ直接オンラインで情報が送られますので、患者が薬局に行ってからの待ち時間が短縮する可能性もあります。

3、遠隔診療を受けた際、医療機関から処方箋原本を電子的に受け取り、自宅近くの薬局でお薬を受け取ることも可能となります。

4、運用形態にもよりますが、現在ファクシミリを用いて行っている薬局への処方箋の伝送を電子的に行うことや、処方箋の原本を電子的に提出することが可能となります。

5、提供された処方情報を患者等が自分で保存・蓄積することで、処方されたお薬の履歴を自己管理することができるようになります。

つまり、生活習慣病などのような長期にわたって治療が必要な場合に、家の都合で病院や薬局を変更した場合でも、今までの処方状況から同じ治療を継続できるようになります。

6、また万一の災害の時にも、医療関係者等が、患者が使っているお薬を知ることができるため、病院にかかれない状況でもお薬の提供ができるようになることも期待できます。

このように、患者側にはたくさんのメリットがあるようです。

処方箋電子化による患者側のデメリットとは?

もちろん、デメリットもいくつかあります。

処方箋電子化による患者側のデメリットは以下のようなことになります。

1、サーバー上にある情報は、自分の個人情報なのに自分自身がほとんど関与できません。もし、その情報を自分自身で見られるようにするには、本人である確認が必要になり、固有の番号などでサーバー上にデータベース化して管理する必要があります。

2、電子化されるということは、マイナンバー制度と同様に、個人情報漏えいのおそれが出てきます。

ですが、個人情報の漏洩を個人の責任で防ぐことができません。管理は全てシステム運営者(サーバー側)とオペレーターである、医療機関と薬局だけが関与する事になるからです。

3、こういった情報セキュリティは患者側には何も対処できる方法がないのに全面導入されれば電子処方箋に賛成しない患者でも拒絶することはできません。

デメリットは主に電子化によるセキュリティ関連のことになるようです。

まとめ

処方箋電子化は、患者側にはたくさんのメリットがありますが、電子化ということでセキュリティ面での不安が残りそうです。

また、今回は詳しく書いていませんが、医療機関や行政機関、国や自治体にも処方箋電子化の実施に対する懸案がいくつか残っているようです。

いろいろな懸案が解消されて、電子処方箋が予定通り運用開始されて、便利になるといいですね。