SPFとPAって一体なんのことでしょうか?紫外線対策のための化粧品でよく出てくる用語です。
でも実際のところSPFとPAの定義や意味、違いが分からなので教えてもらいたいです。
SPFとPAをうまく使い分けて、紫外線対策をしっかりと効率的にやる方法も教えてくれるとうれしいです。
このような質問に答えます。
本記事の内容
- SPFとPAの定義と意味が分かって紫外線対策ができる
- SPFとPAの違いと使い分けで目的にあった紫外線対策<ができる
本記事の信頼性
この記事を書いているのは大学で化学を専攻した理系女子です。
今は主婦をしていますが、化粧品の成分などが気になり、今まで100種類くらいの化粧品を試してきました。
なので記事の信頼性は高いと思います。
Contents
SPFとPAの定義と意味が分かって紫外線対策
SPFとPAの定義と意味などを紹介し、紫外線対策についての基礎知識を得ましょう。
SPFとPAの定義とは
SPFとは紫外線の中の紫外線B波(UVB)を防ぐ効果があるものと定義づけています。
PAとは紫外線の中の紫外線A波(UVA)を防ぐ効果があるものと定義づけています。
紫外線B波(UVB)を浴びると肌に炎症を起こします。
日焼けによって肌が赤くなりヒリヒリするのが紫外線の中でも主にB波によっておこるものです。
紫外線A波(UVA)を浴びるとメラニンが生成されて肌が黒くなります。
肌が黒くなるのがイヤな人は紫外線A波(UVA)を抑えることが大切となります。
紫外線と一口に言っても波の種類があるんですね。
波の種類、A波、B波によって、それを防ぐ効果がある成分も変わってくるので別々に定義しているということです。
SPFとPAの数値の意味は?
SPFとはsun protection factorの頭文字をとった略語です。日本語にすると「日焼け防止係数」になります。
SPFはSPF15、SPF30などのように数値が記載されています。
数値が大きいほうがUVBの防止効果が高いということになります。
SPF50以上の場合は「SPF50+」と表示します。
これはSPFが50程度あれば非常に紫外線の強い場所であったり、紫外線に敏感な人であってもUVBによる皮膚の炎症を防止できると考えられていて、SPFが50よりも高い場合は「SPF50+」と表記します。
PAとはProtection Grade of UVAの頭文字をとった略語です。日本語にすると「UVA防止効果指数」になります。
PAは「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で表記します。
「+」が多いもののほうがUVA防止の効果が高くなります。
SPFは数値で表すのにたいして、PAは「+」の数で表すのね。
表記の方法が違うから注意が必要ですね。
SPFとPAの違いと使い分けで目的にあった紫外線対策
PFとPAの違いとは
SPFは紫外線B波(UVB)を防ぐ効果、PAは紫外線A波(UVA)を防ぐ効果ということが分かりました。
PFとPAのそれぞれの目的は違うので次に目的にあった使い分けについて紹介します。
SPFとPAの使い分けとは
SPFとPAの使い分けについては以下の通りです。
日常生活(散歩や近所への買い物など)
~SPF15
PA+
野外での軽いスポーツ、レジャーなど
SPF10~SPF30
PA++
炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツなど
SPF30~SPF50
PA++~PA++++
非常に紫外線の強い場所や紫外線に過敏な人等
SPF50~SPF50+
PA+++
厚労省作成 「紫外線環境保健マニュアル2015」
日焼け止め化粧品は目的によって使い分けたほうがよさそうです。
近所への買い物程度ならそれほど強い効果がないものでも大丈夫です。
夏のリゾート地などでは効果の高いものを選んだほうがよさそう。
紫外線に弱い方はさらに気を付けて紫外線B波(UVB)による影響を減らしたほうがいいので、SPF50~SPF50+のものをお肌に塗ったほうがよさそうですね。
紫外線が肌へ与える影響についてもっと知りたい厚労省作成の「紫外線環境保健マニュアル2015」をご覧ください。
SPFとPAの定義とは?意味や違いや使い分けは?【紫外線対策】まとめ
今回はSPFとPAの定義や意味、違いや使い分けを知って紫外線対策をする方法を以下の内容で紹介しました。
- SPFとPAの定義と意味が分かって紫外線対策ができる
- SPFとPAの違いと使い分けが分かって効率よく自分にあった紫外線対策ができる
参考になれば幸いです。
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